うまれかわる、からだ。 metamorphose

うまれかわる、からだ。 metamorphose

座学からはじまるマシンピラティス。「マンツーマン授業」で進む塾方式のちょっと特殊な教え方をしています。

東横線 日吉綱島・グリーンライン高田駅@横浜

ピラティス

私の生徒さんは専門性の高いご職業の方が多く、医療従事者の方々やピアノの先生、学校の先生、塾の先生など…(先生率たかっ)

 

法に反するのであり得ないのですが、仮に医療従事者の方にお仕事を教えていただいて、私がそれを遂行できるか考えてみると…

 

絶っっっっ対に無理ですよね。

 

その方ができるのは資格をお持ちであるのはもちろんのこと、日々それに従事されて訓練が成されているからです。

 

完全にプロの領域ですから、素人に教えるなどということはありません。

 

でもバレエとか、ピアノとか、ピラティスって…

 

専門家の領域のことを、素人さんに教える仕事なんだ!

 

なんという無茶なことを!しているんだ!

 

そりゃあできなくて当然ですよね昇天

 

私がお注射したりお薬処方したり40人クラスの担任をしたりできないのと同じです。

できるわけないそんなの、教えてもらってもさー、急にさー。

 

専門職の中でも、自分自身が専門性が高いことに従事するタイプと、それを一般の人に教えるタイプの職業があって。

 

よくよく考えてみれば、私も日々プロフェッショナル達から到達しようもない領域の内容を教えてもらい、教えようとしてるんだなー。

 

バレエもピラティスもピアノも難しいですが、例えればそれは急に「はい、画像診断してー。手術執刀してー」と言われてるようなもの…

 

専門家じゃなきゃできないよう〜予防接種

 

生徒さん方は日々そういう、絶っっっ対に私ができないお仕事をされているので、改めてすごいなーと思いました乙女のトキメキ

 

 

 

  

 

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Youtubeはもう生活の一部ですよねスマホ

 

あんまり更新できていませんが私も細々と自分のチャンネル運営してます。

 

 

ピラティスご興味ある方はぜひチャンネル登録と👍 お願いしますルンルン

 

見る側としても、ストレッチやお出かけ準備の時にBGMとしてバレエ動画を流したりバレエ

ほんとテンション上げてくれるので助かるぅ〜

 

みなさんご存知の通りYoutubeは収益化できるメディアなので、素晴らしい動画もたくさんある代わり、釣りサムネ&タイトル・扇情的な内容のものも多くなってしまいます。

 

私は何度かショップチャンネルなどTV放送に出演したことがあり、デモモデルだけでなくゲストとしてトークをした回も複数あります。

 

 

 

 

台本がない生放送でしゃべるのは大変なのですが💦

 

放送中に問題発言があると編集できないので

 

放送局で、出演前にいわゆる放送禁止用語についてのマニュアルをいただき事前注意を受けました。

 

いくつか気をつける点を伝えられ、印象に残っているのが例えば「数字を使わないでください」という話。

 

「この商品は『一番』良いです!『一番』優れています!」などと言ってしまうと、根拠を問われてしまいます。

 

宣伝するという行為は抑制が利かず暴走するものですので、法的な規制があります。

 

景品表示法の他にも医師法や薬事法などに引っかかるような発言、ピラティスのセッションでも生徒さんの身体を見て診断するような行為、医療行為は細心の注意を払って避けなければいけません。

 

 

広告代理店はもちろんこのことを分かっていて宣伝を打っています。

 

TVCMなどは規制をクリアしているはずではあるのですが、「???」な商品がさも効果があるように謳われるのもよく見ますよね。

 

規制されているCMでもそうなのに、Youtubeは…?

 

景品表示法第5条第1号は、事業者が、自己の供給する商品・サービスの取引において、その品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、

  1. (1)実際のものよりも著しく優良であると示すもの
  2. (2)事実に相違して競争関係にある事業者に係るものよりも著しく優良であると示すもの

であって、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められる表示を禁止しています(優良誤認表示の禁止)。

具体的には、商品・サービスの品質を、実際よりも優れていると偽って宣伝したり、競争業者が販売する商品・サービスよりも特に優れているわけではないのに、あたかも優れているかのように偽って宣伝する行為が優良誤認表示に該当します。

 

釣りサムネ&タイトル・扇情的な内容の動画、ほぼこんな感じ上矢印じゃないですか笑

 

「瞬時に効く」とか「3日で痩せる」とか「1日5分2週間で180度開脚」とか「大転子消す」(?!?!)とか、あり得ない数字や煽り文句の羅列です。

 

法令違反はかなりの数でしょうが、規制は無理でしょう。

 

広告代理店が作るCMでは出てこない違法ワードがYoutubeには溢れている。

 

プロではなく素人が作っているからです。

 

そこが余計に危ないポイントでもあるのでしょう。

 

「芸能人はCMで広告代理店が書いた虚偽のセリフを言っているだけだけど、Youtuber(素人)の話は事実だから」

 

という発想に視聴者がなりやすい。

 

法的規制が入らない宣伝行為は、こんなにも大仰に野蛮になるのです。

 

全ての個人SNSを広告代理店が仲介することはあり得ませんので、法令違反について教育されることもなく今後もこのような過激なワードが跋扈し続けることでしょう。

 

楽しく視聴しつつ、健康系Youtubeの内容は大体がいい加減で嘘ばっか〜くらいに思っておいてちょうど良いと思います。

 

エンタメですから。

 

といってもその分野に無知なまま荒唐無稽な内容を信じてしまうと有害ですので、釣りサムネ&タイトルなどで判断するようにしてみてください。

 

事業者が、自己の供給する商品・サービスの取引において、その品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、

  1. (1)実際のものよりも著しく優良であると示すもの

上矢印このように感じられるものは見なくて良いと思います。

 

「3日で痩せる」なんて夢があるので信じたくなりますけどね。

 

「楽をしたい」という人間の根本にある心理を利用した方が圧倒的にバズるのです。

 

