前にもブログで書きましたが、平成30年の宅建業法改正に
より契約前の重要事項説明でインスペクション(建物調査)
の説明が義務付けられていますが、今回はインスペクション
の弊害について現場で感じた事を書いてみます。
インスペクションが義務だと勘違いする方がいますが、
宅建業法上はインスペクションが義務付けでは無く、
インスペクションをしたかどうかを重要事項で説明する
義務があるだけです。
インスペクションの考え方は、不動産業者や担当者に
よって異なりますが、一般的にはインスペクションを
する事で以下のメリットがあると言われています。
①売主は売った後のトラブル回避出来る。
②買主は不具合の内容を明確に知る事で安心して
購入出来る。
➂仲介をする不動産会社は引渡し後のトラブルを
回避出来る。
確かにこのような一面も少しはあるとは思います。
しかし個人的には、買主にとってはメリットでも、
売主と不動産会社にとっては一概に良いとは言えず、
むしろ法律が細かくなる事による弊害の方が多いと
感じています。
当社では売却依頼を受けた中古住宅について必ず
インスペクションを依頼しているわけではあなく、
買主から求められた時に依頼するくらいです。
当社のリフォーム済の物件でもインスペクションが
入ると、数センチの塗装剥がれなど細かい箇所を含めて
10箇所くらい指摘事項が上がって来るので、リフォームを
していない築古の住宅だと数十か所の指摘事項が出て
来る事も珍しくないからです。
数年前に当社で約1000万円かけてフルリフォームした
物件で、買主が「さ〇ら事務所」にインスペクションを
依頼した時がありますが、1cm以下の細かい塗料のムラ、
経年劣化による不具合、過去の雨漏りのシミを含めて
数十ページの調査報告書が上がって来ました。
その時は、調査報告書を見た買主さんが不安になって
大幅な値引き交渉を持ちかけられ、別の物件では契約
不成立になった事も何度かあります。
リノベーション古民家の時は、経年変化による柱や床の
撓みが指摘事項(これを補修するのはほぼ不可能)
として上がって来た時があります。
建物が古くなれば、当然経年劣化による不具合が出て
来るので、不動産会社は経年劣化や自然損耗による
不具合を前提に査定価格を出します。
どんなに説明しても誤解される方が一定数いますが、
経年劣化や不具合を考慮して査定をしているのに
経年劣化による不具合も瑕疵(隠れた欠陥)で売主が
全て補修しなければならないと言うなら、中古住宅の
売買も成立せず査定する意味が無いと思うのです。
現在の法律は経年劣化による不具合も売主が補修
義務を負うと消費者に誤解されやすく、解釈を巡って
新たなトラブルの種になっているので、その辺りに
課題があるように思います。
今回私が書いた事は、工務店や不動産業者の営業
担当者間でも「この法律絶対おかしいですよね」という
話題が出て来る事が何度もあります。
他社からの情報を聞いても、法令が細かくなっても
全国的なトラブル件数は減るどころか増えている
気がします。
インスペクションの制度は買主さんを不安にして
しまったり、中古住宅に新築並みの性能を期待して
引渡し後にトラブルが発生するデメリットもあるので、
個人的には簡素化した方がトラブルは減るのでは
ないかと思っています。
現実的には難しいですが、現場を知らない官僚達が
単独で法律を作れる現在のシステムを、現場経験の
ある人達が作れるように変わらなければダメだと
思うのです。
話が脱線したので中古住宅の話に戻すと、
自社物件では事前に業者さんに建物を確認してもらい、
調査結果を元にリフォームを実施しています。
ただし、いくらリフォーム済とはいえ中古住宅なので
どうしても経年劣化があり「新築並みの品質」では
ありません。リフォームの程度、経年劣化を含めて
査定価格や販売価格を決めています。
一般の売主から依頼を受けた中古住宅の場合は、
経年劣化を元に査定を行い、現状販売を原則として
気付いた不具合は事前に告知しています。
他社の営業担当者とも話が出る事がありますが、
ここ数年は、案内時に説明しても契約時に書面に
残してもトラブルを完全に防ぐ事が難しくなっている
と感じています。
実際に、クレーマーが増えていませんか?
と聞くと多くの業者は「増えていますよ」と言い
ますし、分からない人にはどんな説明をしても
ダメなので買主を選んでいかなければいけなく
なったという話も出ました。
この辺りの背景について、陰謀論だと思われるかも
知れませんが、私はコロナの汚注射も原因の1つでは
ないかと疑っています。
打った人の中には弊害として以下の症状も現れる
人もいるようなので・・。
偏桃体が興奮する。
※悪い思い出を記憶する場所でもある。
偏桃体が興奮すると精神的にも免疫的にもおかしくなる。
松果体がやられる。視床下部がやられる。
※松果体は第三の目と言われる所なので、
直観力が無くなったり、集中力が無くなったりする。
その結果として、理不尽なクレームが増える事にも
繋がっているのではないか・・と推測しています。
話が脱線しましたが、
不動産屋に騙されたというのは20年以上前の話で、
逆に今の不動産業者は理不尽なクレームからどう
身を守るかを考えている状況です。
なので、中古住宅の場合は自社物件・仲介物件を
問わず経年劣化による不具合を前提としか価格で
ある事を説明して、契約書類の案を買主に確認して
もらい納得した方のみに売買する方針です。

















