からの続きです
V. 七つの封印(ヨハネの黙示録7章1-8) 第2部B パート39
144,000人の宣教の行程<続き②>
3.宣教の成果:
ここでも、144,000人がイエス・キリストにある神に立ち返るのを助ける同胞の数について、
正確な情報は与えられていません。
しかし、いくつかの点を覚えておく必要があります。
第一に、困難な宣教地でよくあることですが、神の国では、
(悔い改める一人は悔い改める必要のない九十九人よりも喜ばれるのですから)
結果は必ずしも数で測れるものではありません。
(「イスラエルの町」の一部が他よりも実り多いことは間違いありませんが、
それは宣教チームにすべての責任があるわけではありません)
この世界的な証しは、それ自体、大きな成果であり、驚異的な結果です。
第二に、144,000人の働きの周辺では、異邦人社会で多くの関心を呼び起こし、
ユダヤ人以外の人々への宣教の機会が与えられると考えることができます。
第三に、この働きの結果を考慮すべきなのは、この時に悔い改めて神のもとに
回復した人たちだけではないということです。
144,000人の働きと、それと密接に関連するモーセとエリヤの働きは、
間違いなく、この時期(つまり、艱難期の前半)にイエス・キリストを通して
神のもとに戻らなかったユダヤ人の心に多くの疑問を残すことでしょう。
しかし、再臨の時には、イエス・キリストに立ち返り、
「自分たちが突き刺した者を見」、帰ってくるメシアを直視することになるのです。
(黙示録1章7節)
艱難期の終わりにユダヤ人が改宗するための土台を、
モーセとエリヤが144,000人の宣教者とともに築くべきものであることは確かです。
なぜなら、その日まで眠っているユダヤ人に、
ユダヤ人がユダヤ人のわかる形で福音のメッセージを伝えるこの活動こそが、
キリストの目に見える臨在とともに、キリストの再臨のときに預言された
悔い改めを生み出すからです。
わたしはまた、天と地とにしるしを示す。
すなわち血と、火と、煙の柱とがあるであろう。
主の大いなる恐るべき日が来る前に、日は暗く、月は血に変る。
すべて主の名を呼ぶ者は救われる。
それは主が言われたように、シオンの山とエルサレムとに、
のがれる者があるからである。
その残った者のうちに、主のお召しになる者がある。
(ヨエル書 2章30-32節)
わたしはダビデの家およびエルサレムの住民に、
恵みと祈の霊とを注ぐ。
彼らはその刺した者を見る時、
ひとり子のために嘆くように彼のために嘆き、
ういごのために悲しむように、彼のためにいたく悲しむ。
(ゼカリヤ12章10節)
しかし、その時に起る患難の後、たちまち日は暗くなり、
月はその光を放つことをやめ、星は空から落ち、
天体は揺り動かされるであろう。
そのとき、人の子のしるしが天に現れるであろう。
またそのとき、地のすべての民族は嘆き、
そして力と大いなる栄光とをもって、
人の子が天の雲に乗って来るのを、人々は見るであろう。
(マタイ24章29-30節)
兄弟たちよ。
あなたがたが知者だと自負することのないために、
この奥義を知らないでいてもらいたくない。
一部のイスラエル人がかたくなになったのは、
異邦人が全部救われるに至る時までのことであって、
こうして、イスラエル人は、すべて救われるであろう。
すなわち、次のように書いてある、
「救う者がシオンからきて、ヤコブから不信心を追い払うであろう。
そして、これが、彼らの罪を除き去る時に、
彼らに対して立てるわたしの契約である」。
(ローマ11章25-27節)
とはいえ、144,000人のメッセージに直接反応する人は、
かなりの数(不特定多数)存在します。
(ゼカリヤ10章9節参照。
「私が彼らを民の間に散らしても、遠い国では私を思い出すだろう。NIV)。
黙示録の12章(マタイ24章15-22節; マルコ13章14-23節; ルカ21章20-24節)には、
イスラエルに残っているユダヤ人信者が、艱難期の中期に反キリストに迫害されて
荒野に避難する場面が出てきます。
この残党はどう見ても現存していないので、二人の証人と144,000人の働きの
(どちらもこの迫害の直前に終了する)
結果として生じるものと結論づけざるを得ません。
この新しいユダヤ人残党を排除しようとする試みが失敗した後、
反キリストは世界中のユダヤ人信者に対して、
(そして一般の信者に対しても:黙示録12章17節)
その活動を拡大することになるのです。
聖書には書かれていませんが、144,000人の宣教に応えて、
イスラエルにいる新しいレムナント<残りの者たち>の一部が
世界の他の地域から集まってくる可能性があります。
(ちょうど、彼らがエルサレムとモーセとエリヤの宣教に引き寄せられたように)
4.キリスト、ヨハネ、モーセ、エリヤ、使徒たちの働きと類似している:
144,000人の働きは、彼らに先立つ最も印象的な神の働きに多くの類似点をもっています。
これらの類似点は、この章の初めから強調してきた
144,000人の働きの重要性と性質の両方を強調しているので、注目すべき重要な点です。144,000人はすべ次のとおりです。
ユダヤ人の男性です:キリスト、ヨハネ、モーセ、エリヤ、そして使徒たちと同様です。
未婚です:キリスト、ヨハネ、エリヤ、パウロのように。
奇跡的に守られます:キリスト(ルカ4章28-30節; ヨハネ7章30節, 8章59節, 10章39節)、
