昨晩の台風は、すごかったですね
大風と雨のせいで、やることがなく
SNSを眺めていると
「台風怖い」「危険！」「警戒！」「気を付けてください！」
の投稿のオンパレード。
見ていると、気分が悪くなるので
すぐにページを切り替えました
さいわい、スマートフォンが
現在の地域の災害状況を、アラームとともに教えてくれるので
（このせいで、ちょっとびくっとしたけど）
台風の状況を把握するためにTVニュースに噛りつき…
ということも無かったですね。
文明って、すごいです。
１０年前の東日本大震災では、なかったですよこんなの。
夏河は、比較的おだやかに
台風の一夜を過ごせたと思います。
暴風域に入った時は、家が揺れたので、さすがにびびりましたけど
書き物の仕事などをすることができました。
最初は、一日中警戒するつもりでいたんだけど
警戒しすぎる必要がないことに気づいて、やめました。
対策は万全にしていたから
もうこれ以上は、することがなかったんですね。
それから
１０年前の東日本大震災の時の、経験が活きました。
あの時は、地震の恐怖もさることながら
私は、親との確執からくる心理的ストレスで
ぶっ倒れちゃっていた時期だったんですよ
精神的に弱っていたから、何をするにも怖い。
誰かに側に居て欲しい。
そんな時に、東日本大震災。
Wパンチどころじゃないダメージでした。
よく乗り越えたなぁ…と我ながら思います
１０年前の災害で、私は
自分の力の至らなさを痛感しました。
もう、自分がどうしてもダメな時は
人（他人）に助けてもらおう！ …と覚悟を決めました。
そして、人とコミュニケーションをすることの重要性を感じました。
人に助けてもらえる自分になろうと、命がけに近い気持ちで、決めました。
それから１０年、自分ってまだまだだなぁ…と思うことはあるけれど
あの時の苦しさの中で決意したことは、
今の自分の中で、形になっていると感じました。
私は
もし、昨日の台風の中で
家が倒壊したり浸水したりしたら
人の力を借りるつもりでいましたよ。
さいわい、区内のほぼすべての学校が、避難所として利用できる状態だったし
停電になっても、同じように困っているであろう、皆がいることを知っていたし
家や地域が被害にあっても、
政府や非営利団体が、復旧にきてくれることを知っていました。
いざとなったら、そのへんの人に
「助けてください！」
って、叫んで回ったっていい。
そのくらいの心づもりでいた。
だから、大規模災害だとニュースで騒がれていたにしては
穏やかに過ごすことができました。
昨日、SNSなどで
台風怖い！ 危険！ 警戒！
と発信していた人たちって
もし、被害にあったら、自分の力でなんとかしなきゃイケナイって
思っていた人たちじゃないかな？
自分の住んでいる所が被害にあったら、たいへんなことになる
と
思い込んでいたんじゃないかな？
もしその思い込みのせいで
何とかしなきゃ！
怖い！
の気持ちが大きいのだとしたら、
自分の力だけでなんとかしようという発想は捨てて、
他人と力を合わせて（他人の力を借りて）
なんとかしよう。
というふうに、
努力する方向を変えてみたら、どうかな？
そして、
なんとかしようとしなくても
なんとかなるみたいだ…ということが
なんとなく分かったら、
必要以上に警戒したり、怖がったりすることもなくなると思う。
誰かの力を頼れる自分になっておく、
誰かと力を合わせられる自分になっておく、
という努力は
自分の中から、なにかを必要以上に怖がるということを
なくしてくれる
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