MERMAID-VISION.-マーメイドヴィジョン-野中ともか です。
昨日、
「箱根アンティーク・ジュエリー
ミュージアム」に行ってきて、
→ダイヤモンドの勉強をしてきた
→女神フローラのカメオに度肝を抜かれた
お話をしました。
このお話は、今日が最後。
繊細で美しく
見とれてしまった、
19世紀ビクトリア王朝時代の宝飾品
象牙のカメオ をご紹介。
象牙のカメオが繊細すぎて美しい♡
なんと繊細なカメオ！
鹿の角は、針の先程の太さ！
接着剤のない時代。
１個の象牙から、よくぞここまで
繊細に切り抜いたなと感激！
そして、しっかりと奥行きもある！
下の、手のモチーフもステキ♡
丸みのある感じと、袖口のレースも繊細で
ネックレスにしたい感じ！
この鹿もまたスゴイ！
虫眼鏡がないと作れなそうな細かさ！
木の先なんか、針の先より細い！
まさしく超絶技巧！
ちょっと日本画っぽさを感じる
デザインですよね。
※19世紀には、北斎を「ジャポニズム」としてマネて描いた画家もいた。
モネとかセザンヌとか。
この作品がスゴイのは、
高さ1.5cmくらいの
奥行があるところ！
中身が立体的というか。
何で削っているのだろう？
よくポキっといかなかったなと！
もしかして
何個も何個もやり直したのかな？
マリアとイエスに、天使かな？
このカメオにもビックリ！
何がって、この鎖。
つなぎ目がない！
何度も言うけど、
接着剤がないんだよ！？
１個の象牙から切り出している鎖！
鉛筆アートで
芯が鎖に削り出されたものを
見てビックリしたけど、
鉛筆の芯より細かった！！！
（後ろの、生地の目を見るとわかるかな？）
今回の「箱根アンティーク・ジュエリー
ミュージアム」で
一番心に響いたのは、
繊細な象牙のカメオでした♡
職人技が本当にすごい！
きっと、たくさんの作品を
作ってきたからこそできる技。
技術も集中力も
追及する心も必要なんだろうな。
そしてやっぱり、
楽しんでやっていると
その全てが自然とできるんじゃないかなと。
野中ともか
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