それを踏まえて回っている(再生回数が多い)動画を見ると、我々人間はどれだけ怠惰なんだと恥ずかしくもなります。

 

 

 

 

不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められる表示

上矢印良いものに思えて判断がつかなくなる、それが脳に入り込む宣伝という手法です。

 

買い物で過去一度も後悔したことがないなんて人はいないでしょうが、霊感商法など、ごく一部とは言えない大人がさんざんに騙されるものですので。洗脳怖い。

 

明らかな虚偽情報を、わざわざクリックして脳に取り入れる必要はないと思います。


最近こんな話を複数の生徒さんとしたので、まとめてみました〜。

 

 

  

 

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筋力・体力がないとIQが下がるという😱本日の私の実体験についての話です。

 

「『筋力ないと頭が悪い』なんてひどい言い草!」と言われそうですが、実はどなたもご経験があることなんじゃないかなーと思います。

 

私は大人(35歳くらい)からバレエをしていますが、長年お一人の先生のレッスンしか受けたことがなく、内容は大人初心者に合わせたレベルのものです。

 

早くて複雑な動きで崩壊するよりは、基礎をきっちり守った動作を身につけられるようにというクラスです。

 

それしか知らずに続けてきたのですが、最近は事情があって別の教室にも通い始めました。

 

そのお教室は、これまで私が受講してきたレベルからすればアンシェヌマンは速く複雑で、ついていくのが大変です💦

 

「こ…これは…カンパニークラス!?(そんなわけない)

 

と思うほどに😂

 

ポワントも30分間ほぼバーのみの経験しかなかった私、新お教室ではセンターでアレグロ、グランジャンプまでしっかりあります。

 

もう本当にアレグロが…動けない…

 

ご指示いただいたアンシェヌマンが、動く前は覚えているつもりでも飛びまくってしまうのです。

 

「なんて頭が悪いんだ私!

 

でね、これピラティスでもあるあるで。

 

ピラティスもまあまあ複雑な動作ではあるので、生徒さんはなかなかデモンストレーション通りに動けません。

 

考えなければいけないことがたくさんあり「気をつけること多すぎます〜」と言われたりしますニコニコ

 

(↓だからこそ座学で学んだ原理原則を身に刻んでおく必要がある)

 

(↓ピラティスはアンシェヌマンの変更はないので、繰り返し行うエクササイズは覚えようね、という話)

 

そしてなぜデモを覚えられないかと言うと…実際に行う時は筋力を使うから。

 

机上で覚えられるようなことでも、身体を動かすと思考能力は下がります。

 

筋力を使う、身体に負荷がかかるということは生体にとって危機であり、そっちにリソースが全部持っていかれるので頭はバカになります。

 

私も今日…アレグロで頭がまっ白に…自分がバカになるのがはっきりと分かりました。

 

何も考えられん。

 

そして思いました。

 

「体力をつけねばオエー

 

教えていただいてる先生方、動画で見る素晴らしいダンサー達、テレビでスーパープレーを披露するアスリート達…激しく動きながらも高いIQを保って戦略的に身体を操作している。

 

思考能力を維持するためには筋力の余裕が絶対必要。

 

※この記事でのIQという言葉は専門用語としてではなく「考える力」くらいの意味で使ってます〜

 

「アホになる閾値」…低いと困りますよね!!

 

それは筋力で決まる!!

 

そして昨今、人々の体力低下は深刻であり…
 

 

 

 

筋力・体力がないとちょっとした負荷ですぐ身体はパニック状態に陥り、IQがダダ下がりする。

 

脳も身体の中に収まっており、個体の能力、キャパシティは限られているので。

 

身体を使う状況ではまともな判断が下せない、そんな大人も多いということ。

 

「IQ低い大人」ってめっちゃイメージ悪いじゃないですか😱

 

そんなんなりたくない〜〜〜😭

 

特段の事情なく「運動嫌いです」とかハッキリ言っちゃうの、実はやばいと思います。

 

「頭悪いです」とイコールとなってしまう意味合いも多少ありますので…

 

運動の何が憎いのか、自己分析してみて。

 

自己防衛して。

 

しっかり身体を鍛えましょうお願い 頭を良くする、認知機能を保つために脳みそ

 

そして思考能力って、いつも一定ではないですよね。

 

酔っ払えば下がるし、疲れていたら下がるし。

 

中高年によくある「疲れやすい」という虚弱・体力低下の状態も筋力不足が大きな要因です。

 

「疲れているのに頭が良く働く」ということはないでしょう。

 

筋力不足の人は日常の活動ですぐ疲れてしまい、IQが下がる時間帯が長くなってしまうと言えます。

 

もやもやブレインフォグを晴らし、できるだけ頭ははっきり・すっきりとしていたい。

 

キラキラとした輝く表情も、IQの高さの現れ✨

 

どんよりせず疲れ知らずで生きるために、筋力・基礎体力をつけましょうニコニコ

 

黒猫しっぽ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫あたま

 

私事ですが生まれて初めてポワントでのヴァリエーションに臨むこととなり「リラの精」(プロローグ)の練習が始まりました。

 

 

これをなんとかキラキラで踊りたい。

 

今はもう通すので必死で細かいところはえーんですが

 

踊るためには高い高いIQが必要で、それには筋力が必要で、全然足りないっ。

 

肩が上がっている、膝が曲がってる姿ねー、頭悪く見えるよだれんですよね←ひどい

 

でも実際そうだからしょうがないの。

 

先生のご注意も入ってこないくらい疲れてしまう筋力のなさ。

 

でもでも大人でも身体は変わるので、がんばりますーふんわり風船ハート

 

 

  

 

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趣味で大人バレエをしている私は、とても学びが多い「ひよこ座バレエ」さんのブログを拝読しております。

 

勝手に学ばせていただいている側なのですが、私も身体について指導する立場であり、バレエの先生が一般の方々の筋力不足を前にレッスンメニューを工夫されているご様子を読んでとても共感する部分が多く、引用させていただきます。

 

(引用箇所は背景が緑色になっていますカエル

 

