からの続きです
艱難期の始まり 第３部A パート３５
Ⅲ．裁きのラッパ：（ヨハネの黙示録8章6節-9章21節 ）
2.海の災害： (黙示録8章８-９節）
ヨハネの黙示録8章8-9節
（8）第二の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
すると、火の燃えさかっている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。
そして、海の三分の一は血となり、
(9) 海の中の造られた生き物（すなわち魚類や他の生き物）の三分の一は死に、
舟の三分の一がこわされてしまった。
この第二のラッパの裁きにおいても、
第一のラッパの裁きと同様の機構が働きます。
裁きは神によって定められたものであり、イエス・キリストの顕現の一部であり、
大天使によって宣言され、四つの「力」（すなわち、黙示録7章1-3節の風の天使たち）の
一つによって管理され、二人の証人によって施されます。
最初のラッパの裁きは劇的なものでしたが、このような巨大な前兆が天上に現れ、
それが地上に降下して恐ろしい結果をもたらしたことは、
この第二の裁きが最初の裁きよりも重要であることを明確に示しています。
（第一のラッパで陸地に行われたように）
この山のような大きさのこの燃える隕石が、
第二のラッパで地球の海を襲い、前代未聞の荒廃を引き起こします。
第一のラッパの裁きの多くの隕石が地上のあらゆる場所に落下し、
その結果、地上の植生の三分の一が破壊されたのに対して、
この大きな燃える隕石の衝撃は集中的で、ある特定の地域に落下し、
その壊滅的な影響は放射状に広がっていきます。
そのような最初の影響は、世界の海の三分の一全体が血に変わることです。
（これも衝突地点から放射状に広がります）
ナイル川が血に染まった時（出エジプト7章14-24節）と同じように、
この濃縮された汚染は、やがて自然のプロセスによって希釈され、消滅しますが、
その有害な影響のために、海に住む生き物の全体の3分の1が死ぬことになります。
（同様のことがナイル川の魚にも起こりました：
この巨大隕石衝突の二つ目の壊滅的な影響は、
世界の船舶の三分の一が破壊されることであり、
これは間違いなく、衝突地点から外側に向かう津波と、
その周辺にあるすべてのものを飲み込む激しい渦に起因するものです。
海で失われるこの多数の船で発生する多大な人命損失に加え、
このような出来事を発生させるに違いない驚異的な波によって、
多くの島々や海岸線に大きな犠牲者が出ることは疑いなく、（ルカ21章25-31節参照）
この裁きは最初の裁きよりも致命的であることはほぼ確実です。
また、上に述べた時間軸に詳述されているように、
この裁きの効果は最初の裁きの効果の二倍（この裁きの効果は二ヶ月間続く）
であることにも注意が必要です。
最後に、この裁きに伴う血は、上で見たように警告のしるしであるだけでなく、
実際にこの第二の裁きの一部を行う手段となります。
この災いの間、信者は神の大きな保護を受けますが、
だからといって、私たちがそのすべての結果を免れるわけではありません。
（エレミヤ45章1-5節参照）
この第二のラッパの裁きによって引き起こされる荒廃は、
（世界の海運の三分の一が失われ、世界の漁業の三分の一が失われることによって
食糧供給が途絶え、世界の沿岸地域の多くが荒廃することによって引き起こされる）
大規模な経済的悪影響をもたらすでしょう。
私たちの生活や経済状況が影響を受けないとは言えません。
確実に言えることは、この裁きの痛ましい性質にもかかわらず、
神は私たちのあらゆる必要を満たしてくださるということです。
（詩篇37篇25節;ピリピ4章19節;ヘブル13章5-6節参照）
神は私たちのあらゆる必要を知っておられ、
どのような歴史的状況であろうとも供給し続けてくださるという確信をもって、
神が私たちを顧みてくださるという絶対的な信仰の確信のもとに、
すべての思い煩いを神に委ねなければなりません。
3.淡水の被害 (黙示録8章10-11節)
ヨハネの黙示録8章10～11節
(10)第三の御使が、（その）ラッパを吹き鳴らした。
すると、たいまつのように燃えている大きな星（文字通りに「大きな星」）が、
空から落ちてきた。
そしてそれは、川の三分の一とその水源との上に落ちた。
(11)この星の名は「苦よもぎ（アブサン）」と言い、
水の三分の一が「苦よもぎ」のように苦くなった。
水が苦くなったので、そのために多くの人（地上の人々）が死んだ。
