私たちの意識が、
どこからやってくるのか?について
考えてみると面白いことがわかりそう、
というお話をしました。
この意識の出所について考えてみると、
なかなか面白いことがわかってきます。
この意識について、一般的には↓のように考えられていると思います。
・意識は脳という機械から生ずるもの
・人間の意識や心が物理法則に影響を与えることはない
でも、前回の話で、
「意識」が「脳」から機械的に発生するならば、
「私の意識」は、
この世界にとっては特に必要ないもの、
ということになる、
ということでした。
そして、もし「意識」が
機能的に必要だから存在しているとしたら
どうなるんだろうか?
という話でした。
「意識」が機能的に必要だとすれば、
それは逆に「意識」の方が
脳に影響を与えているんじゃないか?
とも考えられます。
こういう↓方向性になりますね。
[意識] → [脳]
一方で、意思決定を意識する0.35秒前に
脳にはすでに電気的変化があるという話↓もあります。
「私たちに自由意志はあるのか?」
この実験結果からすると、
[脳] → [意識]
という方向性にも思われて、
なんとなく矛盾しているように感じます。
これを完璧に説明することは、
申し訳ありませんが私にはできません。(^^;;
ただこの脳の電気的変化を起こす元を
仮に「イシキ」と呼ぶならば、
それは「意識」とは、
また違ったものかもしれません。
こういうことは、
世界の一流の哲学者が研究しているので、
お任せするとしましょう(笑)。
ただ一つ言えるのは、
そんなに単純に言い切れる問題ではない、
ということですね。(^^;
形而上学的に考えてみると、
「イシキ」は、量子力学で言うところの
「観測者」に相当するものかもしれません。
この世界を観測によって確定させる元となるものです。
たまにはこんなことを考えてみるのも
面白いのではないかと思います。
