MAZDA クリーンディーゼルエンジンについて | ユーヤのブログ

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主に趣味と私の日常を書いています。

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今回の議題は
●マツダのクリーンディーゼルエンジンについて

とその前に!

いきなり話の導入からエンジンの話をされてもオタクでない限り飛びつかないので小話から。
私は乗り物が大好きで、よくドライブとサイクリングを楽しんでいます。

ドライブはサイクリングとも親和性が高く、場合によっては1日で両方楽しむことも可能です💪

ロングドライブをするにも必ず自転車を持って行きます。

景色の良いところで急に走りたくなったりしますからね照れ


MAZDA車を買ってからロングドライブに目覚めた私。

''もう少し先までドライブしてみるか!''というくらいマツダ車のドライビングフィーリングが良く、気付けばロングドライブになっているという感じです爆笑


この''ロングドライブ''というのがマツダのクリーンディーゼルと非常に相性が良い組み合わせでございます。

ちなみに、しばらくお借りしているCX-5はアテンザと同じAWD(All Wheel Drive)ということで四駆です。

もちろんディーゼル❗️


マツダといえばこのディーゼルエンジンを全面に押していますよね。

ディーゼル=マツダ

くらいまで世の中に浸透しているのではないでしょうか。


低回転なのに高トルクが出せる、で有名なディーゼルエンジンですがガソリン車のように気持ち良く回り運転していても楽しいですおねがい


ちなみに、上の画像はCX-5 AWD(AT仕様)の実燃費(モニター表示)です。


地方の幹線道路だと、AWD(AT仕様)でも21.6km/Lと非常に低燃費で走れました。びっくり


また、ディーゼルはエンジンが低回転から高トルクを発揮するので、少しのアクセルコントロールでストレスなく加速ができ、長距離ドライブが非常に楽です❗️

アクセル一定のまま力強く進んでくれるんですね。


このことからディーゼルエンジンは長距離を楽に低燃費で走るエンジンであることが分かります。


私が所有しているアテンザワゴンはAWD(MT仕様)で、普段の流れに乗って走っていれば26.8km/Lとハイブリッドカー並みの低燃費を発揮します。


ここで注目なのが燃費が悪いと言われるAWDで車重も1.7tあるステーションワゴンなのに27km/L弱走ること!

FF(二駆)なんて乗ったら30km/L近く走ってしまうんじゃないですかね‼️びっくり

※ちなみに私の最高燃費は27.0km/Lです。

季節によってはさらに伸びる見込みありですねグラサン


まぁ、こんな数値見せられたらハイブリッドカー並みに低燃費で良いじゃん❗️と思いますよね。

しかも燃料が軽油ということもあり燃料代が安くお財布にも優しいんです‼️

なんたって、一回の給油で1000km以上走りますからねラブ

私の場合は長距離をメインで乗っており、そのおかげでエンジンの調子が良いので、一回の給油で1200km走行した経験もあります。👍



しかし‼️

ここで落とし穴が‼️⚠️

低燃費で燃料代が安いからと言ってディーゼルを購入しようとしている方❗️

要注意ですびっくり⚠️


これから書くマツダのクリーンディーゼルエンジンの特性を良く理解しないと、後で痛い目を見るかもしれません。キョロキョロ


もちろん使用される用途に合えばすごく良い相棒になってくれることは間違いなしですウインク




まず、どのような方がマツダのクリーンディーゼルエンジンに向いているか。


●通勤で30分〜60分程度クルマに乗る方。

(比較的近場だけど渋滞や信号が多いから30分以上かかるという方は例外です。)


●週末はクルマと共に郊外へドライブに行く。


●とにかくクルマを長時間運転するのが好き❗️


●平日はそこそこ、休日はロングドライブする。


などなど、比較的長い時間、距離を走る人向けのエンジンです。

ある意味、郊外にお住まいの方に向いているエンジンとも言えます。


低速でちょっと近所に買い物、ストップアンドゴーが極端に多い都心部を走るには不向きなエンジンです。


ちょい乗りしか乗らない方ならプラグインハイブリッド(PHEV)や電気自動車(EV)をお納めします。


では、なぜディーゼルはチョイ乗りがダメなのか。

これにはマツダのクリーンディーゼルエンジンの特徴にあります。


マツダのクリーンディーゼルはディーゼルエンジンでありながらアドブルー(尿素水と言い、ディーゼル特有のNOx等の有害物質をクリーンにする薬剤と考えてください)を使用しないエンジンです。