第一のラッパの裁きの「ひょう」（隕石の破片）から、
第二のラッパの裁きの「山」（とても大きな隕石）、
そして今度は「星」（小さな小惑星）へと、裁きのたびに落下する物体が
大きくなっていきます。
ギリシャ語の「大きな星」は、黙示録が書かれた時代の観点から理解されなければなりません。
今日、私たちがこの言葉を使う意味での大きさの「星」が地球に衝突すれば、
地球全体が完全かつ即座に蒸発することは明らかです。
しかし、ギリシャ語のアスター（ἀστήρ）は、あらゆる発光天体
（流星、小惑星、惑星、あるいは恒星）を指します。
「星」の「大きさ」も同様に、
絶対的な観点からではなく、他の光り輝く天体の目に見える大きさと比較して
理解されるべきです：
この小惑星が大気圏に突入するとき、それは空に見える他のものと比較して
最も印象的でしょう。
それは、第二の裁きのラッパの山のような隕石と比べても同じで、
この小惑星はより大きいだけでなく、より明るいからです。
火で赤く輝くだけでなく、「たいまつ」のように非常に明るく、白熱した光を放つのです。
この小惑星が世界の川や泉の三分の一に当たるということは、
いくつかのことを暗示しています。
この小惑星が世界の川と泉の三分の一に落下するという事実が暗示する
いくつかのことの第一に、最初の二つのラッパの裁きの隕石の落下が
真っ向からぶつかってくるものであったのに対し、
この小惑星は地球の大気圏に斜角で入り、緩やかに降下するため、
世界的な視認性が高まり、前の二つの裁きの場合よりもさらに劇的な視覚効果を
もたらすと考えられます。
第二に、世界の河川と泉の三分の一を汚染するという結果をもたらすには、
この小惑星は地球の大気圏の中を長距離通過して徐々に崩壊し、
（おそらく最終的には爆発で終わる）
その結果、小惑星の物質が有害な放射性降下物の形で大気中に拡散する可能性があります。
こうして生成された放射性降下物は、世界の淡水供給の三分の一を汚染するのに
十分な量となり、この悲惨な事態が「地上の多くの人」を死に至らしめます。
ここでは、（この箇所からしばしば誤って解釈されるように）
世界人口の三分の一が滅ぼされるとは明記されていませんが、それでも、
この第三のラッパの裁きでは、第二の裁きよりも多くの死者が出ることになります。
死者の数の増加、裁きの長さ、（上記の予測によれば、3ヶ月間続く）
そして、この裁きが他の二つの裁きよりもさらに劇的な出来事、
（すなわち、広範囲で見える明るい小惑星の降下）で始まることを考えると、
激しくなっていく裁きが続行中であることがはっきりとわかります。
（時々間違われていますが）「苦よもぎ」は天使のことではなく、
この小惑星がもたらす影響から付けられた名前に過ぎません。
この小惑星がすべて「苦よもぎ」で構成されていると理解する必要はありませんが、
（ちょうど、第一のラッパの裁きで隕石の破片に文字通りの血が含まれていたり、
また第二のラッパの裁きで大きな隕石が文字通り血を誘発したように）
小川や泉に「苦ヨモギ」の影響が生じるのは、
文字通りの意味であると考えるべきでしょう。
「苦よもぎ」または「アブサン」は、アルテミシア属の苦い植物で、
聖書では、その特別な苦味の性質を理由に、しばしば比喩的な意味で用いられます。
（参照：申命記29章18節;箴言5章4節; エレミヤ8章14節,9章15節,23章15節;
この小惑星がもたらす放射性降下物の影響は、いずれにせよ、
世界の淡水の三分の一を飲めないほど苦くすることは事実です。
しかし、最初の二つのラッパの裁きにおける文字通りの血のように、
文字通りの「苦よもぎ」の存在は、この裁きが神の御手からもたらされたものであり、
それ以外の方法では起こり得ないものであることを、
地上のすべての住民に示す紛れもない印となります。
苦よもぎの象徴的な性質も重要です。
血は、加害者の血を必要とする非道な行為に対する来たるべき神の報復のしるしであるように、「苦よもぎ」は、偶像礼拝の毒と苦味を思い起こさせ、
あからさまに、故意に、計画的に、神に背を向けてサタンに向かうことであり、
これまで見てきたように、艱難期の悪魔の偽宗教の重要な特徴なのです。
それゆえ、あなたがたのうちに、きょう、その心にわれわれの神、
主を離れてそれらの国民の神々に行って仕える男や女、氏族や部族があってはならない。
またあなたがたのうちに、毒草や、にがよもぎ
（すなわち、偶像礼拝によって引き起こされる苦い思い: ヘブル12章15節参照）を