基礎筋力が十分な人には出会ったことがありません。

おそろしく筋力がない、とまでいかなくてもバランスが良い人にも出会ったことがありません。

何かしら修正は必要。

 

私が度々「トレーニングを」と言っているのはいわゆる『バレエのためのトレーニング』ではありません。

自分の身体を支え、コントロールできるだけの基礎筋力をつけるトレーニングのことです。

 

自分の体重を支えきれていないのに、更にバレエを踊るとなるとまずそこから作っていかなくてはいけません。

 

コンディショニングやエクササイズ程度で調整が間に合わないくらい筋力がない人が多いからです。

日常の動きにも筋力不足なのに、バレエができるわけがありません。

 

ずーっと言ってるのでしつこくて申し訳ないのですが、多くの人が筋力不足である現状は社会問題と言って……過言ではないと思うのです。

 

筋力がなくても生きていける高度な社会の日常においては、筋力不足が自分の問題として切迫していると感じづらいです。

 

でも実際は、ロコモティブシンドローム(運動器障害)、要介護となるリスクが高い人が大多数である社会。

 

プロの目から見ると、

 

「自分の体重を支えきれていない」

「日常の動きにも筋力不足」

 

なのです。

 

これに気づいていないの、怖いじゃないですか😱

 

“人生にとって健康は目的ではない。しかし最初の条件なのである”

 

せっかくの人生を楽しむために、トレーニングに取り組む重要性を知っていただけるとうれしいです。

 

私も大人へたへたバレエをしておりバレエ的には超絶筋力不足なので、自分がレッスンを受けに行くプライベートの時間でメイトさんに「トレーニングした方がいいよ!」なんて絶対言いませんが、参加されている方々のお身体を見て「筋トレした方がいいよね…」とはこっそり思っています。こっそり

 

バレエの華やかさに比べてトレーニングは地味ですが、地味なことが好きな人は派手なことができるようになるので、急がば回れでうずまきキャンディ

猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

 

 

 

 

  

 

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体育が苦手だった方、多いです。

 

そして嫌だった体験として最も挙げられるのがドッジボール。

 

私も全然できなくて当てられるだけの子供でした。

 

今思えばとてもプリミティブな競技?で、生き物の実態を模していると思う。

 

弱肉強食の摂理が起こる際に、殺される側が嫌な思いをするのは当然ですよね。

 

「お前は死ぬ個体なんだ!」と暗に宣告されてしまうので、不愉快極まりないとは思います。

 

でもそれが社会の一面でもあるので、原体験としてあって良かったのかもしれない…。

 

弱い個体であるならば鍛える必要がある、という気づきに導けたら理想的です。

 

(現実はほったらかしで子供に「嫌な気持ち」しか残らなかった昭和の話)

 

人間には弱肉強食の摂理はそれほど強固に働かず、それぞれが様々な才能を活かすことで社会を構成します。

 

ドッジが苦手な子は、別の方法でトレーニングできるといいよね。

 

“人生にとって健康は目的ではない。しかし最初の条件なのである”

 

 

子供の頃の記憶は鮮烈です。

 

そのような原体験により、運動嫌いな人は身体的な辛さ・苦しさを他者から圧を受けるようなメンタル面での辛さ・苦しさと混同してしまい、身体を動かしたくない、トレーニングは嫌いと思い込んでしまいがち。

 

 

 

 

 

 

身体を動かすことには生物として原始的な喜びがあります。

 

生きよう!

 

「運動嫌いだから要介護になりたい、そしたら身体を動かさずに済む」と望む人は少ないでしょう。

 

“人生にとって健康は目的ではない。しかし最初の条件なのである”

 

ドッジしなくていいのでピラティスやってほしい。

 

ハッピーニコニコ幸せハートのバルーンになれる運動です乙女のトキメキ

 

身体をいじめたってメンタルは全然平気です。むしろどんどん強くなります。

「わたし鍛えた〜!」って喜びを得られますっチョキ

 

 

  

 

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野生的な狩猟活動が個人に必要とされない現代社会では、「運動が苦手」「筋力や神経回路の発達に遅れがある」子供や、その発達が遅れたまま成人するケースが量産されます。

動物達だって好きで走り回っているのではなく命がかかっているからそうしているので、人間が「運動できない、嫌い」だから「やらない」という選択をするのも当然でしょう。

狩猟活動が生命線となる条件下では運動できない個体は淘汰されるので「運動嫌い」という自己認識自体が発生しないのですが、対極の成熟した人間社会では医療・介護制度が整っています。

そのため脳や身体が動かなくなっても良いと言えば良いのですが、社会のリソースにも限りはあり、本人や周囲にとっても認知機能低下やロコモティブシンドローム(運動器障害)はつらいものです。

 

[…]フレイルは[…]「Frailty(虚弱)」の日本語訳です。 健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指します[…]

出典:フレイルとは - アクティブシニア「食と栄養」研究会


私自身も運動苦手・運動できない子供時代を過ごしてきましたので、成人してから「やっぱり身体を動かせるようになりたい」とお考えになる方の気持ちはよく分かりますし、できることを一つずつ一緒に増やしていきたいと考えています。

子供の頃に運動嫌いになる理由のほぼ全てを占めるのが「体育の授業が苦痛だった」、私の生徒さんからもこれ以外の理由をあまり聞いたことがありません…。

 

 

私も体育好きではなかったです。


しかしピラティス(機能解剖学)で運動を学び始めると、大変合理的で理解しやすく、漠然とした苦手という意識はいつの間にか消え去りました。

体育の授業形態は、その意図に反し結果として個体差のマウント合戦になってしまい、ものごとの理由や理解を求める子供に理不尽で不合理な思いをさせてしまう可能性が高いです。

しかし体育は必須でありますし、狩猟活動をしなくても生活できてしまう人間は、身体を動かす時間を作ることが絶対に必要です。

公教育ではいきなり難易度の高いスポーツやダンスをするのではなく、これからの長い人生においてなぜ運動が必要なのかを子供達に知ってもらい、個体差はあって然るべきで自分の身体の面倒を見れるレベルの筋力をつけていくことを目的とした運動から始めてくれたら、苦手と感じる人も激減するかもしれません。

