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V. 七つの封印(ヨハネの黙示録7章1-8) 第2部B パート33
ロバート・D・ルギンビル博士著より
V. 144,000人の封印
黙示録7章1~8節
(1)この後、わたしは四人の御使が地の四すみに立っているのを見た。
彼らは地の四方の風をひき止めて、地にも海にもすべての木にも、
吹きつけないようにしていた。
(2)また、もうひとりの御使が、生ける神の印を持って、
日の出る方から上って来るのを見た。
彼は地と海とをそこなう権威を授かっている四人の御使にむかって、
大声で叫んで言った、
(3)「わたしたちの神の僕らの額に、わたしたちが印をおしてしまうまでは、
地と海と木とをそこなってはならない」。
(4)わたしは印をおされた者の数を聞いたが、イスラエルの子らのすべての部族のうち、
印をおされた者は十四万四千人であった。
(5)ユダの部族のうち、一万二千人が印をおされ、ルベンの部族のうち、一万二千人、
ガドの部族のうち、一万二千人、
(6)アセルの部族のうち、一万二千人、ナフタリの部族のうち、一万二千人、
マナセの部族のうち、一万二千人、
(7)シメオンの部族のうち、一万二千人、レビの部族のうち、一万二千人、
イサカルの部族のうち、一万二千人、
(8)ゼブルンの部族のうち、一万二千人、ヨセフの部族のうち、一万二千人、
ベニヤミンの部族のうち、一万二千人が印をおされた。
四つの風の天使たち:
ここで言及されている四方の風は神の裁きの道具であり、
(エレミヤ49章36-37節; 列王記上19章11節; ヨブ1章19節参照)
それを制御する四人の選ばれた天使は、
神に代わってその裁きを執行する代理人となります。
(1)わたしがまた目をあげて見ていると、四両の戦車が二つの山の間から出てきた。
その山は青銅の山であった。
(2)第一の戦車には赤馬を着け、第二の戦車には黒馬を着け、
(3)第三の戦車には白馬を着け、第四の戦車には、まだらのねずみ色の馬を着けていた。
(4)わたしは、わたしと語るみ使に尋ねた、「わが主よ、これらはなんですか」。
(5)天の使は答えて、わたしに言った、
「これらは全地の主の前に現れて後、天の四方に出て行くもの<風-新共同訳>です。
(6)黒馬を着けた戦車は、北の国をさして出て行き、白馬は西の国をさして出て行き、
まだらの馬は南の国をさして出て行くのです」。
(7)馬が出てくると、彼らは、地をあまねくめぐるために、しきりに出たがるのであった。
それで彼(=主)が「行って、地をあまねくめぐれ」と言うと、
彼らは地を行きめぐった。
(8)すると彼はわたしを呼んで、「北の国をさして行く者どもは、
北の国でわたしの心(怒り)を静まらせてくれた」 と言った。
<英直訳:わたしの怒りを北の地に定めさせた>
(ゼカリヤ6章1-8 節)
ゼカリヤ書では、主の御前から吹き出す風を制御する天使によって、
その全過程を見ることができましたが、
黙示録第7章では、四つの風がすでに配置され、地上に放たれるよう備えられています[1]。
どちらの場合も、これらの破壊的な風は天使によって指揮されていますが、
ゼカリヤ書6章では風に<破壊を>指揮し、
ヨハネの黙示録7章では風を引き止めているのです。
ゼカリヤ書に記述されている状況では、神の裁きのプロセスがすでに始まった段階であり、
神の怒りの主な受け手は「北の国」
(上記の8節の訳に注意、誤訳されている場合がよくあります)です。
(上記のゼカリヤ6章では、歴史上のバビロンを破壊するために
二種類の風が吹いていましたが)
黙示録第7章に登場する四つの風は、
特定の地域や国を破壊するために吹いているのではなく、
神の警告の裁き(「ラッパの裁き」)を行うために、
全世界に放たれる寸前の段階まで来ています。
上で見たように、「地の四すみ」(黙示録7章1節)という表現は、
地球全体を指す聖書の一般的な表現であり、ここではこの四人の天使と、
その風による警告の裁きの範囲と世界規模の影響の完全性を強調しています。
