DaiGoさんの発言の中に隠された

「人の本質」について連載しています。

 

前回の記事

DaiGoさん発言に隠された「人の本質」

をまだ読まれていない方は、先にお読みください。

 

それは、次の3つ

1 人は自分の経験したことしか分からない

2 自分の立場でしか世の中を見ていない

3 自分と異質な者を嫌悪し排除しようとする

 

今回は、上記の1の解決策

『自分が経験したことのない相談を受けるときの秘訣』

についてお伝えします。

 

 

EmpathyとSympathyの違い

英語では、

自分が経験したことと同じ体験をしている人に

「共感」することをEmpathy、

 

自分が経験したことのないことに関して、

相手に「同情」することをSympathyと使い分けます。

 

自分が経験したことのないことは、

同情はできても共感はできない

のですね。

 

 

 

共感するのではなく「理解しよう」とする

とはいえ、カウンセリングでは、

自分が体験したことのない

ご相談を受けることが多いです。

 

自分がそのつらさを体験していなくとも

カウンセラーは、相談者さんに

共感しようとします。

 

ですが実際は、

英語で単語が使い分けられているくらいですから、

自分が経験したことがないことは、

「共感はできません」

 

「どんな人にも共感できる」

なんてのは、思い上がりもはなはだしいのです。

 

 

では、どうしたらいいのか?

 

「共感する」のではなく、

「理解しようとするのです。

 

 

人は自分が経験したことのないことに

共感することはできません。

ですが、理解しようとすることはできます。

 

「理解する」のではありません。

「理解しようとする」のです。

 

人は他者のことを100%理解することはできません。

ですが、理解しようとすることはできます。

 

そして、

「この人は、私のことを理解しようとしてくれている」

という関係性の中で人は癒やされるのです。

 

 

 

私のことを分かろうとしてくれた人は
矢野さんが初めてです

私がこのことに気づいた経緯をご紹介します。

 

幼少期に悲惨な虐待を受けられた女性のご相談をお受けしたときのことです。

 

ドラマや小説の世界だと思っていた悲惨な体験を

ご相談者さんはお話されました。

 

私は、ただただお話をお聴きすることしかできませんでした。

 

私は「問題解決」をゴールに掲げていますので、

ただお話をお聴きすることしかできなかった

このカウンセリングは失敗したと思いました。

 

私は相談者さんにお詫びしました。

「お話をお聴きすることしかできなくて、申し訳ございませんでした」

 

すると、ご相談者さんが、おっしゃいました。

 

 

「今まで、私のことを変えようとした人はたくさんいました。

だけど、私のことを分かろうとしてくれたのは、

矢野さんが初めてです。

ありがとうございます」

 

 

なんと、失敗したと思ったカウンセリングで感謝されてしまったのです。

 

 

この経験から私は学びました。

 

人は「この人は私のことを分かろうとしてくれている」

と感じる関係性の中で癒される。のだと

 

 

でもどうしてこのとき、このご相談者さんは、

「この人は私のことを分かろうとしてくれている」

と感じたのでしょうか?

 

どうすれば、

相手のことを理解しようとすることができるのでしょうか?

 

続きは次回。

 

●色々な人の立場でものごとを捉える方法

●自分が経験したことのない相談を受けるときの秘訣

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