モーセ(民数記16-17章)、
エリヤ(列王記下1章)、
使徒たち(使徒行伝12章1-10節, 28章3-6節)と同じです。
イスラエルへの宣教者です: キリスト(マタイ15章24節; ルカ2章34節)、
ヨハネ(マタイ3章7-10節; ルカ1章67-80節)、
モーセ、エリヤ、ペテロ(ガラテヤ2章7節)がそうです。
神への回復の宣教者です: キリスト(ルカ4章14-21節)、
エリヤ(マラキ4章4-6節)、
使徒たち(使徒行伝3章17-21節)と同様です。
際立つ奇跡を行います: キリスト
(マルコ5章37-43節; ルカ7章11-17節; ヨハネ11章1-44節)、
モーセ(出エジプト4章1-17節; 使徒行伝7章36節)、
エリヤ(列王記上17章17-24節)、
使徒たち(使徒行伝9章36-42節, 20章7-12節)などがそうでした。
厳しい「行動規範」に従います: キリスト(マタイ4章1-11節)、
エリヤ(列王記上17章1-16節)、
パウロ(第一コリント4章8-13節;
第二コリント4章7-12節, 6章3-10節, 11章16-33節; ピリピ3章7-11節)など。
激しい反対勢力に直面します: キリスト(ルカ4章29節; ヨハネ7章1節; 8章40節)、
ヨハネ(マタイ14章1-5節)、
モーセ(使徒行伝7章39節)、
エリヤ(列王記上18章16-17節, 19章1-2節)、
使徒たち(使徒行伝5章17-42節)などがそうです。
完璧な行動で一貫しています(黙示録14章4-5節):キリストのように
(ヨハネ8章46節; 使徒行伝8章32-35節; ヘブル4章15節; 第一ペテロ1章19節)。
三年半の奉仕:キリスト、エリヤ(ヤコブ5章17節)、<バプテスマの>ヨハネと同じです。[1]
宣教の終了時に殉教します(黙示録14章3節):ヨハネ(マタイ14章6-12節)、
使徒たち(ヨハネ21章18-19節参照)のように、
私たちの主イエス・キリストの足跡をたどっています。
大迫害で殉教する最初の者です(黙示録14章4節):キリストの足跡に従っています。
(マタイ10章38節, 16章24節, 20章23節; マルコ8章34節; ルカ9章23節, 14章27節;
ヨハネ21章18-19節: レビ記23章9節~と第一コリント15章23節も参照)。
5. ダン部族の省略:
よく知られているように、イスラエルには十二部族がありますが、
その中のヨセフの部族は、ヤコブが孫たち<ヨセフの子エフライムとマナセ>を
養子にしたこと(創世記48章1-22節)、
その時にヤコブに割り当てた二倍の分け前(ヘブル語では創世記48章22節)から、
一般的には二部族(エフライムとマナセ)として紹介されています。
したがって、エフライムとマナセを一つとして数えていない十二部族のリストからは、
必然的に他の部族を排除することになり、
この文脈では、144,000人のリストに入れない部族はダンです。
(マナセと、「ヨセフ」つまりエフライムはそれぞれリストに数えられています)[2]
ダン部族の欠陥は数多くあり、このリストに入れなかった理由はたくさんありますが、
ダンが144,000人の仲間に入れなかった最も大きな理由は、
反キリストがこの部族の子孫であることです。
(創世記49章 16-18節;参照:創世記3章15節)
裏切りや悪魔的な背信のために十二部族の一人が排除されることは、
十二使徒の中からユダが排除されたこと(パウロに取って代わられた)と類似しているのです。反キリストの出自(しゅつじ)(ダン人の出自を含む)の詳細は、
このシリーズの第3部Bで考察されています。
6. 彼らの報酬:
私たちの主が、私たちの思いをはるかに超えた恵み深い方法でご自身を捧げられたので、
父なる神は「彼を最も高い所に上げ」、「すべての名にまさる名」を与えられ、
「イエスの名によって、天と地と地の下のすべてのひざがひざまずくように」
(ピリピ2章9-10節)されたのです。
ここで見られる、最大の犠牲には最大の報酬が与えられるという原則は、
144,000人の場合にも当てはまります。
彼らは大迫害の間、独特で卓越した殉教を最初に受け(黙示録14章4節)、
彼らの働きは非常に重要なので、一見些細なことでも
彼らを支援する人々は同様に報われます。(マタイ10章13節, 10章40-42節)
[1] イエスとヨハネの働きの年代については、『 悪魔の反乱』のパート5:
艱難時代の背景「裁き、回復、代替わり」、セクションII.9.a.3、
「キリストの十字架刑」を参照してください。
[2] エフライムは年下<次男(長男はマナセ)>でありながら「より偉大な」息子であり、
それゆえ、ここでは父親の名前によって識別されています。
(参照:創世記48章19節;民数記13章11節には「ヨセフの部族」が
「マナセの部族」と説明されています)
[3] たとえば、十二使徒に与えられた特別な栄誉(ルカ22章30節の「十二の位に座す」、
黙示録21章14節の「十二の門」)を参照してください。
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あれ もしかして・・・・
8年前、仔猫の兄弟でよく遊びに来ていた子です
思い出して遊びにきてくれたのね~
嬉しいなぁ~元気そうで良かった
また遊びに来てね
今日もありがとう~