DaiGoさんのYouTubeでの発言に
隠された「人の本質」について連載しています。
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今回は『本当の共感について』
矢野の考えをご紹介します。
観る→感じる→考える
ゲシュタルト心理学では
意識には3つの領域があると考えられています。
それは、
外部領域（五感で認識できるもの）
中間領域（思考）
内部領域（体感）
この3つの領域すべてに意識を向けることで
ゲシュタルトが形成されます。
ゲシュタルトとは、意味のある全体像です。
ひとつ、ふたつを意識したときには気づかないものが、
全体を意識することで浮かび上がってくるのです。
ジクソーパズルのひとつひとつのピースを見ても
なんだかわからないのが、
パズルが組み上がると、そこにはっきりとした物が
現われますよね。
それと同じことが、
五感、思考、体感
の3つの領域すべてに意識を向けると起きるのです。
五感は「観察事項」です。
思考は、頭の中で言っている「言葉」です。
体感とは「言葉にならない体の感覚＝感情」です。
矢野は、カウンセリングをしているとき
この3つの領域すべてを使います。
相談者さんのことを「観察」し、
自分の「体の感覚」を探り、
そして「考え」ます。
そのことで、ゲシュタルトが形成され、
カウンセリングは「癒し」と「解決」
に向かって急展開していきます。
これ是非、体験してほしい。
『問題解決セラピスト養成講座』では、
毎回、矢野が受講生さんにカウンセリングを
させていただきますので、
このまるでドラマを見ているような
カウンセリングを体験していただけます。
自分に経験がないことでも「共感」する方法
相談者さんの話を聴き
表情や仕草の変化を見て、
自分の体の感覚を探ると、
さっきまではなかった感覚が
自分の体の中にあることに気づきます。
胸にポッカリ穴が空いている感覚、
喉がつまったような感覚、
胃が締め付けられる感覚、
下腹が冷たくなった感覚etc...
驚くことに、相談者さんの体にも
それと同じ感覚があるのです。
相談者さんのことをよく観察し、
自分の体の感覚を探ると、
相談者さんの体にあるのと同じ感覚が
カウンセラーの体にも現れるのです。
つまり相談者とカウンセラーが、
同じ体の感覚を共有しているのです。
前回の記事の「虐待を受けた相談者さん」
のカウンセリングをさせていただいた時もそうでした。
胸が氷のように冷たく
アイスピックのような尖ったもので
何回も刺されている感覚が
私の胸に出てきたのです。
そんな感覚を感じたことは
今までありませんでした。
それまでも、カウンセリングの最中に
体にさまざまな感覚が
出てくることがありました。
それは、相談者さんのお話から
自分の体験を思い出して
その時の自分の感情が出てきている
のだと思っていました。
ですが、この時の体験から
自分の体に出てきているのは
相談者さんの感覚なのだと
いうことが分かりました。
相談者さんと体の感覚=感情を共有している
だから、このとき相談者さんは、
「この人は私の気持ちを分かろうとしてくれている」
と感じたのです。
この時の経験から
「体の感覚を共有している」
これが本当の共感なのではないか
と矢野は考えるようになりました。
相手のことをよく観察し、
体の感覚を共有したうえで、
考えると、
今まで思いもしなかった気づきが
降ってきます。
その気づきによって、
カウンセリングは「癒し」や「解決」
へと急展開していきます。
おそらく、こういうやり方をしているカウンセラーは
今は、私くらいしかいないと思います。
ですが、いつかは、これがカウンセリングの
スタンダードになる日がきてほしいと願っています。
それほど、画期的にカウンセリングの効果が向上します。
このように『問題解決セラピスト養成講座』では、
この講座でしか知ることができない
「問題解決」や「願望実現」の具体的な方法を
たくさんお伝えしています。
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