大学なんて行く意味ある? | 銀座一丁目の英語発音教室「メントール」のブログ

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昨日は成人式、そして来週はセンター試験ということで、大学生の世代、これから大学に入る世代の人たちがどうしても視界に入る期間。


一昔前までは、ほとんどの人、特に日本においては問答無用で大学に行ったほうがいいと考えていたと思います。


でも、最近はアップルの創業者スティーブ・ジョブスや、FacebookCEO マーク・ザッカーバーグなど成功した人たちが大学を中退したり、最初から大学になんて行ってない成功者が表舞台で目立つようになり、「大学に行く必要などない」みたいなことを主張する人が増えたせいか、一般の人も追随するようになってきました。


本当に?


大学なんて行ったって仕方ない。

大学になんて行かなくても成功する人は成功する。


大学なんて行かなくても成功する人は、成功するというのは納得です。


でも、大学にいったくらいで、成功が遅れるとか成功できなくなる人はそもそも成功なんてできない人なんじゃないかと思いますね。



そして、何者でもない人は、大学くらい行って、物事の筋道をつけるための基礎勉強でもしないと、それこそ何者にもなれないんじゃないでしょうか。



あなたはスティーブ・ジョブスやマーク・ザッカーバーグではないのです。


大学にはいるだけではダメですが、大学で何ができるかを知り、そこでできることを精一杯やれば、ある程度のものは得られると思いますよ。




あるいは、大学では何も得られないことがわかるかもしれません(笑)


そうしたら、「自分の身を呈して検証した結果、大学なんて行っても無駄だってことがわかった」と、堂々と若い人に言いまわってください。


説得力があります。


大学にも行かず、大学に行ったけど大したこともせず、大学に行って色々努力したけど社会に出て大した成果をあげられてない(自分がやっていることに満足できていない)人が「大学なんて行っても無駄」とか「意味がない」って言っても、負け犬の遠吠えにしか聞こえません。


↓間違えてドイツ語版のオーディオブックを買ってしまいました、、何を言ってるかさっぱりわからないということだけがはっきりわかります😱↓




私は、大学や大学院で教えるようになって、「大学にきてよかったな」と大学生に思われるような講義をしようと、毎回真剣勝負です。




講義の最初の回は、この科目でどんなことを学ぶことができてそれが今後の人生でどのような役割を果たす可能性あるのかについて、知りうる限り多くの例を示しながら説明します。




ここの仕込みをきちんとしているので、学生たちの納得感が違うのです。




私は、大学生の時に自分が大学でどんなことを学べるのかについてもあまり自覚がなく、なぜそれを学んでいるのかや、どのように役立つのか、役立てられる可能性があるのか全く自覚していなかったので、とてももったいないことをしたと思っています。



人生のほとんどに後悔はありませんが、大学時代の過ごし方は唯一、ちょっと後悔しています。



もっと多くを学べる環境だったのに、無自覚な若者、馬鹿者だったためにそれをしなかったのです。




でも、教授の質がとても高く、良い教育をしてくれる大学だったので、こんな生徒にでもいまだに教育効果の片鱗が残るように色々教えていただき、大学時代の講義内容の話などを、いまだに友人とすることがあります。


これって、大学の時に習ったあれだよね?あの科目のあの時に教授が連呼してたことが応用できるよね、みたいな感じで。


もし、高校を卒業して可及的速やかに着手したい、着手するべきことが決まっているのなら話は別ですが特にそういうのがないのなら、ある一定の大学に入るために勉強をして脳みそを使う力をあげて、そこで何ができるのか真剣に検討し、そこでできることをやって4年間過ごすのはちっとも無駄ではないと思いますよ。


でも、大学にただ入って出てもダメですからね。


勘違いしないようにしてください。



そして、良い大学に入れなくても人生終わりではありません。



だからってだらけず、試験というのはやはりある勝負ですから、勝負で勝つ(自分との勝負です)意気込みで取り組みましょう。


私は、今年の4月から新たに教えることになったあるマンモス大学の経済学部でのアカデミックライティングのシラバスと、博士論文の指導教授のサバティカル延長により、春学期教えることになった大学院(MBA)のブランド価値に関する講義のシラバスを考えなくてななりません。


大学生、大学院生にとって有意義な科目になるよう、こちらも真剣です。

新しい科目のシラバスを考えるときは、いつも脳みそに汗をかきます。


この春学期は


・マンモス大学の理工学部(月曜午後)


・マンモス大学の大学院(MBA)(土曜午後)


・初めて教えるマンモス大学の経済学部(金曜午後)


と、過去最多。


英語発音教室のレッスンと両立して、博士論文の執筆も進めなくてはいけないので、絶対に病気になったり怪我をしないように万全の体制でやらなくては。


というわけで、4月からはまた完全無休のブラック企業、劣悪労働環境人間です。


英語発音教室は、そういうわけで6月と7月は土曜午後がお休みになり、代わりに日曜午前レッスンをします。




リモートではなく大学に行って教えることになった場合、ものすごい遠方(片道2時間)なので、金曜のレッスンは午前のみになります。


予約枠を減らしたりはしませんが、土曜午後、金曜を希望していた方には不自由をかけてしまいすみません。