先日、外国の友人から大きな箱がドカンと届きました。
中には、彼女の国の選りすぐった食べ物から、お茶、ビューティ&ヘルスグッズ、そして、それらの物品が載っている美しい写真満載の解説的な本。
もう、色々入りすぎてて、嬉しくて驚いて、
「国を丸ごと箱に詰め込んで送ってくれたのかと思った!掘っても掘っても色々出てくるから1年かかっても全部楽しみきれないわ」と。
お礼のメッセージを送りました。
彼女は私よりひとまわりくらい年齢も若く、(まあそれはあまり関係ありませんが)国も違うし育った背景も違うし、現在の生活状況も全く違います。
でも、もう友達になって17年も経つなんてびっくり。
日本人でも外国人でもつくづく思いますが、友達って、本当に年齢とか国籍とか生活状況(既婚とか未婚とか仕事してるとかしてないとか子供がいるとかいないとか)は関係なくて、どれだけ価値観とか興味の対象が似てる(あるいは違っているけどお互いの違いに興味が持てる)かってことだと思いました。
日本語だけでももちろん良い友人関係は作れますが、英語や、他の言語ができると対象が広がって、もっと豊かになります。
自分が英語できるできるっていうのは口はばったい感じがしますが、外国の友達がいて、嬉しいことがあったり、何か私が嬉しいことをしてあげられたり、困っている時に助けてあげられたり(私が助けてもらうことももちろんあります)すると、
「あー、英語できて本当によかったな」って思います。
英語の発音を直すのが得意で好きだからってこともあるのだと思いますが、こういう楽しいことを地球の一人でも多くの人類に経験して欲しいから皆さんが快適に英語を使えるようになるためのレッスンを仕事にしているのかな、とも思います。
私が好きで小さい頃から愛読し、大人になっても様々な翻訳者のバージョンを読んでいるバーネットの「小公女」というアメリカ児童文学があります。
この話はとても美しい話なのですが、作者のバーネットは結構はちゃめちゃな人らしく、すごく興味がります。
商学博士号取って、言語学の修士号を取り終えたら(こちらはアメリカの大学院の日本キャンパスで途中まで単位を履修して、途中でMBA先に取っちゃたので後回しになっています)アメリカ文学の研究をしにアメリカの大学院とかに行くのもいいかなあなんて密かに思っております。
バーネット以外にも何人か、掘り下げたいアメリカ文学者がいるし。
それはさておき、小公女の主人公セーラが、お金持ちの寄宿生から父親の病死により一文無しになり、強欲な寄宿学校の校長ミンチン先生が彼女を屋根裏部屋に住まわせて、食事もろくに与えずこき使うという酷い話があります。
でも特別寄宿生だった時に親切にしていたお金持ちの鈍臭い年下の寄宿生アーメンガードが、お腹をすかせているセーラを不憫に思って、叔母さんから送られてきた詰め合わせの箱をこっそり屋根裏に持っていって夜中に宴をするシーンがあります。
私は、この文学を本当に隅から隅まで細かい描写を暗記するくらい読んだので、細かいところまでよく覚えているのです。
その叔母さんから送られてきた箱には、チョコレートとか、オレンジとか、肉パイとか、ジャムとか美味しそうなものがいっぱい詰まっていて、挿絵はほとんどない岩波児童文学シリーズや、川端康成訳の文庫という贅沢なバージョンを読んでは、その絵面を想像していました。
そんな夢の箱のようなものが、大人になった私の目の前に!
↓色々入り過ぎてて表面しか写ってません↓
それを友人に伝えたかったのですが彼女の国では小公女が有名なのかいまいちわからないので、今度時間がある時にじっくりチャットしてそのあたりを探ってみようと思います。
そして、その夢の箱が届いて、どんなに感動したのかも。
こういうふうに、普段は使わないけどどうしても伝えたいコンテンツがしょっちゅう出てきて、それを英語にしようと四苦八苦して色々考える機会があるので、私の英語表現力の幅は広がっております。
日本にいて日本人相手に英語発音を教える仕事だけど、英語力はアップグレードしなくちゃいけないこの状況で工夫して得た英語学習方法を、メントール英語発音教室に通う皆様一人一人に合わせて、その人ができそうな提案を日々しております。
と、いう自慢と、夢の箱の自慢をしたかったのでした。
↓美味しそうな友人のお気に入り蜂蜜と、不思議なインド人イラストの日本で買ったチャイ。カルダモンとナツメグとシナモンも追加投入。寒い日の朝はコーヒーよりチャイな気分です。↓
チャイに入れちゃうと蜂蜜の香りがわからなくなってしまうので、私は飲みながら木のスプーンにひとさじを別で舐めます。
My morning treat on a cold winter day
寒い冬の朝のお楽しみ
というメッセージで写真を友人に送ったら、
チャイと合わせたことはないから試してみる!って返事が来ました。
こういうたわいもないやりとりを、思いついたら英語でパっと簡単にできる英語力があると、楽しみはとても広がります。
こういう時の英語は、多少間違っててもOKですよ。(と私は思っています。ネイティブの友人たちもチャットの時は結構英語間違ってますから)