Mary Bowen ワークショップ | めるもバレエ metamorphose Ballet

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バレエスタジオをつくることになり、奮闘する様子を中継してます。

2024年2月オープン
東横線 日吉 綱島・グリーンライン高田駅@横浜

 泣く子も黙る!?ファースト・ジェネレーション、Pilates氏ご本人から学んでいた第一世代のピラティス・ティーチャー、メアリー・ボウエン先生が来日してワークショップを開催されました。

 メアリー先生は現在81歳!すらっとした背筋、堂々とした立ち居振る舞い、大きな笑顔、楽しげな声。お話の中で、「これは70代の時にわかったことなの」「これは80代になって理解したのよ」とおっしゃることが幾度も。彼女の人生は日々新たな発見に溢れていて、歳をとることで得られる充実感の大きさがうかがえました。すごいなあ。

 第一世代のピラティス・ティーチャーといえば、世界中のインストラクターを牽引するピラティス界の生き字引。ご高齢で、これほど偉い先生のお話ともなれば、身動きせず、音を立てず、トイレにも立たず、無駄口など厳禁。。という心構えが必要な勉強会、と考えていたのですが。

 メアリー先生は、長い間からだの緊張によりうまく呼吸ができなかったそうです。コメディアンとして舞台に立つうち腰痛を患い、新聞で見かけた記事に導かれてPilates氏のスタジオに通うことになったそうですが、それでも「猫のような」自然なからだは手に入らなかった。

 そこでメアリー先生の呼吸を助けたのは、「あくび」でした。呼吸がうまくできないメアリーは、長らくあくびができなかったそうです。猫と共に暮らし、「あくび」を覚えることで自然に息を吸い、吐き、60代の時に初めて自分の背骨が猫のように伸びたとお話しされました。

 鍵となった「あくび」は、メアリーにとってとても大切なもの。私達はワークショップの間中、「あくび」を隠すことを禁じられました。人前で堂々とあくびをする。うーん、これはこれで逆に難しいのだった。。

 動物というものは、あくびをするし、常に何かしら動いてじっとせず、色んな音を出すもの。動物としてからだに起こるそれらを禁じてしまっては、いくらエクササイズで鍛えても本当に自然な動きは出てこない。メアリーはそれを自身の人生をもってして分かっているので、エクササイズの中にも「あくび」を取り入れ(ちゃんと「ふぁ~あ」という声がでるまでやり直し!)、身動きやトイレを禁じず、私達を動物として扱ってくださいました。

 動物として扱われる。これがどれほど楽で、リラックスを促進させることか。それでいて、ほったらかすのではなく、スタジオの隅々まで目をいきわたらせ、誰かが緊張していないか、緊張があればそれをほぐすために気を配り続けるメアリー先生なのでした。

 あくびの効用は自然な深い呼吸だけでなく、酸素が入って集中できるようになる、耳の器官もリラックスする、そして泣くことも、からだに良いそうです。眠るためにすることではなく、目を覚ますために必要であると。確かに、人の話を聞きつつ、思いっきりあくびをするとすっきりするわあ~。

 あくびで目が覚めるような!?たのしいワークショップでした。「考えすぎると動きを阻害してしまう、からだ自身が知的な動きをもっている」、メアリー先生から本当のリラックスを通じて教えていただいたことです。リラックスするのって、とても難しいことですからね!こんなこと言ってる時点で、考えすぎなのです。

 メアリー先生にお会いできたことはもちろん、ポールスタースタジオコース同期のみんなに会えたことも、大きな心の収穫になりました。みなさん、よい週末をありがとうございました!

[Polestar]文化系ピラティスインストラクターのブログ[Pilates]-メアリー・ボウエン

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