手前味噌になってしまいますが、自分の経験からもピラティスは最適解であると思うのですよね。

 

いきなり広い校庭に放たれるの、虚弱な子供にはハードル高いのです…

 

↓こんなのから運動+解説が始まれば、言語感覚優位な子にも馴染みやすい。

 



「ピラティス」は個人名なので名前を変えても良い。

ピラティス氏が提唱された「コントロロジー」(心身のコントロール学)という本来の正しい名称で広まっていたら、また扱われ方が違っていたかもしれません。


【関連記事】

「幼少期から狩猟活動(人間の場合はその代替が主にスポーツとなる)などで走り回っていたら自然と身についていくであろう様々なこと」がありますが、その一つが「目の使い方」です。

ピラティスセッションを提供する中で、運動や車の運転などが苦手な方は「目の使い方」が未発達ではないかと感じています。

至近距離の物体に焦点を合わせてしまうことが多く、過去に「運動しながら俯瞰する」経験をされていないのでしょう。

筋力の問題ではないので、比較的簡単に修正できる箇所です。

目の使い方を変えると身体は動きやすくなりますので、運動への苦手意識が軽減するかもしれません。

 

下記記事(原田秀彦先生ありがとうございます)をお読みいただき、考えながらエクササイズをやってみてくださいニコニコ

 

 

 

  

 

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原田秀彦先生の記事より引用させていただきます。

(引用箇所は背景が緑色になっていますカエル

 

バレエとピラティスは身体の使い方が共通しており、こちらの記事も他の記事もとても参考になると存じますのでピラティス実践者の方にぜひお読みいただきたいです。

 

[…]「〜の方を見て」と「〜を見て」を混同している人が多いのです。

 例えば「手の方を見て」とは「手が伸びている方向と同じ方向に顔を向けて」と云う意味で指導者は使っています。 この時に腕のラインと目線は平行となります。 一方「手を見て」だと直接手に視線が行きますので[…]

 

この現象はピラティスを教えていても遭遇します。

 

Circumductionのこの動きは分かりやすい↓

 

 

 

この動作をやっていただくと、「手の方向を見る」というキューイングを出しても「『手そのもの』を見る」方が一定数いらっしゃいます。

 

よく見かける現象なので、「手自体ではなく『その方向』に目線を送る」と解説をして徐々に修正していくのですが…

 

あるエクササイズで修正しても別のエクササイズになるとまた同じことが起こる、という場合も多いです。

 

特定の物体に焦点を合わせると視野が狭くなるのですが、物体そのものを見る癖がある方は視野が狭くなることに対して恐怖がない=危機管理が自然に身についてこなかった、過去の経験不足により「視覚の使い方」が発達していないのだろうなと思います。

 

過去の経験とはバレエやピラティスに限らず、例えばスポーツや車の運転などをしてこなかった、苦手でできなかったという場合が多いと感じています。

 

私もスポーツ経験ないですが←

 

スポーツや車の運転では視野を広く保つ必要があり、フィールドの全てを視野の内に捉える、自動車の前方後方左右全てに注意を向ける訓練がなされます。

 

例えばカーナビだけを見てしまうというのは危ない行為ですよね。

 

エクササイズ中に手そのものを見た程度では事故りませんが、そういう目線の使い方をついしてしまう方に私が「ちょっと危ないな」と感じる理由はそこにあります。

 

子供の視野は狭いもので、子供が手元に夢中になっている間 大人は周囲に視野を広げている。。。という光景はイメージしやすいですよね。

 

身体は大きくなっていても、目線の使い方や視野視界、身体能力・筋力は子供の頃のまま発達していない…という現代人の大人はとても多いです。

 

平和で安全な環境で育っている上に、五感全てが鍛えられるようなスポーツの経験も一切ないとそうなってしまいやすいです。

 

「手ではなく手の方向を見て」という注意を受けて「手を見ちゃってた、危ないっ」と危機感を覚える方はいらっしゃらないと思いますが、「周囲に広く視線を送れていないのだな」と考えてみることで、目の使い方の修正スピードが上がるかもしれません。

 

運動時に近距離の物体に焦点を当ててしまうことが正しいケースは、ほぼないと思います。

 

うん、「運動しながら手を見る」ことは「❌無い❌」です。動作としておかしいですよね。

 

視野は広く保ち、目は基本的に景色全体を見るのです。景色全体を捉えている中で何かに焦点を当てることはあると思いますが。スポットとかね。

 

スポットできないけど←

 

動作を修正する時も、「指摘された箇所を目視して直す」のではなく、「視覚を使わず固有感覚(身体のどこがどのように動いているかを感じる)で修正する」のが理想です。

 

目を使う時、自分に近いところにある特定の物体へ焦点を合わせるばかりにならないように。

 

その目の使い方はスマホや読書、デスクワークやひもじさのあまりぢっと手を見る時だけで充分です。。。スマホ

 

運動時は鳥のように視界を広げて、広い景色を俯瞰しましょう富士山

 

 

 

2022年11月9日追記

 

↓原田秀彦先生が本記事をさらにリブログしてくださいました!

 

視界を広く保ちながら動くって難しいですよね〜富士山

 

 

 

  

 

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前回「ピラティスのアンシェヌマンを覚えよう音符」という趣旨で記事を書きました。

 

 

昨日たまたま、ダンサーが振付を覚えることについての記事を見かけたので下記に引用させていただきます。

 

このような解説はとても参考になると思いますので、ぜひ読んでみてください!

 

 

 

 

[…]「この後なんだっけ?」と考えていたら体に集中出来ると思いますか?

足の裏の小さな筋肉や、スムーズな腕の動きを考える事が出来ますか?

 

言われたことをただこなすだけでは上達しません。

バレエ以外でも一緒だと思いますが…

 

私は頭が悪いから振付が覚えられないんだ…と嘆かないでください。[…]

とありますが、「ダンサーだって振付を覚えるのは大変なんだな💦」と分かりますね。

 

先生へのアドバイス」もあり、「先生が何を考えているかを知る」ことはトレーニーにとってものすごく上達に直結するヒントなので引用いたします。

 

「教える/教わる」行為は、主観だけだと難しいのですよ!!

