前回から続いている、40代・Aさんのご相談。

今回、Aさんからこんなお返事が届きました🌸





🌸 Aさんからのお返事

私がもしその子の隣にいるとしたら…

そうですね…

抱きしめてあげたいところなんですが…

正直に言うとちょっとイラッとして、

「そういう人を困らせる、わかりにくい態度をするなよ」

って怒りそうです。

実際、私は子供にそのように言ってきたことがあります。

これって自分に対して言っていたってことですね?

そっか…

両親も子供も両方私だった。

えっ、これが「私しかいない」と言われる感覚ですか?

今、嫉妬も恐怖もなくなってます。

すごく平和な気持ちになっています。


Aさん。

ここまで一緒に見せてくださって、本当にありがとうございました。

今回、とても興味深かったのが、小さな自分を想像したときに、

「抱きしめてあげたい」だけでは終わらなかったことです。

むしろ、

「そんなわかりにくい態度をするなよ」

という怒りが出てきた。

そしてAさんは、

「実際、私は子供にもそう言ってきた」

と気づきました。

ここで私は、

「それは自分に言っていたんですよ」

と答えを決めてしまうより、Aさん自身がそこに気づいたことを大切にしたいと思います。

もしかすると、小さい頃のAさんには、



「寂しいなら寂しいと言えばいい」

「心配してほしいなら、そう言えばいい」


と、自分自身に対して怒っている部分もあったのかもしれません。

でも、子どもの頃って、そんなに上手に言えないんですよね。

「私を見て」

「寂しい」

「もっと大切にして」

そんな気持ちを言葉にできなくて、拗ねたり、怒ったり、困らせたり、時には家出という形で表現することもある。

そして大人になってから、似たようなものを誰かの中に見つけると、なぜか強く反応してしまう。

Aさんは今回、自分の子どもに向けていた言葉と、小さな自分に向けて出てきた言葉が、同じだったことに気づきました。

そして、


「両親も子供も両方私だった」


という感覚まで出てきた。

Aさんが質問してくれた、

「これが『私しかいない』と言われる感覚ですか?」

について。

私は、

「そうです。これが正解です」

とは決めたくありません。

でも、自分の外側で起きていると思っていたことを辿っていったら、自分の内側にも同じものがあった。

相手を通して、自分でも気づいていなかった自分に出会った。

もしAさんが、それを「私しかいない」という感覚として受け取ったのなら、その体感を大切にしてみてほしいと思います。


🌿 そして、一番大切なのはここです

Aさんは最後に、

「今、嫉妬も恐怖もなくなってます」

「すごく平和な気持ちになっています」

と書いてくれました。

私はこれを読んで、このご相談の最初を思い出しました。

始まりは、

「旦那さんに嫉妬してしまいます」

というお悩みでした。

でも私たちは、嫉妬をなくそうとはしませんでした。

「嫉妬しない自分になろう」

とも、

「もっと自信を持とう」

ともしていません。

ただ、

「この嫉妬は何を伝えているんだろう?」

と見ていきました。

そうしたら、

「置いていかないで」

「私を必要として」

「心配して」

「抱きしめて」

という、ずっと奥にあった気持ちが出てきた。

そして最後には、自分が誰かに向けていたものの中にも、自分自身がいたことに気づいた。

その瞬間、Aさん自身から、

「嫉妬も恐怖もなくなった」

という言葉が出てきました。


私はここが、とても大切だと思っています。

感情は、無理やり消さなくてもいい。

嫌な感情が出てきたとき、すぐに、

「こんな自分はダメ」

と直そうとするのではなく、

「あなたは私に、何を教えようとしているの?」

と聞いてみる。

するとその感情は、自分でも知らなかった自分へ連れていってくれることがあります。


💌 Aさんへ

今回で、この公開相談はいったん完結にしたいと思います。

でも、

「もう嫉妬してはいけない」

とは思わないでくださいね。

また嫉妬する日があってもいい。

また怖くなる日があってもいい。

そのときは、

「また出てきた。ダメだ」

ではなく、

「今度は何を教えに来たのかな?」

そんなふうに、自分に聞いてあげてください。

今回Aさんが感じた、

「すごく平和な気持ち」

その感覚も、ぜひ覚えておいてくださいね。

そして何より、誰にも話したことがなかった気持ちを、ここで話してくださったこと。

本当にありがとうございました🌸


🌷 この連載を読んでくださった皆さまへ

嫉妬も、怒りも、寂しさも、拗ねる気持ちも、私たちはつい「なくした方がいい感情」だと思ってしまいます。

でも、もしかしたらその感情は、あなたを困らせる敵ではなく、

「まだここに、あなたがいるよ」

と知らせてくれているのかもしれません。

あなたにも、どうしても消えない感情があったら、その感情を悪者にする前に、少しだけ話を聞いてみてください。

「あなたは、私に何を伝えたい?」

そこから、思いもしなかった自分に出会えるかもしれません。


40代・Aさんの公開相談、これにて完結です🌸