山本 真弓です。
ダウン症児の三女と生活していてよく思うのが、
この子には全く
「普通はこうするべきだ」
みたいな『枠』がないんだよなーということ。
すべて自分が基準。
アイスが食べたかったら食べる。
二本目も食べたかったら取ってくる。
三本目も食べたかったら取りに行く。
そろそろ満足したからテレビを見る。
こんな格好でw
こたつは上から足を入れて使う(笑)
まぁ独特♡
これはほんの一例なんですが
とにかく三女は
基準が「自分」にある。
普通はこうだよね、とか
あの子と同じようにやらなくちゃ、とか
そういうのが全くないんですよね。
幸い我が家はみんな
そのへんがわかってるというか
「そりゃそうだよね。
三女のペースでいいよね。」
と思っているので
ダメなことは少しずつ教えつつも
ま、今できなくたって何も問題ないよね
というスタンスのため
三女らしさ全開で幸せに生きているのですが(笑)
これがもし、私が三女を
世間の常識に合わせようとしてたら
三女はことごとく合わせられないので
きっと事あるごとに周りとの差を感じて
気分が悪くなっていただろうなーと思ったのです
これって、けっこう
子育てあるあるじゃないかな?
と思うのですね。
ある方に教わった
「100点症候群」
っていう考え方が私はとても好きなのですが、
どういうことかというと
そんな風に気分が悪くなる時って
外に100点(正解)の
答案用紙があって、
それに当てはまらない自分は減点!!
としてしまっているからなんですね。
でも、
基準は自分にある。
この自分がいつも100点だ!!
という視点に立つと
どんなにできていないことがあっても
そんな自分が100点なんだから
周りがどうあれ、
何も問題なくなるんですよね。
これが、アドラー心理学でいつも言っている
「不完全な自分を受け入れる」
ということと同じ♪
たとえばうちの三女は
3歳前くらいにやっと歩けるようになったのだけど
世間一般的な発達の基準では
「1歳前後で歩き始める」
という
一つの目安があるわけです。
でもね、
そうはいっても
初めから発達ペースがゆっくりなんだから、
三女にはそんなの無理なんですよ(笑)
1歳で歩くのが100点。
だから1歳でやっと寝返りしてるのは減点。
↑
もしこんな図式が頭の中に君臨してたら
そりゃ、嫌な気分になって当たり前ですよね
「世間の正解から外れてるこの子を
なんとか正解に合わせにいかなくちゃ!!」
と、必死で追いつかせようとしていたと思います。
でも、「自分が100点」であれば
1歳でゴロンゴロン寝返りしてる三女が100点!!!
3歳で歩いた三女が100点!!!
いつも花丸~
になるのです。
めっちゃ平和でしょう???(笑)
この子にとってはそのペースが100点。
という風にとらえることができていれば
基準がこの子になるので
この子が正解なので
何も問題ないやん!!
になるのですね(^^)
だからいつも気分が良い
いちいち情報に惑わされて
落ち込むことがない
だからいつも気がラクだし
逆説的だけど
その方がゆるむから
結果的にぐんぐん伸びちゃうんですよね(^^)
私は、そんな風に
基準が自分(三女)にある状態で
「このままでも何も問題ないけど、
よりキレイに歩けるようになったら嬉しいから
習いに行こう♪」
…というスタンスで
1歳後半ぐらいから
ダウン症児の赤ちゃん体操に通っていました。
その時のブログにも同じことを書いてた!
「このままではダメだから療育しなきゃ!」
という動機だと
「ダメ」が前提だから
どんなにがんばっても「ダメ」が続くんですよね。
外に100点の答案用紙があるときって
なんだかエネルギーが重たい!!
でも、内側に、自分に答案用紙を戻すと
周りがどうあれ、
たとえ不完全であっても「OK」なので
安心して、リラックスして子育てできるようになるから
そりゃ子どもものびのび育ちますよね♡
学校教育では
いつも「100点」を求められてきて
それに合わないと減点されてきましたよね。
だから私たちって
ついつい「減点思考」になりがちなんです。
でも、それは子育てにおいては、
特に障害児育てにおいては
全くいらないよなーと思います。
わざわざ気分を悪くしてどーするの???
唯一無二のわが子に
「それ、最高だよ!何も問題ないよ」
と言ってみよう。
どんな姿にも100点をあげてみよう。
それって最高の勇気づけになるから♡
ということで
本日はそんなお話でした♡
Information
11/21(火)スタート予定
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「FAIRYメソッド ベーシック」2期