自分を変えるというのは、
貧乏だった人が、お金持ちになること
ではありません。
駄目ママだった人が、良いママになること
でもありません。
モテない人が、モテるようになること
でもありません。
性格のキツイ人の、性格がやさしくなること
でもありません。
そのままの自分に戻ることを
自分を変える
といいます。
無理をして、自分じゃない生き方をしていたのを止めて
自分らしく生きるようになることを
自分を変える
といいます。
よく、心屋系のブログで言われるのが
次のような間違い。
（間違いって、言っていいのか分からないけど）
・カウンセリングを受けて、ダメな自分を卒業したい！
・子どもを怒らない、いいママになりたい！
・悪い性格を直して、パートナーを見つけたい！
こういうふうに悩む人が、理想の自分になるために
カウンセリングを使っても
上手くはいかない訳なのです。
なぜかというと、自分を否定して
変わろうとしているから。
そうではなく、自分を変えるとは
自分を否定して、頑張っていたのを止めて
そのままの自分を
認めてあげることを言うのです。
（心屋では）
こんな自分は、ダメだ。
こんな自分であっては、いけない。
だから変わらなくちゃ！
を
やめて、
ダメな自分を受け入れてあげる。
こんな自分を許してあげる。
そのままの、欠点のある自分を、認めてあげる。
そうすると
自分の周りで起きていた、辛い出来事や
苦しい出来事が
減っていくのです。
そして、辛い・苦しいが減ってくると
「ああ自分は、無理をして変わらなくても良かったんだ」
ということに気づいたり
「自分は、そのままの自分で良かったんだ」
ということに気づくようになる。
そうなった時に初めて、
人によっては、思いもよらなかったお金が入ってきたり
ずっとモテなかったのに、恋人ができたりする。
１０数年間、断絶していた家族の絆が
また繋がったりする。
これが、心屋でいうところの
〝変わる〟です。
自分の思い通りに、
理想通りに〝変える〟ではないのですね。
本当の自分を受け入れて、自分らしく生きてみた時
その時、はじめて
思いもしなかった、良いことが
起きる訳です。
杉の木は、まっすぐに生えるけれども
松の木は、曲がって生えます。
松の木が、
「木はまっすぐに生えなければイケナイんだ！」
と思い込んで、
杉の木のような生き方をすれば
辛くなります。
松は、曲がって生えていいんです。
曲がって生えることを受け入れられれば、
松は、松らしく生きられます。
薔薇の花が、百合のマネをしようとしたら
薔薇の花は、苦しくなります。
本当はトゲだらけで、目立って、華やかなのが薔薇なのに
女性は、百合のように お淑やかにあるべきだ、と思い込んで
百合のように生きたとしたら
薔薇の花は、苦しくなります。
私たちは
性格がやさしい人ばかりでは、ありません。
性格がキツクても、いいんです。
良いお母さんばかりでは、ありません。
ダメなお母さんでも、いいんです。
顔がいい人ばかりでは、ない。
可愛くなくても、いい。
仕事ができる人ばかりでは、ない。
仕事ができないポンコツがいても、いい。
私たちは、そのままでいい。
そのままの自分を受け入れてあげることで、
楽に生きられるようになります。
心を開いて、生きられるようになる。
そして、楽に生きられるようになると
今度は、否定の気持ちからではない
「こういうふうになりたい…」
という思いや、
「こういうことをしてみたい…」
という思いが、心の中に育ってくる。
この思いが育ってくると、
否定的な気持ちからではない、
肯定的な前向きな気持ちで
自分を変えたい、変えてみたい、と
思うようになってきます。
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