 

教える立場も教わる立場も、両側の視点が持てると状況を打開できるようになってきます。

 

私も、コミュニケーションが良く取れている生徒さんにはできるだけ「私が何を考えているか」ということをお伝えしているようにしており、それを知っていただくことで劇的に変わっていく様子を何度も拝見しています。

 

「ものごとへの取り組み方」が分かるようになるのです。

 

「何かを学ぶ」といってもほとんどの場合は受け身から始まり(通うだけ)、そこから主体性・自主性を持てるようになるには考え方のシフトが必要です。

 

「私は生徒(というよりお客様)」というだけの感覚から、指導者の目線をプラスして、どうしたら上達するか・効率的なトレーニングができるかを考えてみましょうニコニコ

 

[…]先生へのアドバイス

振付を覚えないといけない!と分かると次に先生方がとる行動はこちら

 

「振付は既に説明しましたよ!」

 

と怒ること。[…]

 

まあこれは怒ってもしゃあないですね、どうしたら生徒さんが覚えようとしてくれるのか。

 

ピラティスに関しましては、前回記事に書いたように

 

 

「セッション直後の記憶が新鮮なうちに反芻する」

「セッション前の移動時間などに動画を確認しておく」

 

など、生活の中でできる範囲で予習復習をプラスするよう取り組んでみてください。

 

下記ももちろん大切です✨

 

[…]ダンサーへのアドバイス

レッスン中、集中していなければ振付を覚える事は出来ません。

いくら意識していても。

 

そしてレッスンの集中力を左右するのは…日常生活(体調管理)です。

根性では解決しません。

 

  • 睡眠
  • 食事
  • 休息

早く上達するためにはとっても大事だと覚えておいてくださいね。[…]

 

さて、先生はどうするべきか。

これです!!

 

[…]先生方はぜひ、生徒に振付を覚える練習をさせてください。

 

具体的には生徒が踊っているときに

  • デモンストレーションをしない(生徒が踊っているのに自分も踊っている先生たちが結構います…)
  • カウントを数えたり、タンジュデリエール、など振付に関するキューイングをしない
  • 間違えたら放っておかない(音楽をとめてやり直す、とかグループでもう一度やってみるとか)[…]

 

やっぱりね、生徒さんに覚えてもらう練習をしてもらわないといけないのです。

 

プライベートピラティスでは教師のデモンストレーションが終わった後にマシンに乗ってもらうので、一緒に動くことはありません。

 

でも、「(次の動作は)◯◯〜」と振付に関する声掛けをしてしまうことはよくあります。

 

本当にこれ、望ましくないことなのです…ガーン

 

生徒さんが「自分では振付を覚えず教師に言われたことをやるのに慣れてしまう、ピラティスはそういうものだと思ってしまう」から。

 

教師は振付のキューイングは出さず、動作を修正するためのキューイングだけを出すべきなのです。

 

だから教師は生徒さんが動いている時は黙っているべき。

 

生徒さんは教師が黙っていても「次の動きを言ってくれないと何していいか分かんないよ、いじわるだな〜、仕事さぼってんのか?」とは思わないでくださいませ。

 

覚える練習をしなきゃいけませんからね〜がんばりましょうニコニコ

 

動作指示を言われながら後追いで動いていると全然身体を感じられないので、本当にトレーニングにならないです。曖昧で適当な動きは時間の無駄。むしろ脳にも身体にも変な癖がつく。

 

「何かやった気になれる」という点では完全に無駄ではないのですが…果実を得られるわけではありません。

 

せっかくお金と時間を使っているトレーニング、どうかどうか無駄にしないように。

 

「間違えたら放っておかない」も大事ですね!!

 

繰り返しやり直すチャンスがあれば頭に入ってきますから。

 

もちろん初心者の方にいきなりこれらのことを求めるわけではありません。

 

目安ですが、めるもでは通われて一年ほど経過された方には少しずつ取り組んでもらいたいなと思います。

 

教師が黙っている静寂の中、ひたすらにご自身の身体と動きに集中される経験をしてもらいたい。

 

本当の本当に理想、というか本来のピラティスは、エクササイズの名前を伝えられたら生徒がそれを次々と行い、教師は振付ではなく身体の動かし方のキューイングのみを出す、というとても静かなトレーニングなのです。

 

エクササイズをしている時に教師のキューイングに対して「はい」と返事をしたり「次なんでしたっけ?」などと発語することも本当はNG。

これもお伝えしてもなかなか直すことが難しいポイントです。

つい日常の癖で相槌を打ったり、しゃべっちゃうのですよねえ。

呼吸器官は発語に使わず、呼吸に集中してえ〜笑い泣き

動作の邪魔になっちゃうよ💦

 

会話できるということは全力で集中してないでしょ。

その分の余剰エネルギー、正しい動作を行うことに注ぎ込みましょう。

 

なかなか精神と時の部屋のような空間にはならず、がちゃがちゃわちゃわちゃしてしまいますが笑

 

めるもではセッション後に行ったエクササイズ履歴をLINEでお送りしていますので、「今日はどんなエクササイズやったかな」と振り返ってみてくださいねうさぎ

 

そして質問はいつでもLINEで受け付けますので、それも復習に活かしてくださいませ流れ星

 

 

 

  

 

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効果が感じられないものを続けることはできないですよねお願い

 

ダンサーがなぜ「ピラティスは良い」と言うのか、またなぜダンスという身体操作を知らない方はピラティスの即効性を得づらいのか、その要因の一つを【Mermaid on the Reformer マーメイド オン ザ リフォーマー】に乗せてお話しいたします。

 

 

↓(一般的によくあるイメージ)

「筋トレは単純な反復動作だから、別に事前に何かを記憶していく必要はない」

 

「腹筋なら仰向けで上半身を上げ下げ、背筋ならうつ伏せで上半身を上げ下げ、スクワットなら立ったりしゃがんだり、でしょ?」

 

「ピラティスはトレーニングの一種だから指導者から指示された動きをその場でやって、それを継続していけば何らか身についていく…」

 

と、考えがちですが!!

