今日はもういっちょ心と意識のインフラ整備をやってゆきます脳みそ

  受動的?能動的?

自分だと思っている自分より
潜在意識の方が力をもっていて
この潜在意識がどんな傷を持っているのかに気付く事が生きやすくなるためのキーになると言うのは皆さんご存知の通りなんですが

この傷を負ってしまうカラクリを今日は少しお話し出来ればと思います。
前回のblog では受動的だと心の疲れを生んでしまうと書かせて頂きまして

能動的になることが大事と言う事を伝えたかったのです

でも大人になっても能動的になれない場合だってありますよね

能動的とは
積極的でポジティブに計画を立ててあれをやろ!これをやろう!とミッションをこなして行くことで
旅行に行こう!
仲間と飲みに行こう!
美味しいもの食べに行こう
あの人に会いに行こう!
今日は怒らないで愛を持って接する様に心がけてゆこう!
ごみ拾いをしよう!
など、自分や周りが気持ち良く過ごせる様に自分から動いてゆける事、
愛を与えてゆく側になることです。

でも、心が傷付いていると
どうせ私は…
何やっても駄目だ…
と、根っから諦めていて幸せな未来を自分で掴みに行かなくなるんですね。

その心が傷付く
というところなんですが
これが心理学的に言うと
ナルシシズムと言うところになります。

  ナルシシズムを知る

例えば子供の頃
何をしても愛してもらえて
尊重してもらえていたら
ナルシシズムは傷付かないのですが

こう言う事をやったら(言ったら)親から愛されなくなってしまったと言う経験をすると、それって
子供からすると見捨てられたのと同じなんですね。

太っている、声が可愛くない、目がキツネみたいだ、頭が悪い、癖毛だ、あの子の方が出来ている、気が利かないやつだ。
と言う能力的な事や容姿でもそうです。

見捨てるとは存在していない事にすると言うことですから
死と同じな扱いです

本当に人が死ぬときは
肉体から魂が抜けた時ではなく
人から忘れ去られた時である
とある霊能者さんが言っていましたが

親からそんな子はいらない
と言う態度をされた(もしくはそう感じてしまった)場合

ナルシシズムはズタボロで
自分の存在自体が死んでいるんですね

ナルシシズムは自己愛、自己尊重と言う事も出来て
これが無くなると言うのは本質的にはあり得ないことで、
この違和感を解放しようと潜在意識はある挑戦に出ます!

それが、大人になってから繰り返し出てくる嫌な現象にあります。

例えば旦那(妻)と話していてちょっとしたことで傷付いて不機嫌になる。と言うことがあります。

人にはわからない地雷があって
なぜそこで本気で怒るのかがわからないやつ。

これはまだ子供の頃の問題が終わっていない。と言う事を現します。


  カウンセリング例

グリーンハートAさんは人の笑顔を見るのが好きで、人に喜んで貰える事を積極的にしてゆくタイプの人なのですが
ある時急にやる気がなくなり
人からの言葉にとても敏感になって
冷たいと感じると癇癪を起こして
自分から能動的に与えて来たものを放り出して
人間関係さえも切りたくなって
でも切ったら生きて行けないので切れないと葛藤されていました。

Aさんはカウンセリングの中である記憶を思い出すことになります。
小学生の頃、母の日に何か喜ぶものを渡したいと、母の笑顔を想像しながら可愛いエプロンを買う事にしました。


すると、お母さんはとても迷惑そうな顔で「これ買ってきたの?太って見えるじゃない!」とこんなものにお金をかけるな!と言う勢いで怒られてしまったそうです。

その数年後、さらにショックな光景が目に飛び込んできます。
お母さまのクローゼットの中からぐしゃぐしゃになったあの時のエプロンが出てきたそうです。

一瞬時が止まり、
「私は大切にされていない」
「お母さんは私の気持ちなんてどうでも良いんだ」と
「私の愛が踏みにじられた!」
「お母さんは心ない人!」
と感じていたことを思い出しました。

私が「それです!」
と言うと、Aさんは沢山涙を流し
「やっとわかりました!」と号泣されました。

若い頃は、屈辱感とか愛が踏みにじられたなんて理解ができませんから
潜在意識に仕舞い込むしかなかったんですよね。

  解決法

Aさんのナルシシズムは
大人になってからも愛を踏みにじる人をまず作り
愛を踏みにじったと感じた人に
「私はあなたの事を大切に思ってこれをやったの。それが迷惑としか届いてなくて残念だよ。 私の事も理解してほしかった」
と言えたら取り戻せるのです。
(普段受け身の優しいAさんが能動的に出すから世界が変わります)

潜在意識はAさんの中に眠る、愛の戦士を呼び覚ますよう何度もこのパターンをやらせていたとも言えます。

相手の都合も大切ですが、こちらが相手の為に真摯に取り組んできた事実も伝える事も大切です。
それをしないと人の為に頑張りがちな人は、人から依存されたり、奴隷のように扱われ自分を殺してゆく事が当たり前になってしまいますからね。

  注意

ただ注意が必要なのは
あなたのためにやってあげたんだから!
と言う気持ちが強い場合は
相手の気持ちを理解していない
ただのありがた迷惑になっている場合もあるので
自分が相手をコントロールしたくて愛を与えているのかどうか振り返る必要はあるでしょう。



今回はナルシシズムに触れましたが
ちょっと別角度のナルシストを解くのも面白いです。
 過去の関連blog ナルシスと攻撃性




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