生ずる根があってはならない。
(申命記 29章18節)
この裁きの影響については、黙示録8章11節に、
「水が苦くなったために」多くの人が死ぬとはっきりと書かれています。
苦よもぎ自体に毒はないので、ここで指摘されている死は、広範囲に及ぶ汚染の結果、
その影響を受けた水が本質的に飲めなくなった結果だと考えなければなりません。
（血の災いによってナイル川の水がエジプト人にとって飲めなくなったのと同じように：
したがって、この三ヶ月の長期にわたる水不足そのものと、
それに伴う全身の健康状態の悪化が、ここで予言されている死の主な原因なのです。
出エジプト記のマラでも、苦かったためイスラエルの民は水を飲めませんでした。
その時、神は民が一時的な苦難の中で神を信頼するかどうか、民の心を試されたのです。
私たちは、この真水の乏しい状況の中で、彼らよりももっとうまくやって、
主に不平を言わないようにしたいものです。
結局のところ、信仰者として私たちがこの災いを生き延びることができるのは、
私たち自身の水源が影響を受けないからか、
（すなわち、出エジプトの災いの間、ゴシェンの地が一貫して免れたように
「＜裁きを受ける＞三分の一の部分」はわたしたちの居住地とはなりません;
出エジプト7章14-24節参照)、
あるいは、私たちが生きていくために必要な水が
何等かの形で供給されたり浄化されることでしょう。
（モーセとエリシャの苦い水のいやしを参照：出エジプト15章25節;列王記下2章19-22節;
エリヤの場合における神のご計画： 列王記上17章1-10節, 19章6節）
神が私たちに永遠の命の水を惜しみなく与えてくださったように、
（黙示録21章6節;イザヤ55章1節;ヨハネ7章37-39節;黙示録22章17節参照）
世界がかつて見たことのないような大干ばつの中にあっても、
私たちの肉体の生命を維持するために必要な水を差し控えることはないという
絶対的な確信を、私たちは神に持つことができます。
彼らは人なき荒野にさまよい、
住むべき町にいたる道を見いださなかった。
彼らは飢え、またかわき、その魂は彼らのうちに衰えた。
彼らはその悩みのうちに主に呼ばわったので、
主は彼らをその悩みから助け出し、
住むべき町に行き着くまで、まっすぐな道に導かれた。
どうか、彼らが主のいつくしみと、
人の子らになされたくすしきみわざとのために、
主に感謝するように。 主はかわいた魂を満ち足らせ、
飢えた魂を良き物で満たされるからである。
（詩篇107篇4-9節）
主は野を池に変らせ、かわいた地を泉に変らせ、
(詩篇 107篇35節)
--パート36に続く
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過去記事の「ひとしずく」も、どうぞお役立てくださることをおすすめします
はじめての方へ | 休息と癒し (kyusokutoiyashi.jp)
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「ダーク・トゥ・ライト」https://darktolight.jp
私達が主の御声を聞くことにおいても成長できますように。
また、ご意見、ご感想、またオーディオクラスに関心のある方、
shizuku365@proton.me までご連絡ください。
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イエスは彼に言われた、
「わたしは道であり、真理であり、命である。
だれでもわたしによらないでは、
父のみもとに行くことはできない。
（ヨハネ１４：６）
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昨日の雨も上がり、夜には美しい満月が顔を出していました🌕
今朝は気持ちの良い朝日が照らしています
庭にはミニバラがまた咲き始め、イトバハルシャギクが朝露を輝かせています
ピンクのオシロイバナも咲き始めました
一日として同じではない瞬間を
感謝します
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長女さんが作ってくれた海鮮丼
美味しかったよ
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綺麗な紫ですね
トリテレイヤ
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今日もありがとう～