世界の尾州ウール | シン・メンズビギ横浜店ブログ

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メンズビギ横浜店スタッフによる、何でもアリのフリースタイルブログ

GMです。


日々メンズビギの服を紹介をしてるけど、

そもそも服作りに無くてはならないモノって

いったい何だと思いますか?


服に対する愛?

それとも情熱?


ちょっと難しいかな…

はい、

じゃあ先に答えを言っちゃおう!


それは生地なんです。

(当たり前だ!)


で、何となくだけど

なぜかイタリアやイギリスなどの

ヨーロッパのインポート生地の方が

日本のよりもグレードが上だと思ったり

有り難かったりしがちだけど、

決して全てがそんなことはなく、

日本にも優れた生地がいっぱいあるんです。


そして生地や織物の産地を調べると、

これが日本全国にあるわ!あるわ!


誰もが知ってる例を挙げれば、

今治(愛媛県)のタオルとか、

児島(岡山県)のデニムとか…


さらに…

それがなぜそこで発展したのか?

を調べてみると、

その土地の歴史や気候、風土が

大きく影響していることが分かるのだ。


例えば…

岡山県倉敷市児島を中心とする備前では

江戸時代から干拓事業が進んだものの、

予想より土壌の塩分濃度が高く

米や農作物には向かなかったため、

綿花の栽培とその織物業が発展していった。

江戸時代には真田紐、明治以降は足袋、

戦時中は軍服、戦後は学生服、

70年代からはジーンズという風に、

時代に合わせた製品に力を注いだ…。


私はいつの頃からか

NHKの朝ドラを欠かさず視ている。

現在放映中の「カムカム・エヴリバディ」

は大正から昭和にかけての岡山が舞台だが、

主人公・安子(上白石萌音)の嫁ぎ先が、

まさに良質の足袋の生産で

一代で財を築き上げた雉真(きじま)家だ。


(*NHK HPより)

戦争で最愛の夫「稔」を亡くした安子が、

愛娘「るい」とともに

戦後をどう生き抜いていくのか?

フツーに考えれば、

ここが視聴者の興味の対象になるだろうが、

私の場合はヒネクレているから

戦争で事業縮小を余儀なくされた雉真家が

戦後復興でどんな事業を展開するのか?

そこにも興味がある。


長ランや短ラン、ボンタンなどの学生服?

それとも職場やスポーツのユニフォーム?

はたまた先見の明でジーンズ?

今後の展開が楽しみだ。



さて、本題はここからである。

ここでは綿や絹の産地は置いといて、
毛織物の産地についての話である。

日本最大の毛織物産地で
国内生産量の8割を占め、
イギリスのハダースフィールド、
イタリアのビエラと並び、
世界三大生産地と称されるほど
世界的に知名度の高いのが尾州である。


尾州とは愛知県から岐阜県にかけての
自然豊かな木曽川流域に広がる地域で、
古くから織物産業が発達し、
その伝統技術と革新から生まれた
クオリティの高い「尾州ウール」は、
世界に誇る日本の伝統織物なのである。

この世界三大生産地に共通しているのが
“ 水 ” である。
尾州では一級河川の木曽川の水が、
糸、織物の染色と仕上げに適した
軟水のために大きく発展したのである。
大小の繊維会社がひしめき合うこの地では、
確かな技術と競争意識から
より優れたオリジナリティの高い製品が
が生まれてくるのだ。

メンズビギの服は、
そんな優れた尾州産生地を
毎シーズン積極的に取り入れている。
しかも既成ではなく
別注オリジナル生地で…。

これはデザイナーと生地職人との
“ セッション ” である。
デザイナーがイメージした色、柄、素材感を
生地職人たちが経験と技術を駆使して
具現化していくという
とても時間と労力、そして想像力が
要求される作業なのである。

そしてお互いが納得するまで
何度も試作を繰り返して生まれた生地が
最適なデザインと縫製によって
一着の服として仕上がる…
そんな服にはパワーがあります!


そして着る人にパワーを与えます!





日本には職人の豊富な経験と高い技術に裏打ちされたクオリティーの高い製品がたくさんある。サスティナブルな技術の継承をサポートする意味でも 、メンズビギではこれからも《MADE IN JAPAN》の生地を積極的に取り入れていくのである…
あ、たぶん…。

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