南野洋子は肉食だった
今週は、妻の術後ということもあり、さすがにお出かけ好きの我が家も家でのんびりです。
昨日の夕食は、家で焼肉にしようということになり、妻を家に残して、私一人でスーパーで焼肉の材料を仕入れてきました。
でも、おっさんが一人でエコバッグを持ってスーパーに行くのは、とても気恥ずかしい。やはり男はカートを引っ張りながら妻の後をついていく方が楽だし、気恥ずかしい思いをしなくても済みます。
それになんと言っても、入院先の病室で他の患者さんにもびっくりされた位、50歳にしては長身でスリムで美人でピカピカの肌を持った妻と一緒に外出するのは、やはり男としては誇らしいんです(ちょっと自慢ヾ(@°▽°@)ノ)。
アメブロのニュースを見ていたら、南野洋子さんの記事が載っていました。
テレビをあまり見ず、芸能界の情報にはまったく疎い私ですが、以前関わっていた会社の社長が個人的な趣味で彼女をCMで使っていたということもあって、顔も名前もよく知っています。
食生活で気をつけていることは何ですか? 夜の食事は少なめにとか、肉より魚をとるように心がけるとか?
「夜こそ食べなきゃ。ベテランの美しい女優さんを見ていると、夜にいーっぱい食べてるの。満腹状態で眠ると幸せで肌つやもよくなるし。」しかも南野さん、「夜は毎日がっつりお肉」なんだそう。「私の知る限り、草食で大成功した人っていないもの。肉食万歳よ!」
おお! あの南野洋子さんも肉食だったんだ。
この半年、肉食三昧の我が家では、多少偏食の悪影響も心配していたのですが、南野さんの肉食万歳でまた勇気づけられました。
そういえば、会社の女性陣の中でダントツ美人でかつ張り切り度N0.1のSさん。宴会では魚が嫌いだの、野菜はあんまり好きじゃないのと言いながら、肉だけは回りの男性の目も気にせずガツガツと食べる超偏食。
現在産休中の彼女は、先日、会社のルールに則って復帰用資料提出のため私を訪ねてくれました。
産後にも関わらず、肌はピカピカ、おしゃべりも相変わらず体育会系の乗りで元気たっぷり。赤ちゃんも標準よりはるかに大きく元気そのものでした。
そんな彼女は私に、「あれえ!○○さんのお腹が無くなっている。顔もスリムになって、益々カッコよくなっちゃったんじゃない!」と、お世辞を言ってくれました。
MEA手術を受けられた読者の方から、術後は大変だったとの情報を頂戴しましたが、妻はホントに元気。ひょっとして、その回復力の源は肉食かもしれません。
釜池医師と江部医師の糖質制限食治療論争-3
釜池医師と江部医師の最後の論争のポイントは、4.腎症の進んだ患者にも糖質制限食を勧めるべきかです。
まずは釜池医師から江部医師へのメールをご覧ください。
*以下全て釜池医師のブログからのコピペです。
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江部康二先生
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」12頁に
【腎機能の悪い人には、糖質制限食は適していませんのでご注意下さい。】
また、同書48頁に
【腎機能の悪い人の場合、高たんぱくの食事はよくありません。以前、イタリアで大きな研究がなされ、腎機能に障害のある人が高たんぱくの食事を摂っていると早死にするという結果が出ています。
糖質制限では結果的に高たんぱくの食事になりますから、腎機能の悪い人には適していません。そのような人は糖質制限食の対象外だと考えてください。】
と書かれています。
糖尿病がある程度進めば、一般的に腎機能低下が見られます。
これらの人々に対して、絶対的改善効果をもたらす、糖質制限食への門戸を閉ざしてしまったのです。
私に言わせれば、犯罪行為です。
ご存じのバーンスタイン医師は1型糖尿病です。
「糖尿病の解決」14頁に
【尿のたんぱく検査で、かなりの蛋白が検出された。これは本で知ったことだが進行性腎臓病の徴候であった。】
その後、「炭水化物制限」で血糖値をコントロールして、16頁に
【今では、もっとも感度の高い腎機能検査でもすべて正常である。】
と書かれています。
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これに対する江部医師の返信です。大変長いので、一部省略しています。
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釜池豊秋先生御机下
<糖尿病腎症と糖質制限食について>
糖尿病腎症でクレアチニンがすでに腎不全段階の人でも軽症であれば、糖質制限食で血糖コントロールすることで、進行がとまり、さらには改善する可能性もありえます。
一方で、すでに腎不全の人が糖質制限食実践中に、(糖質制限食と関係なく)過去に抱えているリスクのため自然経過で腎不全が進行することもあると思います。
この場合、他の医師に「糖質制限食による高タンパク食で腎不全が悪化した」とか、言われたら訴訟問題にもなりかねません。
情報公開の場ではなく、信頼関係のある患者さんとの個別対応は可能と思います。
【中略】
このように考察してみると、糖質制限食だけが食後高血糖を生じないし、薬物の使用がないので低血糖も生じないので、糖尿病腎症の進行を防ぎ、また総死亡率も減らす可能性をもっていることがわかります。
ともあれ、できるだけ早い段階で糖尿病腎症を発見し、糖質制限食実践で血糖コントロールを良好に保つことが、現時点で最善の道と考えられます。
江部康二
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要するに、江部医師も腎症進行中の患者に糖質制限食の効果は認めているのですが、それを保証することはできない。できない場合は訴訟に発展するリスクがある と仰っているのです。
そして、こんな江部医師に対して、釜池医師は、
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「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」2005年2月20日 第3刷12頁を読んで、
糖質制限食をあきらめてしまった糖尿病性腎症患者が沢山いるでしょう。その内の大多数は従来型の治療を続け、腎機能がさらに悪化したでしょう。
これらの人が、その後、腎症でも糖質制限食は有効で腎機能の悪化は見られない、と知ったらどういうことになるでしょう。
私なら、「糖質制限食で利益を享受する権利を侵害した」として、江部先生、出版社相手に訴訟を起こします。
訴訟? そんなものが怖くて、今まで誰もやったことがない人類史上初のニューパラダイム治療法ができるか!