昔、トラックの排ガスで真っ黒な煙を出しながら走っていたのをご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その黒煙は環境にも人体にも良くないということで、一斉に規制されました。

この影響でディーゼル=環境に悪いエンジンというレッテルを貼られるようになります。

このせいで一時期、ディーゼルの乗用車は絶滅状態になります。



しかし今はクリーンディーゼルの時代。

''クリーン''と謳っているのですから、人にも環境にもクリーンでなければいけません。

ちなみに今のディーゼルエンジンは黒煙を出しながら走ることはありません。

黒煙に含まれるNOx等の有害物質をクルマに付いている専用の触媒でキャッチし、クリーンにしてから外に放出しています。

この''クリーンにする''のがアドブルーという薬剤の役目なんですね。


現在の主流なクリーンディーゼルは大体このアドブルーを使用しています。


ちなみに、アドブルーは燃料と同じで距離を走れば走るほど消費するものなので必ず補給しないといけません。

大きなガソリンスタンド出ないとアドブルーが補給ができないのもアドブルー車の泣きどころで、長距離を走る方はトランクに予備のアドブルーを用意するらしいです。

大体一回の補給で5,000km保つとか保たないとか。。

乗り方によっては3,000kmという人もいます。

燃料+アドブルーの残量を気にしながら走るのが現在の大部分のクリーンディーゼルです。


しかし、マツダのクリーンディーゼルエンジンは違います。

先ほども言いましたが、アドブルーを使用しないので普通のガソリン車と同じように燃料だけ気にすればOK❗️


ではアドブルーを使用せずにどのように有害物質を除去しているのか。

超簡単に説明すると、

マツダのクリーンディーゼルはエンジンの熱を利用して有害物質を燃焼して処理しています‼️


(天才ですか‼️びっくり)

これが今回の最重要ポイントです。⭕️

テストに出ますので絶対に覚えて帰ってください👨‍🏫


マツダのエンジンは低圧縮故にNOx等の有害物質が出にくい(従来の高圧縮エンジンだとNOx等が出てしまう)のが特徴なんです。

なので、燃焼時に出るスス(PM)を気にすればOKということになります。


このススはマフラー付近の触媒で吸収され、高温の排気熱で燃焼させるんです。

この高温の排気熱は比較的長時間、長い距離を走ってあげれば良いので、ちょい乗りばかりだと排気温度が上がりにくく、ススが燃焼しきれずにエンジン内に蓄積し、最悪の場合エンジンがブローするということに。。ガーンガーン


