スピーチに関する質問を色々受けている私が、
不定期でお届けしている
【スピーチお悩み相談室】
今回は、私が司会を担当した披露宴で
スピーチをされた方からいただいたご質問を
取り上げていきますね。
新郎さんの学生時代の友人の方から、
お開き後にこんな質問をされました。
『スピーチの後、同じテーブルの友人にも
散々いじられたんですが、
緊張しすぎると無意識のうちに
語尾に「はい」が入っちゃうんです。
これって直りますか?』
この質問に対して私は、
『まずは「直そう!」と
意識してみてください』
ってお伝えしました。
口癖って、無意識に出ちゃうものです。
だからこそ、
まずは自分がどんな口癖が出ているのか
知ることってすごく大切です。
奇しくもこの方のように、
友人の大切な結婚式でのスピーチの場面で
「口癖」と認識できたことは、
大切な第一歩なんですよね。
まず私が「この方素晴らしいなぁ…」
と思った要因が、
他人から指摘されたことを
ちゃんと受け止めて
それを認めている
という素直さなんです!!!
確かに緊張しすぎていて、
開宴前に私がお名前の確認に伺った時には、
「スピーチの出番になる5分前に
必ず声をかけてください。
あらかじめトイレに行っておきたいんです」
と、熱烈に依頼をされたほどです。
そして迎えたスピーチ本番。
「〇〇くんの人柄を一言で表すなら、
誠実です。はい。
真っ直ぐで誰に対しても
正直なところは社会人になった今も
変わりません。はい。
きっと新婦の〇〇さんも、
彼の誠実な人柄に
惹かれたんだと思います。
はい。」
新郎さんの人柄を
色々話してくれているものの、
語尾に必ず入る「はい」で、
せっかくのいい話も
入って来にくかったのも
事実なんですよね〜。
ご本人が一生懸命話していても、
語尾に必ず入る「はい」を
発すれば発するほど、
会場からは笑い声まで
出てきてしまったんです。
これってすご~く残念ですよね。
だからこそ、ご本人はそのことを感じて
お開き後に私に質問をしてくれたんだと
思うんですけどね。
ちなみに・・・
この方のように語尾に「はい」が
入ってしまうのは、
自分の発言に自信がないことの
あらわれでもあるんですよね。
私が、語尾に「はい」をつける人で
パッと思い浮かぶのが、
プロ野球選手なんです。
試合後のヒーローインタビューで、
語尾に「はい」をつける選手、
密かに結構多いんですよ。
特に新人選手には多いかも・・・
(あくまでも私の主観です(笑))
あっ、話が脱線しちゃいましたね。
ということで今日のまとめです。
語尾の「はい」
『まずは「直そう!」と
意識してみてください』
という話でした。
「はい」に限らず、
自分のついつい言いがちな
「話しグセ」を発見した際には、
↑の意識をぜひ持ってみてくださいね。
必要な方に少しでも拾える点があれば、
嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。