病理学博士との面談
今日は休日ですが、私の実家のある北日本のA県に仕事で出張でした。
ここ1年ほどお世話になっている元エリート官僚さんに、植物病理学を研究されている博士で県職員のBさんを紹介いただき、お話を聞きに伺いました。
元官僚さんは、とても顔の広い方で、なにか困ったことがあるとその分野の専門家を紹介していただけます。
今日も私が仕事上必要としていた内容について、大変役立つお話を頂戴できました。
その中で、個人的にも面白かったと思ったのが以下の点。
「植物はN:窒素、P:リン、K:カリの三大栄養素と、あとは鉄分、マグネシウム等の極めて微量の元素のみしか必要としない。」
「植物は無機物しか栄養源にしない。有機肥料を与えても、その有機物を微生物が分解して無機物にして、初めて植物は栄養素を吸収できる。」
「それらの栄養素を元に、植物自身が必要なものを体内で合成している。」
「従って、色んなホルモン剤的な肥料が発売されているが、それが植物に直接効くかというと疑問。でも、そうした農業資材が農家で人気があるのは確か。日本農業がカルトと言われる所以でもあるが、それが現実」
以前、別の人に人間も植物もその基本的な栄養吸収・代謝の仕組みは同じであると聞いたことがあります。
我々は、あんな食品が良いと聞けばスーパーに走り、こんなサプリが良いと聞けば薬局に走ります。
でも人間は、そんな複雑で多様な食物を実は必要としていないと思います。江部医師の研究では、イヌイットは肉しか食べていないが糖尿病等は見られないとのことですし、いつの間にか私の実家の庭に住みついている猫はペットフードなど食べていなくともとっても元気ですから。
仕事の後、実家に行き両親と夕食を摂りました。アルツハイマーの父は大分弱ってきています。母も、弱気になっています。
食事の後、老人ホームに両親を送って、私はホテルに泊まることにしました。
予想通り、母は、明日の昼は洋食レストランで脂っこいものを食べたいと言いました。
糖尿で死ぬ人は極く僅か
我が国では、毎年110万人の人が亡くなっています。
死因の1位は癌です。多くの人は、癌死を一番恐れていますが、日本人の10人に3人は癌で亡くなります。
年間35万人が癌死しているのですから、我々は癌で亡くなることを覚悟しておかねばなりません。
心疾患や脳疾患の血管系で亡くなる人は、合計で癌死の数字とほぼ同じです。
それに対して、糖尿病が直接の原因で亡くなる人は僅か1万4千人です。死因の1.3%にしか過ぎません。
癌で亡くなる人は、糖尿病で亡くなる人の20倍もいる計算です。
もちろん、糖尿病によって動脈硬化を起こしたりして、それが心疾患や脳疾患につながるケースもあるでしょうが、糖尿病そのもので亡くなる人は極く僅かです。
対して、自殺者は年間3万人。糖尿病で亡くなる人の2倍以上です。
糖尿病とうつ病は相関関係があるという見解があります。糖尿病ブロガーさんにも両方の病を併発されている方が多いような気がします。
さて、従来型の糖尿病治療は、1日1600㌔calという低カロリーの食事療法と運動療法が主体でした。
1600㌔calなんて私の1~2食分です。加えてその内容は、芋の煮物、青魚の煮物、豆腐とわかめの味噌汁、麦飯等と貧乏臭いものばかり。たまに豚の角煮が添えられてもせいぜい親指程度の大きさ!
こんなものばかり毎日食っていたら、それこそ活力も出ないし、精神状態がおかしくなること請負です。そして、たまに食欲に負けてカロリーオーバーしてしまうと、自己嫌悪に苛まれて、1日中気が滅入ってしまいます。
健啖家の私なら、これだけで80%の確率で “うつ” 病になるでしょう。
加えて、食後すぐに運動して血糖値を下げねばならないとの強迫観念に囚われるようになれば、うつ病確定です。
元労働全研究所の小山内氏(故人)は、朝食を抜くことを勧めた元祖です (私は糖質制限食治療の元祖である釜池医師のメソッドには、多分に小山内氏の考え方が影響しているものと勝手に推測しています)。
彼によれば食直後の運動は胃癌を誘発するとのこと。また、「酒も煙草もある人生」を許容し、「何のために生きるのか?貴方は、病気にならないために生きるのか」と読者に問いかけもしています。
そんな彼は、「親が死んでも食休み」という格言は人体生理上正しく、「食後すぐ寝ると牛になる」という格言は資本家が労働者をこき使うために作られた詭弁であると喝破しています。
以上を踏まえて、ここからは医学の素人の私の勝手な推論です。(この推論についての責任は一切持てませんが、反論、ご批判は甘んじて受けます。)
「従来型の糖尿病治療は、うつを併発させるリスクがあり、最悪の場合は自殺に追い込んでしまう可能性がある。さらに、糖尿病よりも怖い胃癌を発症させる可能性がある」
昨夜、私の書斎の書籍の中から小山内氏の著作がブックオフに行くことなくうずもれていたことを確認できたので、また読み返してみようと思っています。
イチローは偏食で高糖質食!
Yahooにイチローの食事についての記事がありました。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101111-00000306-sportiva-base
我々糖尿人にとっては、全くうらやましい限りの高糖質食で、おまけに超偏食でした。
記者は、最後にこう締めくくっています。
好きなものを食べ続ける。栄養士さんが聞いたらぶっ倒れそうな食習慣かもしれないが、それでいてしなやかで強靱な肉体はまったく変わらない。さまざまな体験を経て、最後に残ったのはごくシンプルな身体哲学。無駄のないものは強い。