披露宴の終盤。
ゲストの元にはデザート・コーヒーが
運ばれてきます。
そんなデザートタイムが盛り上がる
ちょっとした演出があるんです。
ということで今日は、
【デザートタイムが盛り上がる演出・
ラッキードラジェ】
と題してご紹介していきますね。
【ラッキードラジェ】とは、
ゲスト数名のウェディングケーキの中に
ドラジェを仕込んでおきます。
そのケーキに
ゲストに一斉にフォークを入れてもらい、
ドラジェが入っていたゲストへ
新郎・新婦さんからプレゼントを贈り、
ゲストからおふたりへの
お祝いのメッセージをもらう・・・
という感じで一つの演出として
進行に組み込むことができます。
私ね、かつてこの演出の進行で
ちょっと苦い思い出がありまして・・・。
「一斉にケーキを召し上がってください」
と、うっかりアナウンスしたところ・・・
当たりのドラジェが入っていたゲストが、
いっぺんにケーキを食べてしまったんです。
ケーキの中に、硬いものが入っているので、
さすがに気付いてくれましたが(笑)
当たりの証拠のドラジェはその方の
胃袋におさまっちゃいました!
以来、この演出の進行の時は
「一斉にケーキにフォークを入れてください」
と必ずアナウンスするようにしています。
(やらかして、言い回しってめちゃくちゃ大事!
と痛感した出来事でした~)
ドラジェとは・・・
アーモンドを砂糖で包んだお菓子です。
アーモンド栽培が盛んな
イタリア・シチリア島で生まれた
このお菓子。
起源はとっても古く、
紀元前には結婚式の内祝いとして
ローマの貴族の間で用いられて
いたそうです。
アーモンドは1本の木にたくさんの
実をつけることから、
子孫繁栄の象徴とされています。
そんなドラジェはフランス語で、
「幸福の種」
という意味があるんですよ!
といっても、必ずドラジェに
しなければいけないというわけでは
ないのでご安心を!
私が先日司会を担当した結婚式では、
ドラジェに代わってチョコレートを
ケーキに忍ばせました。
この演出。
ゲストに負担をかけずに、
会場が一体となって盛り上がる
演出を取り入れたい!
という新郎・新婦さんには
超絶おススメなんです。
「あらためてスピーチをお願いするのは
ちょっと気が引ける・・・」
そんな思いを抱いている新郎・新婦さんでも、
この演出であれば見事当たりを引き当てた
役得として、ゲストも喜んで一言スピーチを
引き受けてくださいますよ~。
ちなみに、先日司会を担当した
新郎・新婦さんは、
当たりの方へのプレゼントとして、
ちょっとお高めなポテトチップスと
燻製セットを用意されていました。
「気になるけど、
普段自分では絶対に買わないもの」
をあえてチョイスされたんですって。
そういう視点でプレゼント選びをするのも、
楽しいですよね。
ということで今日は、
デザートタイムが盛り上がる演出
【ラッキードラジェ】
をご紹介しました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。