(エゼキエル37章9節; ダニエル7章2節, 8章8節; マタイ24章31節)
ゼカリヤ6章が明らかにしているように、
「四つの風」とその天使は地球の「四隅」に常駐しているのではなく、
主の裁きの命令を待ち望んで、主の前に立っていることを理解することが重要です。
しかし、ここでは、最後の封印が解かれるのを見越して、あらかじめ配置されています。
その時点で、7回にわたる「ラッパの裁き」
(艱難期の前半に行われる人類への悔い改めのための神の定められた順に一連の警告)
が滞りなく開始されるのです。
具体的には、四つの風の天使が最初の四つのラッパの裁きを指揮する責任を持っています。
これらの裁きはすべて空から起こるものです。
(それぞれ、雹と火が地に投げつけられ、燃える山が海に投げ込まれ、
にがよもぎ星が世界の水に投げ込まれ、太陽、月、星の光が打ち落とされます)
黙示録の第7章では、天使たちは神のしもべの封印が完了するまで
風を抑えるように言われています。
これは、艱難期の嵐が起こる前の平穏な期間を示唆しています。
(第7の封印が解かれた後の天国の「半時」=半年間の静寂と静けさを参照。黙示録8章1節)
144,000人:
この箇所は144,000人について、部族ごとに選ばれたことと封印の事実以外、
ほとんど教えてくれません。
しかし、黙示録14章1-5節の記述と、主によって派遣された
12人(マタイ10章1-42節; マルコ6章7-12節; ルカ9章1-6節)と
72人(ルカ10章1-20節)の働きと対応して預言的に予示されているので、
彼らの働きは基本的に再現されることが可能です。
その詳しい説明は艱難期の前半(つまり、144,000人の働きの期間)を
扱うこのシリーズの次回<第三部>に掲載しますが、
(特に、第7章の解釈を誤るだけでなく、神の言葉の実際の教えにもかかわらず、
自分自身の目的を推進するためにそれを利用する多くの異端やカルトのことを考慮すると)
ここで最初に聖書によって確認できる144,000人についての
主要ポイントを述べておくことは有益です。
福音書に書かれている12人と72人が、霊的に言えば、
御国の到来が近いことに備えて同胞の心を整えるために主の代表として送り出されたように、
(マタイ10章7節; マルコ6章12節; ルカ9章2節, 9章6節, 10章1節, 10章9節;
ルカ9章52節も参照)
144,000人も同様に主の代表として、
御国の到来を具体的に実現するために同胞の心を備えるために送り出されていることを
最初に記しておくことができます。
このように、初臨と再臨の使者は、いずれもイエス・キリストの特別な代理人として、
同じような役割と機能を担っているのです。
そして、主の特別な代表として、144,000人の場合は、
主が12人と72人のために定めた同じ任務を遵守するだけでなく、
(肉を持って生まれた者ができる限り)
主の生活と歩みに似せることがふさわしいのです。[2]
--パート34に続く
[1] 最初の4つの封印(その馬は艱難期の動向を象徴している)の文脈を考えると、
ゼカリヤ6章の馬は(天国的なものですが)実在するものであることに注意すべきです。
黙示録19章11-14節のキリストと復活した信者の軍隊の馬を参照してください。
(列王記下2章11節, 6章17節; 詩篇68章17節; イザヤ66章15節;
ハバクク3章8節, 3章15節; ゼカリヤ1章8-11節参照)。
[2] 霊的に言えば、これはもちろん、すべての信者に与えられた命令です。
ペテロの手紙シリーズ#17「キリストに倣う」参照。
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今朝も雨がそぼ降ります
昨日も雨が降りそうな空だったけど
桜も咲き始めているのでウォーキングに行ってきました
神社の桜も咲いてるね
明日、入学式のところも多いけど、晴れるといいのになぁ
今年の春、中学2年生になる孫が、バレエを辞めることになった
最後の発表会の写真が送られてきた
頑張ったね きっといい経験になると思うよ
青空じゃなくて残念
あれ?
あそこにいるのは・・・・
今日もありがとう~