土屋アンナさんと初体験 | 銀座一丁目の英語発音教室「メントール」のブログ

銀座一丁目の英語発音教室「メントール」のブログ

英語発音指導、英語学習、TOEIC、TOEFL指導、アカデミック英語、子供の英語教育・英語論文・国際学会・英語のパブリックスピーチ・大学、大学院での講義、経営学・ブランド論・銀座・新富町情報などのブログです。


昨年から、母校女子大の同窓会理事の1人になりました。他にもある学会の監査役やら、何とかの理事やらいくつかお引き受けしています。理事とか監査役とか聞くと偉い人のように聞こえますが、特に偉くはありません。


まあまあ長生きしていれば、そのようなお役が回ってくるもので、可能なものについてはお引き受けしています。先輩方が今までやってくださって組織が回ってきたのでしょうから、PTAのような煩わしいものに関わる必要がない分、こういった役割はやろうというわけです。

で、大学同窓会の周年記念行事があったので、運営側として参加してきました。

普通、こういった式典には学校とか企業とか政治の偉い人がきてスピーチをするものです。
が、そういった堅苦しいことをしないでもっと中身重視で、来た人が楽しかったと思ってもらえるようなイベントにしよう、と思い切ってご招待自体をやめ、プログラムに祝辞を寄せていただく形式にしました。

その代わり、参加者の主体である、若い同窓生や現役生の人生に役立つ話を、とモデルでミュージシャンで俳優でもある土屋 アンナさんをゲストスピーカーにお迎えしました。




全部書くと長くなるので省きますが、土屋アンナさんはとても人格が素晴らしく、私は感動しました。

アメリカ人のお父様と、お父様が医師で厳格な家庭で育った日本人のお母様のもとに生まれたアンナさん。

なんと彼女はミッション系の中学、高校に通っていたそうです。聖歌隊にも入っていたため、イベント当日の大学ハンドベル部、オーケストラ部による校歌や聖歌の生演奏の良さも理解し喜んでくれました。

アンナさんのお母様は着付け師として活躍しながら、アンナさんのマネジメントもしていらっしゃいます。当日もステージに上がって少しお話ししてくださり、とても素敵な親子でした。

アンナさんはとにかく明るくて、暖かくて、質疑応答コーナーの時に緊張してガチガチになって質問している若者にも優しいだけでなく、頼れる姉御って感じの対応。

とても親身になって一つ一つ丁寧に答えやアドバイスをして、質問した人や、会場の参加者を明るい気持ちにしようと全身全霊、一生懸命。

それが、すごく強く伝わってくる人物でした。
赤毛だったり、ピンクの毛をしていたり、外見はややはじけ気味なイメージが強いと思いますが、本当に育ちが良い人なんだな、と思いました。

上品っぽい言葉遣いをするとか、自分がいかにお嬢様育ちなのかという見え見えのエピソードを話すといった小手先の「育ちが良い、裕福な家の出」風味なことをする人っていますよね。そういうのが偽物なのはすぐわかります。金持ち=育ちがいいという事ではないのです。

土屋アンナさんのような本物の育ちの良さも、言動ですぐにわかります。

私も、育ちが良いもんですから。(自己申告制)
私は別に裕福な家の出ではないけど、育ちはいいんです。(自己申告制)

だから同じ匂いの人はすぐわかるんです。(自己申告制)


というわけで、土屋アンナさんとお母様の大変素晴らしいお人柄に触れることができて久々に心が洗われるような時間でした。

第二部では立食パーティ形式で、学院クイズやまたハンドベル、オーケストラの生演奏など色々な催しがありました。

その中で、立候補した先着6名がハンドベル演奏に参加できるというものがありました。

私はこういう時、遠慮なんてしません。
誰よりも早く手を上げて、チャンスに飛びつきました。

ハンドベルやってみたかったんです。

私の出身大学の高等部のハンドベル部は、銀座の教会でクリスマス礼拝の演奏をすることになっています。

宗教は苦手だけど教会音楽は大好きな私は、その演奏とクリスマスカラオケ(讃美歌を歌うこと)目当てで毎年母上と参加します。

毎年、JKのハンドベルを聴いて、「いいなー、私もやってみたいな」って思っていたのです。

その夢がついに叶った!

チームプレイは苦手な私ですが、決死の思いで周りの空気を読みながら、「きらきら星」の「ミ」の役をやりました。

失敗しませんでしたよ!むしろ大成功(自己申告制)。

ハンドベルというのは、チームプレイや調和といったものを身につけられる大変素晴らしいものであると感じました。

ネットで自分が見えているものを見えているようにしか捉えられない視野が狭い人間は、ハンドベルをやると良いのではないかと思いました。みんなで成功して、良いものを作っていく。そのために、今自分が鳴らした音が次の音や、全体にどのような影響を与えるのかなどを考える力が養われるからです。

ネトウヨのやつは全員、ハンドベル部に入れ。(私は育ちと性格はいいけど口が悪いという自覚があります。すみません。)

生の音楽っていいですよね。


オーケストラの演奏による、久々に聴いた校歌も素晴らしくて、暗いニュースが続いた昨今(Buck-TickのアツシやX JapanのHeathの死)のムードを刷新してくれたかのようでした。


大学の先輩や後輩達ともいろいろお話をして、良い時間でした。

毎日何度も思いますが、私はこじんまりとしたこのアットホームな女子大に行って本当によかったです。

就職とか色々不利なこともあったし、最近は女子大不要論で世の中から馬鹿にされがちですが、私は本当に本当に良かったと思っています。

これからお子さんの進路のことで悩みが深くなる時期ですが、学校というのは1人でも良いお友達と良い先生に出会えたら、御の字です。

志望校に落ちても受かっても、本人の心がけ次第で人生は良くも悪くもなるのです。

それが全てではないので、落ちた受かっただけで人生を決めつけず、建設的な考えを持って生きていかれますように。



最新記事
子どもが英語ネイティブの発音を身につけられる時期