私が司会を担当している東京都では
3度目の緊急事態宣言が発出されて、
これまで幾度となく結婚式を
延期されてきた新郎・新婦さんにとっては
またもや悩ましい状況になっています。
特に今回は
これまでの緊急事態宣言とは違って、
結婚式を開催する際の明確な
要請内容が出たことで、
それを理解したうえで結婚式を開催する
新郎・新婦さんもいらっしゃいます。
ということで今日は、
【これも新しい結婚式のカタチ】
と題して、コロナ禍の結婚式の
現状をウェディング司会者目線で
綴っていきますね。
ちょっとわかりにくいかも・・・
なんですが、これは先日司会をした際に
私が眺めていた司会台からの光景です。
ゲストのテーブル上には、
アクリルパーテーションを設置し、
提供されている飲み物は
ソフトドリンクやノンアルコールビール、
ノンアルコールカクテルです。
【宴席=アルコール】
が自然なことで当たり前だった
コロナ以前には考えられなかったことです。
もしかしたら、
アルコールを提供できない結婚式は、
「ちょっと寂しく感じるかも?」
と思っていたけれど、
会場に集っていたゲストは
皆さん笑顔で食事を楽しんでいたんですよね~。
その光景を司会台から眺めながら、
「これも新しい結婚式のカタチかも・・・」
としみじみ思っちゃいました、ワタシ。
この日に私が司会を担当した
新郎・新婦さんも、
結婚式当日ギリギリまで
「本当に本当に結婚式をしてもいいのかな?」
とふたりで自問自答をしていたそう。
色々悩み迷う日々を過ごしながらも、
招待したゲストからの理解も得られ、
会場も感染症対策を万全に整えて
サポートしてくれるという安心感も
結婚式を開催する安心感に繋がって、
2度の延期を経て結婚式をすることを
決めています。
結果的には無事に結婚式が結んだ後には、
「本当に思い切って開催してよかったです」
とホッと胸をなでおろしている姿が
印象的でした。
これまでのように、何の制限もなく
楽しめる結婚式ができるのは
まだまだ先のことになるかもしれません。
それでも、その時々の状況や時世を鑑みて
「一組でも多くの新郎新婦さんが
安心して結婚式をできたらいいなぁ・・・」
と心の底から祈っている私です。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。