愛犬サファイアの突然の死で、嘆き悲しみ、すっかり意気消沈してしまった私の様子に周りのミャンマー人達はビックリで、どうして良いのか分からなかったようです。
お隣の大家さんから連絡があり、「貴女があんまり悲しんでいるから、ちょうど中国との国境、雲南省に行く人に雲南省で仔犬を買ってくるように頼んだので、もうすぐサファイアと同じ白いオスの仔犬をお届けします。」とのこと。
別に白いオスの犬が欲しい訳じゃない。サファイアが居なくなった家の中を、新しい犬が歩きまわるなんて考えられない。
「ご心配なく、結構です。」との私の辞退を遠慮と思った大家さん。
それから2時間後、サファイアが死んでちょうど1週間後にニコニコと自信たっぷりに白い仔犬を抱いて登場してしまいました。顔を見たら何とペキニーズ。私は犬は鼻が出てとんがった顔が好きなのに!!!
どうしよう。2日間も陸路ヤンゴンまでたどりついたチンクシャな顔の仔犬を見て、おもわずプッと噴き出してしまいました。それをそっと見ていたスタッフ達が「良かった、良かった、これで元気になる」と喜んでいます。みんな心配してくれていたのね。
でもこの荒療治が結果的には良かったようで、私のペットロスは乗り切れたような気がします。
我が家の宝石の名前をつけるという慣習に基づきパールと名づけました。
とっても気の強い、パール。おお威張りで我が家を闊歩しています。
MESO(ミャンマー教育支援機構)