ぶっちゃけた人 | 銀座一丁目の英語発音教室「メントール」のブログ

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国内で近々、自社のコア事業の需要が激減か、全くなくなる可能性を危惧して、アメリカに渡り、新規ビジネス開発に奮闘している友人がいます。




英語はそんなに得意じゃなかったようですが、渡米を決めてから塾に通って社長業、メディアの取材などもこなし、息子の世話もしながら時間を捻出して塾に通い、着々と渡米準備を進めた友人。




塾の教材には、なんと懐かしい「自由自在(年代が古いですね、、、)」もあってビックリ。



とにかく彼女は英語を頑張って、どうにかあちらでビジネスを進められるくらいの力を身につけ、ネイティブ相手に英語のプレゼンなどもするレベルになりました。


今日の講演会では、20分のプレゼンをするのに、原稿作りの他に、ネイティブの先生だかトレーナーだかと一緒に11時間以上練習すると言っていました。


もちろん、日本にいる英語の先生とは違いますから、訓練のコミュニケーションも全て英語。



自力で良い先生を英語で見つけ、英語で交渉、契約し、要望を伝えて訓練してもらい、「日本から来ているから多めにみるか」なんて下駄を履かせてはくれない容赦ないネイティブオーディエンスの前でプレゼンをしながら新規ビジネスを開拓し、自社の100名を超える従業員の雇用を守ろうとしている友人。


かっこいいなあと思います。



ともかく、友人は私と気が合うくらいだから、「やるべきことがあったらガタガタ言わずにやれ!」とばかりにやって突破していくスタイル。


グチグチ、ネチネチと言い訳や言い逃れをしないところが大変気持ち良い性格で、この混乱期のアメリカでどうにかサバイバルしています。


出会ったのは、経営管理学(MBA)を学ぶ大学院のゼミ。修士論文を書くとき、私のゼミの教授は「現地現物一次情報絶対主義」だったので、必ず論文で使う企業や団体などは取材に行って直接現場を見たり、社長や現場、顧客の取材をしてこず、雑誌記事や書籍からの二次情報だけで書く論文はNGでした。


会社勤めしてるとそうなってしまう人が多いのは仕方ない気はするのですが、(全ての人がそうだったわけではありませんが)大企業に勤めている人たちは、コネを誰か持っていないか探してコネづたいで取材をさせてもらおうとして初動が遅くなったり、グダグダしていて行動にうつせないで教授にどやしつけられている人がいました。


でも、私も彼女も、知り合いがいなければ、正門から堂々といくべし、ということで、特攻隊のように正面から突入し、10社とか20社の取材を敢行しておりました。


とても頼もしい(私もね)。



前置きが長くなりましたが、そんな彼女が、ある自治体主催の連続講座で、2時間の講演をしました。


以前だったらこういうことがあっても、英語発音レッスンがありなかなか参加できなかったのですが、Zoom開催なので、私もレッスンの合間に参加することができました。



友人は、もちろんアメリカから講演。


最初に彼女が家業の後継者になるまでの過程を短く紹介したのですが、それは表向きの経歴。


表向きの経歴は、いかにも順風満帆で、SNSの人用語で言うと「キラキラ系」の華麗なる人生を送ってきたかのように見える友人。


「ぶっちゃけー」とかいってるくせに、腰抜けなのか全くぶっちゃけきれてない人が多いなあと思うのですが、友人は本当にぶっちゃけまくって、というかぶちまけた、くらいの勢いで「裏経歴(真実の経歴)」を披露していてぶったまげました。


私は全部知っていたのですが、こうして改めて体系的に聞くと、すごい歴史だ、、、。全くキラキラしてないどころか、ドロッドロのグッチャグチャ。


荒波を乗り越えてきた友人が、どうしてこんなにスッパリした性格で行動力があり、自分というものを確立しているのか改めてよくわかりました。



コロナ前、年に何回か帰国した時は必ず会い、色々な価値観の交換をします。

私たちには共通の知り合いももちろんいますが、そういった人たちの話はまず出てこず、お互いに今何を思っているのか、世の中に存在するあらゆる物事に対してどういうふうに感じ、どういう風に対処し、付き合っていくのか、主に未来の話をします。


私たちの辞書に不可能とかできないという用語は載っていません。(昔は載っていたけど削除)


今日は一方的に話を聞くだけだったけど、2時間たっぷり友人の武勇伝と、聴講者からの相談(大抵は、「〜ができないと思った時はどうしたらいいですか」的なものでした)への大胆かつ明快で、自分の経験と考えに基づく答えは、聞いていて気持ちがいいものでした。



私も色々無茶振りをされて、「無理ゲー」って思うこともありますが、こうして友人も無理ゲーを一つ一つクリアして前進していることだし、私もやらねば、と改めて思いました。



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