 

ピラティスが同じ動きを繰り返す筋トレと異なる点は、複数の動作がどんどん繋がっていくことです。

 

バレエも踊る前に基礎動作を組み合わせた練習を行いますが、いくつか繋がった一連の動きを「アンシェヌマン」といいます。

 

ピラティスはダンスほど複雑ではありませんが、振付を覚えないとトレーニング自体が始まらない側面があり、そこはダンスと共通です。

 

ピラティス初心者の方にまず知っておいてほしいのは「アンシェヌマンは覚えた方が楽。その先にいって初めてトレーニングの効果が発生する乙女のトキメキ」ということです。

 

継続受講しているのにピラティスの効果がなかなか感じられない場合「これまでのセッションで繰り返し提示されたエクササイズのアンシェヌマンを覚えているかどうか?」疑ってみてください。

 

動作を覚えていくと、次は「それをいかに正しくしていくか」という段階に進めます。

 

そこまで到達してやっとピラティスを行う効果が現れてきますので、まずはぜひ動きを覚えてくださいイルカ

 

「覚えてください」と「言うは易く行うは難し」で、簡単ではないと重々承知しています恐竜くん

 

私がインストラクター養成に関わっていた時、仮にもプロ志望の受講者達がエクササイズの名前と動作を覚えてこないアセアセ覚えられないもやもやという事態を何度も目にして、覚えることは簡単ではない、と知っています。

 

これが現実。

 

プロ志望ではない方に「完璧にエクササイズの名前と動作を覚えなさい」というのは無理難題ですうずまき

 

でもせっかく通ってくださるのに何も覚えない、そのせいでなかなか身につかないのはもったいないので。

 

まずは前提として「『覚える』ことが大切な要素なんだ」と知っていただき、セッション後の記憶が新鮮なうちに脳内イメトレしてみたり、セッション前の移動中に動画で確認してみたり。

 

通うだけでなく、前後にちょっとした予習復習を足すだけで費用対効果が大きくなります札束

 

教師の切実な思いとしては、元を取ってほしいのです。

 

お金を大事にお札お金を捨てないっお札

 

何かを教えていらっしゃる方はみな同じ思いでありましょう…

 

届け〜伝われ〜気づいてほしい〜お願い

 

繰り返します。

 

ピラティスにおいては、効果を出すために動作を覚えた方が良いと知っておいてください(ざっくりでOKニコニコ)。

 

動きを記憶する作業が発生しないトレーニングもあるかと思いますが、ピラティスはそうではないと言えるでしょう。

 

初めてピラティスをやってみようという時に「よし、何かを覚えるぞー」と考えてお越しになる方はまずいらっしゃいません。

 

それゆえ、そこがいつまでも盲点になってしまうのです。

 

「身体を鍛えにトレーニングに来てるのに、まさか頭で何かを覚えなきゃいけないなんて!と思われる方が多いかもしれません。

 

ピラティスは脳トレの要素がたくさん入ってくるダンス寄りのトレーニングで、その点が実践者に活用されてこそ効果が上がります。

 

ピラティスを始めて半年以上経って、複数回経験したエクササイズを頭の中でなぞることができなかったら、「覚える」という作業が足りていない目安にしてみてください脳みそ

 

そのままなんとなく1年…2年…数年経過していませんか?

 

継続されるだけでも素晴らしいですが、エクササイズを一人でできるようになることで成長が加速し、ピラティス本来の効果を得られます。

 

脳と身体を連動して使うことで身体能力も認知機能も強化されます。

 

使わないとどっちも機能低下しますので…

 

どんなことでもただ続けているだけで成果が出るわけではなく、その特性を活かさなければなりませんふんわり風船星

 

セッションは本当に時間が限られているので、このような「行っていることの特性」についての説明がなかなかできないのですよねー。

 

大人の生徒に対して「おうちでエクササイズのイメトレやってみましたかー?覚えてきましたかー?」と教師が尋ねることはほぼないと思います。

 

成人他者の生活に介入するのはご法度でもありますから、教師も生徒も、効果を得るのに必須要因でもアンタッチャブルなそこに触れず時間だけが経過してしまうというパターンに陥りがちです。

 

おしゃべり好きだったり長話でも聞こうという態度を見せてくださったり、よっぽどコミュニケーションが取れている生徒さんには話すことができますが、互いの距離を縮められない人もいます。コミュニケーションの深度は人それぞれ。

 

それゆえに、あまり教師と話さないタイプの方はこれを知らせることができず回数を重ねてしまうことが多いので、文章に書き動画にしました。

 

ある程度複雑な動作であるということは、より生活に即したものでもあり、ダンスやスポーツに応用が効くのです。

 

ダンサーでピラティス実践者の方が「ピラティス良い」と言っているのをSNSでたくさん見かけますラブラブ

 

なぜダンサーはピラティスの効果を実感できるのか。

まずアンシェヌマン通りに動くことができるという第一条件をクリアしているからでしょう。

 

その上で先生のお直しを受けるので動作を改善させられ、すぐに「これは良いものだ」と分かるのです。

 

動作の組み合わせがあるということは、複数の動作を続けながら「この方向へはこの筋トレ」→「この方向へはこの筋トレ」→…と連続的に様々な面・方向で身体を鍛えているのです。

 

(「筋トレ」という言葉、正確には筋トレだけではないですが様々な鍛錬を含めてイメージしやすいよう「筋トレ」という言葉に置き換え便宜的に使っています)

 

第一条件をクリアしておらず「あれ?次なんだっけ?あっそうだった、あっこっちか、あれ?あれ?」

 

という動き方では、筋出力が低いままうろうろしているだけで目的とするトレーニングまで到達できていないのです。

 