本来、エンジン内部にススは溜まってはいけないものです。

チリつもで、ススが溜まることでエンジンの能力が極端に落ちたり、場合によってはススが溜まりすぎてエンジンが付かないこともあるそうです。

最終手段としてエンジンのオーバーホールなんていうのもありますが、かなりのお金がかかります。

数十万〜100万円なんていう修理代がかかる場合もあるそうです。

こうなるとユーザーにとっては、燃費が良くてお財布に優しいエコカーではなくなってしまいますよね。。

故に、ディーゼルはチョイ乗り多めな人には不向きなワケです。


下の図がクリーンディーゼルエンジンを分かりやすく説明してくれています。


クリーンディーゼルの注意点-ベストカー

ちなみに、近年のクリーンディーゼルを国内で盛り上げたのはマツダだと思います。


先ほども少し触れましたが、「低圧縮ディーゼルエンジン」これがキーとなります。

この低圧縮ディーゼルエンジンがこれまでのディーゼルエンジンの概念を変える画期的なものだったんですね。

それが、SKY-ACTIV D(スカイアクティブ ディー)です。


このマツダが開発したエンジンの何が凄いかというとディーゼルなのに低圧縮で実現出来たというところです‼️

ディーゼルエンジンは本来、高圧縮エンジンなんですね。


ディーゼルエンジンは先に空気をシリンダー内に送り込んでから圧縮し、そこで高温になった空気に燃料(軽油)を吹きかけ爆発をさせます。

この空気を圧縮する際に圧縮比が高いほど取り入れた空気を高温にできるので燃料着火性が上がります。

 高圧縮故に確実に燃料に着火できるので従来はこのタイプでした。

 しかし、高圧縮での燃焼後には必ずNOx等の有害物質が発生します。

 ならば、低圧縮にすれば有害物質を抑えられると考えたのがマツダのディーゼルエンジンです。

 しかし、また問題が。

低圧縮では取り込んだ空気が高温にならず軽油に着火しないという問題もありました。

それを解決したのが、目からウロコな発想です。

「出てくる高温の排ガスをもう一度エンジン内に取り込めば低圧縮でも必要な温度が出せ、燃料に着火できるのではないか。」

いや〜天才ですよびっくりびっくりびっくり


興奮しすぎてマニアックなほうこうになってしまいましたが、マツダのクリーンディーゼルの凄さが少しでも分かって頂ければと思います。


余談ですが、

ディーゼルエンジンは基本構造が単純です。

また基本は高圧縮エンジンなので、それに耐えれるように頑丈に作ってあります。

故にディーゼルは丈夫で長持ちと言われています。

しかし近年のクリーンディーゼル車は環境に優しい代わりに、乗り手を選ぶようになりました。(長距離をメインで乗る人でないと向かない)

ある意味ガソリン車よりデリケートなエンジンになってしまったので、昔ながらの長く使えて壊れないディーゼルエンジンを想像される方には⁇が浮かんでしまうかもしれませんね。

最後に、ふたつ言い忘れていたことが。


一つ目は、マツダのクリーンディーゼルエンジンは一番ススが出にくいエンジンの回転数というものが存在するので、その回転域で運転を続けると長く調子良く乗り続けられるというもの❗️


そのススが発生しにくい回転数というのが、1500回転以上〜2000回転未満の領域です。‼️

(これも超重要ポイントなので、覚えて帰ってください‼️)


よく、エンジンを高回転で回すことでススが焼け切れると巷では言われていますが、実はこれは大きな間違いだそうです。

(私も最初はそう思ってました)

では、なぜ高回転まで回すといけないのか。

それは、高回転でエンジンを回すことで、それだけ燃料を濃く噴射することになり、結果として燃えカス(スス)が発生しやすくなるとのこと。


また回転数が低すぎても、濃く燃料を噴かないとアイドルが安定しないので、低回転すぎるのもススが出るそうです。


二つ目に大切なことは、

7〜8万km毎にエンジンのスス洗浄をすること❗️


どんなに丁寧に乗っても、直噴エンジンは多少なりともススな貯まります。

なので長く気持ち良く乗り続けるには定期的にエンジンのスス洗浄が必要になります、


マツダのクリーンディーゼルは直噴エンジンです。

直接シリンダー内に燃料を噴射するので、どうしても燃えカスが残ってしまうんですよね。。

これはディーゼルだろうとガソリンだろうと関係なくススが溜まります。

なので、直噴エンジンは多かれ少なかれススは溜まるものと思ってないといけないですよね。


要は心の持ちようです。

完全なエンジンは世の中に存在しません。

何かを得れば、何かを失う。

トレードオフな関係が世の中の摂理です。



ガソリン車から乗り換える方にとってこれまでの乗り方を変えなければならないと考えている方もいると思います。


そういう私もそうでした。

ガソリン車と勝手が違う、、と。


まぁクリーンディーゼルに乗るのにどのような乗り方が一番多いか、と考えると自ずと答えは出てくるかもしれませんね。


長距離ドライブ多め⇒間違いなくディーゼル車‼️

近所の買い物ばかり⇒EVまたはガソリン車


総括として、このような結果になると思います。



私のようにディーゼルの魅力にドップリ浸かり、ロングドライブをメインにする方にとってはなくてはならないエンジンですね。


アクセルを踏み込んだ際に、あの座席に引きつけられるような加速感は虜になります!

並みのガソリン車には戻れないですね😅

それくらい魅力的なエンジンです。


乗り手が合えば、まさにシンデレラ❗️


是非ドライブ好きの方はマツダ車をおすすめしますよ❗️