3月末に出版予定のブランド戦略本のゲラが来たので、せっせと校正作業をしています。
執筆したケースを削りに削ったので、「シャネルの戦略」より短くなるかと思ったら、現時点で300ページあるので、なんやかんやで300ページ強の本になりそうです。
現在、ロックダウン中のドイツに滞在している共著者である私の博士論文指導教授は、何と言っても紙で確認する派。PDFでデータが届きましたが、私も結局プリントアウトして、紙の原稿をみながら校正しています。
日本に住んでいると想像もできないんですが、ヨーロッパには都会でもコンビニのような便利なものはありません。そして、大学のオフィスや個人がプリンターを所有している率も低いという信じられない状況がいまだに主流。
紙の出力が必要な時は、コピーやプリント専門のお店があり(普通の住宅地にはあまりなく、オフィス街や大学の街にはまあまああるらしいです)そこへデータを持ち込んでプリントやコピーをするのです。
私がパリの大学院で調査に協力してもらった際に目玉が飛び出るほど高いプリント料金を払った時と不自由さは大して変わっていないようでビックリします。
パリで目玉が飛び出る話
https://ameblo.jp/mentor815/entry-11493340106.html
そして、その高くて不自由な専門店もロックアウトでお休みだという、、、万事休す。
そこで、私は背に腹は変えられぬということで、日本でプリントアウトした300枚の原稿を、ドイツに航空便で送ることにしました。
EMS(郵便局の海外発送サービス)やクロネコヤマトの便を使えば安く済みますが、現在、遅延が発生しているため、いつ届くという保証はない。というわけで、民間企業の中で最も信用できて親切で早いUPSを使いました。
UPSは、ニューヨークに住む甥っ子坊や達のクリスマスプレゼントを送った時も、1日で届けてくれるという神業を見せてくれたので、料金はかかるけれど安心です。
集荷にも来てくれるのですが、待っている暇がなかったので、大手町にあるオフィスに持ち込みました。
本当はもっと近かったのですが、Googleマップを鵜呑みにして遠回りしてしまったため、3キロばかり歩いて汗だくになりました。まあ、いい運動だ。
そして、持ち込んで正解!
UPSの係員の人はとても親切で、本当は500グラムを超えると書類ではなく一般の荷物扱いで、料金が数千円上がってしまうのですが、60グラムを無かったことにしてくれて、書類扱いの安めな料金を適用してくれたのです。
ブラボー!
「わざわざ来ていたただいたので」と、とても親切な対応をしてくださったUPS。
これからは海外に荷物を送るとき、必ずUPSを使います。
むかーしむかし、私が外資系企業で初めて派遣社員をした時のこと。
その会社は大手だったので、いくつかの郵送会社を使っていました。
海外業務が関係ない(英語が全くできない)他の部署のちょっとヤンキー風の社員の人が、例外的に海外発送をしなくちゃいけなくなり、たまたま顔見知りの私にやり方を聞いてきた時のこと。
UPS(ユーピーエス)を「ウプス」って言ってて、お茶を吹き出しそうになったのを思い出しました。
英語で、「あ!」とか「しまった!」というときにOops!(カタカナ発音だと、ウップス のような感じ)っていう表現がありますが、似てなくもない。
こんな曲ありましたね。
邦題は
しまった!またやっちまった。(私の翻訳趣味悪すぎ)
「しまった!」って名前の郵送業者なんて使いたくないですよね。配送の精度がかなりヤバそう(笑)。
ウップスさん、私が送った原稿を無事に月曜までに教授の元に届けてくださいませ。
締め切りの21日まで、修行僧のように細かーい間違い発見や表現の見直しを続けます。
出版まであと一息。