それでピラティスの効果が得られない、「ダンサーの人がピラティス良いって言ってたけど私にはよく分からない」…となるのはとてもとても残念です泣くうさぎ

そうじゃない、そうじゃないんだっ

まだちゃんと動けてないから効果が出ないんですよ〜🔰

 

ダンサーがピラティスで即時効果を得られるのはこれまでに積み上げてきた土台があるから。

 

「あんなに良いって聞いたのに訳分かんないだけなんだけど、なんで?」と思いますが、ものごとには順序があります。

土台がない人はまずは土台作りから始めましょう音符

 

効果が得られないのは理由があり、その閾値まで到達するのに足りていないことがたくさんあるからです。

 

「アンシェヌマンを覚える」ことを知らずにピラティスをするのは成果が出づらく時間もお金ももったいないので、最短で美しくなっていただきたくおすましペガサス

 

まずは動きを覚えて、そこから素敵な所作に変えていきましょう乙女のトキメキ

 

動画ナレーション引用後に話がつづきます。

 

(動画ナレの書き起こし)

 
冒頭に少し厳しいお話をしますが、初心者の方やピラティス難しいと思われている方にとって意外な盲点かもしれない点について取り上げています。やる気がないわけではなく、必要な前提が抜けているために効率的なトレーニングになっていない場合があるので、そこに気づけると取り組み方が変わります!参考にしてみてください!

今回はリフォーマーでのマーメイドに合わせて、私が動画作成する理由の一つをお話しします。

ピラティスはバレエと同様に「アンシェヌマン」があります。

「アンシェヌマン」とは「複数の動作が繋がった一連の動き」を指す用語で、エクササイズ中の動作は単なる反復運動ではなく、様々な動きの方向(面・Plane)が組み合わされます。

ピラティスはダンスやスポーツよりは敷居が低い運動として広がっていますが そうはいっても簡単ではなく、運動初心者の方が難儀するのはこの「アンシェヌマン」、一連の動作を覚えなければならないという点もあるかと思います。

バレエは毎回変化し かつ複雑なアンシェヌマンを瞬時に覚えなければなりませんが、ピラティスはそこまでハードルが高くありません。

基本的にアンシェヌマンの変更はないので、一つ一つのエクササイズをゆっくり覚えていけば大丈夫です。

ダンサーの方にピラティス愛好者が多いのは、身体の使い方が同じ目標に向かっていることと、振付に抵抗がなく普段から慣れているからでしょう。

私が大人の初心者の方にピラティスを教えていて、多くの方がダンスはしていなくても、小さな頃にお遊戯やラジオ体操の経験があるので それと同じように徐々に覚えていくだろうと考えていたのですが、なかなか難しいものだと分かってきました。

思えば、過去にラジオ体操やお遊戯の経験があったとしても、熱意を持って真剣に取り組んでこられた方は少ないです笑

ダンサーが難しい振付を記憶できるのは、ダンスへの熱意があり、必死だからです。

シンプルとはいえ、ピラティスのアンシェヌマンも「なんとなく」では身につかないと思います。

みなさんにピラティスを始めた理由がありますよね。美しい姿勢、筋力をつけること。

それらを獲得していくために、まずはエクササイズ中の一連の動作・アンシェヌマンを覚えていきましょう。

その場で見て覚えるのは積み上げてきた経験値が必要なので、過去にダンス経験がない方のために、動画があると後で見返し復習できます。

単純動作の反復より、複雑な方向が組み合わされた運動の方が、神経回路が発達し、運動能力や空間認知能力、ひいては認知機能全体の向上に繋がります。

脳に汗をかかなければ筋力はつきません。

頭を含む身体を使って頑張ることは大変ですがストレス発散にもなり未来が明るくなります。

何も頑張らない状態では行く末が不安でストレスが溜まる悪循環です。

今から少しずつでも経験を積み上げて将来に備えましょう。

「頑張ることが楽しい」という好循環に、みなさんと一緒にハマっていきたいです!

マーメイド基本の動きや注意点についてはマットエクササイズの動画を踏まえて進めるので、以前作成した動画を後半に再掲します。
 
では、リフォーマーでのマーメイドのアンシェヌマンを見ていきましょう!

軽くバーを押してキャリッジ(動く台)を押し出し、指先で遠くの空気を触りながら側屈します。

※側屈がほどけて背骨がまっすぐになるほどキャリッジを遠ざけないように。

これは前額面での動作で、前額面とは身体の前側と後ろ側を分割する任意の平面です。

 

 
出典:Wikipedia

前額面での動作は薄いガラスの板が身体の前と後ろにあると想定し、前にも後ろにも倒れず、前後のガラスを突き破らないように動きます。

純粋な側屈は難しく、猫背など身体の癖が出やすいですが、前額面という言葉を知ることで厳格に動くイメージを作りましょう。

腕につられて座骨が浮きやすいので、背骨の長さを出すため座骨は床に突き刺す意識をエクササイズを通して持っておいてください。

頭上の手をバーの上に下ろし、両手の位置を肩幅より少し広くします。

右手はフレックスでバーを押し、左手は指をバーに引っ掛けてバーを引く、Push & Pullのポジションです。

脊柱は回旋+屈曲位で、呼吸に合わせて肘を曲げ伸ばしします。

肘を曲げる時に脊柱屈曲がほどけて頭が上がりやすいですが、脊柱屈曲キープによって腹筋を強化することが目的です。

低い天井が頭上にあると思って、肘の曲げ伸ばしをしても頭を上げないように腹筋を使いましょう。

次は脊柱回旋+伸展の動作で、肘は屈伸せず伸ばしたままです。

さきほどの動きにつられて肘を曲げたくなるかもしれませんが、これは肘を伸ばしたまま背骨を反らすことで脊柱伸展方向への動きを深めています。

背骨を反らす時に肘を曲げるとAxial Elongation(軸の伸長)が失われることを体感してみてください。

両手はバーの上に置き去りにされがちですが、ここでもPush & Pull 押す・引くを維持できると、全身が連動し、より動作が誇張されて身体に入ってきます。つまりエクササイズの効果が上がります。

