これが、自分にとっての
最大のご褒美だった
さて、どっから話していいものか
高尾山に登ってきました。
誕生日プレゼントだったの。
はい、いま分からねーって顔した人、挙手!
だいたいその感覚であってるよ~(笑)
専門学校時代からの悪友ふたりが
私こと、かずちゃんの
誕生日を祝ってあげると言い出しましてね
「どこ行きたい?」
って聞かれたから、
「高尾山!」
って即答したんです。
電話口の向こうでな顔をしている、友の様子が目に浮かんだ♪(∨v∨)
したら、前日になって
もうひとりのトモダチが
「山に朝登らないでどうする!」
的なことを言い出しまして。
行きました。
狛犬の隣にシバイヌがいるの、分かるかな…(笑)
待ち合わせは7:00だった。
ちょいと早く到着しすぎた。
ベンチでじっと座っているのも寒くてしんどい。
友が来るまで高尾山口駅前の、氷川神社っていう所にお参りをすることにした。
引いたおみくじは、大吉!
こいつは幸先いい
引いたおみくじに、旅の期待感を膨らませつつ
7:00近くなったから、神社を降りると
駅の方から歩いてくる背の高い男が、こちらに向けて手を振ったのが分かった。
友である。
友は身長180㎝超(左)。
かずちゃんは173㎝(右)。
普段とは違う場所で会うという、不思議な喜びを感じつつ
気持ち早足で駆け寄ると
友は、出会ってから開口一番こう言うのだった。
「おい、アイツ寝坊して遅刻するって言ってるぞ!」
「は…?」
我が耳をうたがう。
ネボウシテチコク?
何のことだ、単語が耳に入らない。
〝アイツ〟とは他でもない
「山に朝登らないでどうする!」
と前日に提案して、
今日朝の7:00。
高尾山口に来させたアイツのことである。
「どーする、寝坊したって言ってるけど!」
「……。」
かずちゃんは、さっき氷川神社で引いたおみくじを思い出し
ポケットから出して広げてみた…
待人:きます
『来ねえじゃ~ん!』
幸先よく、神様に笑かしてもらった
旅の始まりだった。
(つづく)
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