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この論争が、釜池医師と江部医師のスタンスの違いを最大に示していると思います。
江部医師の仰ることは、従来の医学では「腎症患者は蛋白質摂取を制限すべし」が常識となっている中、やむを得ないという面があります。
レガシーな治療法しか知らず、新しい治療法の研究には目も向けようとしない、怠惰で権威主義の塊の様な医師、看護師、栄養士を敵に回すことは、社会的自殺行為かもしれません。
釜池医師はその点では戦士です。戦死をも厭わない勇敢な戦士です。
私は、ローカーボ治療をここまで拡げることに貢献された江部医師のご尽力には敬意を表したいですし、また釜池医師の勇敢な戦闘にも同様に敬意を表したいと思います。
釜池医師と江部医師の糖質制限食治療論争-2
前回のブログの続きです。
釜池医師と江部医師の最大かつ重要な論点の違いは、
3.どこまで完璧に糖質制限食を行うべきか
4.腎症の進んだ患者にも糖質制限食を勧めるべきか
です。
釜池医師は、元労働安全研究所の小山内医師の健康法およびその論拠に立って、夕食の一日一食だけしか認めていません。
小山内医師の考え方は、人間は本来、空腹状態で行動し、胃にモノを入れた状態で行動しない。その状態で行動すれば胃癌になったり、労働災害を起こしてしまう危険性もあるというものです。
「食べてすぐ寝ると牛になる」というのは資本家が労働者をこき使うための詭弁であり、「親が死んでも食(後は)休み」が生理学上正しいと喝破されています。
そして脳は糖((グルコース)しか利用できないというのはウソであり、脳の主たるエネルギーは脂肪であると。また、血糖値は元々人間が持つホメオスタシス(恒常性機能)によって維持されるので、脳の機能が維持できないような低血糖にはなりようがない というものです。
日本の栄養学では、朝食を摂らないとダメだとか、摂らない小学生は勉強ができないと言うが、そのエビデンスは極めていい加減で怪しいものであるとしています。
そして実際に、こんなにたっぷりと朝食を摂らせる指導をしているのは日本だけであると。
こうした考察から、小山内医師は、「朝食は身体に悪い」と結論づけられています。
小山内医師の理論の影響を強く受けた釜池医師は、糖尿病を治すのには(高血糖状態を回避するには)、一日一食。それもゆったりと休むことができる夕食だけにすべきだと主張されています。
これに対して、江部医師は一日三食(本人は朝食抜きのニ食だそうですが)を前提に、一食ぐらいは玄米を食べても良いとのスタンスです。
この部分に釜池医師がかみついた訳です。
以下は、釜池医師のブログからのコピペです。(青字が江部医師の著作からの引用部分になっています。)
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昼食のみは玄米を軽く一膳だけ摂ることになりますが、より治療効果を高めたい場合は、昼食の玄米もなくして、三食とも主食を摂らない食事とすることもあります。 「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」45頁
なぜ、すべてを3食主食抜きにしないのか?昼食に玄米を食べさせることに意味があるのか?
私の頭はきしみます。
論理的にしか動かない私の脳細胞が悲鳴を上げるのです。
糖尿病の人が玄米を同じだけの量(180g)を食べると、200~400という確実に血管内皮に障害の起こる、高レベルの食後高血糖を起こしてしまうのです。 「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」43頁
と2頁前にありますから尚更です。
案の定、その後に紹介されている3症例とも、昼食後は高血糖です。
これ以上言いません。
考えれば考えるだけ気分が悪くなります。
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釜池医師の糖質制限食は厳格すぎるとの意見も多く、江部医師もそうしたスタンスです。
この件については、一部の糖尿病患者に人気がある杉本正毅医師の「 ローカーボは継続が実質困難。精神的に悪い。一番大切なのはQOLである」との意見があることも付記しておきます。
私は小山内医師の著作を10年ほど前に読み、朝食抜きを実践しておりましたところ、会社の看護師・栄養士から、「あなたは自己流で勝手なことをやるから糖尿病が治らないんです。私は小山内さんなんか知らないし、そんないい加減なことを信じちゃダメです」と叱られたことがあります。
そんな小山内医師のメソッドが、ローカーボ食治療というメソッドに名前を変え進化をする等、10年前は考えもしませんでした。
最後の論争のポイント
4.腎症の進んだ患者にも糖質制限食を勧めるべきか
は明日書きます。