医原病生産施設の病院
先日ご紹介した釜池医師のブログに、医師と看護師と栄養士の自己保身と怠惰によって自分の患者がひどい目にあっていることに対し、彼らを名指しで抗議されている記事があります。
それが、まさか今日、私の親にも振りかかるとは夢にも思っていませんでした。
父はアルツハイマー病です。私は、昨日昼まで実家にいたのですが、その後父がいつもの不調を訴え、姉が病院に連れて行きました。その時、私は既に300キロ離れた自宅に戻っていました。
医師はひょっとして大腸に腫瘍があるかもしれないとの診断で即入院となりました。アルツハイマーは環境が変わると症状が悪化します。姉は病院に泊まることにしましたが、興奮した父は一晩中、呻いたり何度もトイレに行ったりしたそうです。
そこまでは良いのですが、翌日、大腸検査をすることになっていたはずが、「そういえば去年一度大腸検査をしたからやめときますね。その代わりに胃カメラをやりましょう」と、これも昨年同じ時期にやったはずの胃カメラ検査をさせられました。ここまでだけでも、本当におかしい話です。
結局、胃に異常は認められず15時に退院するということになったのですが、なんと14;30に看護師から、「ついでにレントゲンと心電図と血液検査をしておきましょう」との言葉。
さすがに温厚な姉も、「なんで退院前にそんな検査をする必要があるのですか?既に6月にもこちらでレントゲン検査をしているはずですが・・」と抗議しました。
すると、
「一応入院した患者さんには全員レントゲン検査と血液検査をやっていただくことになっているので・・」
との返事。
立場上こちらは病院のお世話になっている身。仕方なく言う通りの検査を受けさせられました。
姉は、
「この検査結果は老人ホームかかりつけの医師に展開していただけるんでしょうか?」
と質問したところ、更に呆れた看護師と医師の次の返事。
「ああ、どうでしょうかねえ。どっちでも良いですけど」
これを犯罪と言わずになんというのでしょうか? 85歳の老人に必要もない胃カメラとレントゲン検査、血液検査までするという病院を形容するのに、釜池医師の言う「医原病生産施設」と言う言葉がぴったりです。
84歳の母は、実はこの病院がお気に入りです。医師、看護師は皆、言葉使いが丁寧で親切だからというのがその理由です。姉もそれは否定していません。
でも考えてみればそれは当り前。そうした病院にとって、「患者はお金を持ってきてくれるお客様」なのです。
上手な接客に騙されて、一番大事な健康を損なう治療、否、暴力を受けているのです。
彼ら病院関係者はいずれも資格を持った専門家。簡単に医療情報に接することのできない患者は、彼らの一見優しい暴力に身体を苛まれていくしかないのです。
今、私が掛っている医師や看護師、栄養士は、決して私のことを「様」付けでは呼びません。「さん」です。
私に対する言葉使いも決してやさしいとは言えません。むしろ厳しいとも言えます。
私は今の医師と栄養士を信頼しています。私の検査結果を元に、自院の臨床データを元に理路整然と状態を解説し、色々な治療法・食事メニューがあることを示したうえで、私に対する治療法・食事療法を選択し説明してくれます。
厚労省の方針だの病院内の人間関係やら組織がどうだの上下関係がどうだのと理屈を並べて、本当にあるべき治療法を患者に提供できない医療関係者には、即刻退場いただきたい!
釜池医師のブログは、さすがの私も過激すぎると昨日までは思っていましたが、今日自身の家族が当事者になってみて、心から応援したくなりました。
保険適用外手術190万円
義父が椎間板狭窄症の手術を受けることになりました。
保険適用外で2泊3日の内視鏡手術。費用はなんと190万円だそうです。
今日私は出張ついでに田舎の実家に行っていたので、妻も自宅から1時間弱の実家に行き、その話を聞いてきたそうです。
そして妻は、「190万ならクルマ1台分じゃん。もう年だからクルマも買わなくて良いから、それでチャラ」と言って大笑いしてきたそうです。
手塚治が書いたブラックジャックという漫画があります。私はこの漫画が大好きで殆ど全巻持っていました。
ブラックジャックは無免許医で、他の医者から見放された患者から法外な手術料をとります。患者の家族は、その金額にびっくりしますが、身内を救うことができるならとお金を払います。
そんなシーンに、ブラックジャックの思いが透けて見えます。彼はお金ではなく、家族愛を求めているのです。
彼は時折患者からお金を摂り損ねたり、結果的に無料で手術したりするのですが、そんな時彼は、「手術代まけてやるよ。俺にも昔家族がいたっけ・・・」
今週は妻のMEAの手術です。
善意のカルトと攻撃的な科学
私が先日ブログでご紹介した栄養士。糖尿病を多少勉強してきたようだが、やはりカルトは治っていないようでした。
全く肩書を用いずカルトな食事療法を「自己流ではあるが」と宣言して書くならともかく、管理栄養士という国家資格の肩書を使って糖尿病患者にとって致命傷ともなりかねない食事療法を書くのは犯罪です。
もちろん本人は善意です。善意そのものは否定はしません。しかし、それに科学的な根拠を伴っていないことは重大な問題です。
生化学は複雑系です。昨日会った植物病理学ドクターもそう仰ってました。だからカルトが横行する。
しかし、それはそのままで良いかと言うと決してそうではなく、科学的な追及はそれが困難であっても怠ってはいけないのです。カルトで被害を被る人は、後を絶ちません。
釜池医師は、江部医師の糖質制限食治療法開発の元となった方です。患者の命のためなら相手を徹底的に攻撃することも厭わない戦士です。
我々糖尿人の多く、少なくとも私は彼に喝采を送っています。しかしその栄養士は、このブログから目を背けてしまいました。