エクササイズを通して座骨を床から離さず、両手でのPush & Pullを忘れずやってみましょう。

バーの上のPush、Pullしている両手共、小指側・The Fifth Lineを意識して背中までエネルギーを伝えてください。

(めるもでセッションを受講されている方には直接ご説明差し上げているのですが、フィフスラインについてはいつか動画を作れたらと思っています)

キャリッジ(動く台)を遠ざけている状態を保ったまま脊柱屈曲位から側屈位に戻します。

(バーを押すことを忘れてしまい、キャリッジが戻ってきてしまうケースをよく見ます)

前額面の動きで最初のポジションに戻ります。

今行った動作のカウンターとして、反対側へも軽く側屈しておきましょう。
 
(動画ナレーション引用おわり)
 

【Mermaid on the Reformer マーメイド オン ザ リフォーマー】

00:00 アンシェヌマンについて

(脊柱側屈、回旋+屈曲、回旋+伸展)
03:30 脊柱側屈、前額面について

04:30 脊柱回旋+屈曲

05:33 脊柱回旋+伸展

 

【Mermaid on the Mat マーメイド オン ザ マット】 

07:36 左方向へ脊柱側屈(正面)

08:05 脊柱屈曲+回旋(正面)

08:24 脚部Switch→右方向へ脊柱側屈(正面)

08:55 脊柱屈曲+回旋(正面)

09:16  左方向へ脊柱側屈(背面)

09:46 脊柱屈曲+回旋(背面)

10:04  脚部Switch→右方向へ脊柱側屈(背面)Watch For

10:37 脊柱屈曲+回旋(背面)

 

軸の伸長への意識 Axial Elongation↑
脊柱側屈・回旋+屈曲、回旋+伸展可動域の拡大

体幹部を動かすことによる臓器の活性化

脚部非対称位にすることでバランス力↑
肩甲骨可動性↑

The Fifth Lineへの意識↑、ストレッチ、強化

ね、結構複雑でしょ。アンシェヌマン。

 

これだけのことをその場でパッと見てパッと覚えてパッとやる、難しいですよね!

 

まずは分割しながらで大丈夫。

 

ぜひ動画を利用して予習復習してください。

 

「これ見てきたので、このエクササイズやりたいです」というリクエストも大歓迎です。

 

完璧に覚えてなくてももちろん大丈夫。

 

引っ込み思案の方は、教師に自分のやったこと・考えたことを伝えるハードルが高い(というかめんどくさい)と思いますが、パーソナルセッションで効果を出すにはコミュニケーション能力も必要です。

 

全部おまかせ〜は完全受け身、何も覚えない、何も考えない、効果がない、ピラティス良いって聞いたのになんで?という事態に直結していきますので…

 

考えて話す。形にする。言葉にする。インプットしたらアウトプットする。ということにも少しずつトライしてみてください。

 

全ての第一歩は、自分の頭の中に何があるか、です。

 

↓以下につづく

 

 

 

【楽曲】

Ballet Class Music Vol. V


15.Stretch
30.Pirouette
02.Plie

by Iraida Minkus

 

いつも素敵な曲をありがとうございますハリネズミ

 

 

 

 

  

 

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わー!!

 

バレエダンサーのマリア・ホーレワ Maria Khoreva さんがピラティスをされている動画を上げていらっしゃり、興奮したのでご紹介させてください。

 

それがね、本当にちゃんとしたクラシカル・ピラティスなんですよ。もう感動えーん

 

 

 

1つ目のエクササイズ:Climb a Tree on the Ladder Barrel

 

2つ目のエクササイズ:Helicopter on the Spine Corrector

 

3つ目のエクササイズ:Rowing on the Reformer

 

4つ目のエクササイズ:Entrechat on the Jump Board

 

伸びた脚があまりにも…あまりにも美しいですね乙女のトキメキ

 

3つ目のロウイング(ボート漕ぎ)エクササイズ、簡単に見えるのですがかなりのアドヴァンスなのです。

 

なぜかと言うと下記条件を突破しないとそもそも始められなくて…

 

第一条件:脊柱ニュートラル(背骨まっすぐ)で長座ができる

 

第二条件:体幹が強い

 

第三条件:腕力もある

 

第四条件:脊柱可動性がある

 

第五条件:複雑な振付を覚えられる

 

バレエダンサーはともかく、まず最初の第一条件を突破する難易度が高い💦

 

背筋を起こして長座できる人は少ないので、このエクササイズをできる人が少なく、従って提供しているスタジオは少ないです。

 

めるもはできます。

 

ダンスやっててよかった…

 

結構腕力もあるの。フフッ

(腕力…はざっくりな言葉ですが、体幹から腕の力につなげられる、上半身の調和)

 

ロウイングにはヴァリエーションが何種類かあって覚えるのややこしいのですが、そこは確認しながらやればよし。

 

背筋まっすぐの長座ができない方は、膝やハム(腿裏)の柔軟性を上げて、骨盤周囲含む上半身の筋力をつけてまずは長座ができるようにしていきたいですねニコニコ

 

第一条件できるOKという方は、ぜひぜひぜひぜひこのエクササイズにチャレンジしてほしいです!ほんとに!

 

人様の、インフルエンサー様の動画に乗っかってしまい申し訳ないのですが、やってみたい方はうちでできますのでお問合せください。

(図々しい)

 

私もがんばってロウイングの解説動画作りたいと思います。

 

アドヴァンスエクササイズは取り組める人が少ないのでセッションでも動画でも需要は少ないのですが、同じ理由でこういうクラシカルピラティスって廃れていってるんですよね。

 

それをマリホレ様があまりにも美しいお身体で実践されていらっしゃり…

 

私「○○を広めたい」なんて大義は持っていなかったですけど、イントラになった当初から、クラシカル・ピラティスの素晴らしいエクササイズ達をできる人がいなくなってほしくないという思いは脈々と続いています。

 

自分のできる範囲で形に残していくぞー。

 

と決意を新たにしました。

 

マリホレ様、ありがとう〜昇天

 

 

  

 

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