(つづきの最後)
次はわり算。
わり算を累減で解釈するということは,包含除で考えることになり,除数は「1あたり量」(被乗数)で,商は「いくら分」(乗数)となる。
★(+)÷(+)の場合
(+12)から(+3)を(+4)回累減できる。
(+12)÷(+3)=+4
(+12)-(+3)-(+3)-(+3)-(+3)=0
つまり,
+12=0+(+3)+(+3)+(+3)+(+3)=(+3)×(+4) の逆演算となる。
★(-)÷(+)の場合
(-12)から(+3)を(-4)回累減できる=(-12)から(+3)を(+4)回累加できる
(-12)÷(+3)=-4
(-12)+(+3)+(+3)+(+3)+(+3)=0
つまり,
-12=0-(+3)-(+3)-(+3)-(+3)=(+3)×(-4) の逆演算となる。
★(+)÷(-)の場合
(+12)から(-3)を(-4)回累減できる=(+12)から(-3)を(+4)回累加できる
(+12)÷(-3)=-4
(+12)+(-3)+(-3)+(-3)+(-3)=0
つまり,
+12=0-(-3)-(-3)-(-3)-(-3)=(-3)×(-4) の逆演算となる。
★(-)÷(-)の場合
(-12)から(-3)を(+4)回累減できる。
(-12)÷(-3)=+4
(-12)-(-3)-(-3)-(-3)-(-3)=0
つまり,
-12=0+(-3)+(-3)+(-3)+(-3)=(-3)×(+4) の逆演算となる。
つまり,
かけ算の場合 「マイナス回累加」=「プラス回累減」
わり算の場合 「マイナス回累減」=「プラス回累加」
と,マイナス回の演算をプラス回の演算に解釈しなおせば,トランプカードで正負の数の乗除を理解できる。しかし,分かりにくい。