(※訪問時期が2月上旬の時間差更新です。)
明治32年(1899年)創業、長崎名物の定番「ちゃんぽん」と「皿うどん」発祥の老舗中華料理店『四海樓』。
今回約1年ぶりの訪問です。
お店の情報については前回のブログに詳しく書きました。
今回は細麺の皿うどんである、『炒麺』を食べに再訪。
炒麺は油で揚げた極細麺の上からとろみを付けた具をかけたもので、一般的に「皿うどん」として認知されている麺料理。
元々皿うどんはちゃんぽん麺を強火で焼き、少なめのスープを加えて残らず麺に染み込ませた料理でしたが、炒麺は皿うどんを簡便に作れるようにと、極細の揚げ麺にあんかけをしたもので、皿うどんから派生したもの。
いつのまにかこの炒麺も皿うどんと呼ばれるようになっていったとか。
なのでちゃんぽん麺タイプの皿うどんは「太麺皿うどん」、炒麺タイプの皿うどんは「細麺皿うどん」という名前で区別することが多いです。
こちらのお店で以前ちゃんぽん麺の皿うどんを食べたのですが、個人的には炒麺タイプの皿うどんの方が私の中で「皿うどん」というイメージなので、四海樓の炒麺を一度食べてみたかったのです。
今回は土曜日の12時頃にお店へ到着。
しかしこの時、階段を上がったところにあるエレベーターは封鎖されており、階段下の別の入口から案内していました。
そこには建物の入口からずらっと30人以上の行列。
これは入店までの待ち列ではなく、あくまで5階にあるレストランに上がるための待ち列です。
恐ろしい人気ですね。笑
ただ列自体は思ったより早く進み、20分弱で上まで上がれたと思います。
レストラン内は待合のお客さんで凄まじい密集状態。
とりあえず名簿があるのでそこに名前を書いて待ちます。
もう何組待ちかわからないレベル、えげつない数でした。
そして私が書いたすぐ後に、入店規制として一旦受付終了に。
危なかったです。笑
ただこれは一時的な措置で、経過を見ながら再開するとのこと。
この後13時くらいにはまた受付を開始していました。
ただ、その後もまた人がたくさん来て受付終了していました。笑
こちらのお店は前回もものすごく並んだのを覚えていますが、回転は早いので、今回も待ち時間は思ったより断然早く、合計1時間くらいで済みました。
席は窓から離れていましたが、店内からの景色が絶景なので、窓際の席の人が羨ましいです!
メニューはちゃんぽん、皿うどんをメインに、様々な中華料理のラインナップ。
ちゃんぽんと皿うどんは以前食べたので、今回は迷わず炒麺を注文!
【炒麺】1100円(税込)
ベースのスープには丸鶏、豚骨、鶏骨を使用。
あんはトロッとした質感、あんの多さよりも具材のボリュームが印象的。
旨味たっぷりでコクのある味わいですが、味付けは優しくてマイルド。
麺は最初パリパリの食感で香ばしく、時間が経つと良い感じにしっとりしてたっぷりの餡が絡みます。
具材にはイカや小海老などの魚介類もたっぷり。
ソースは程よく酸味が効いてコクが増し、より濃厚な味わいに。
やっぱり皿うどんにはソースは必須!
今まで食べてきた皿うどんの中でもトップクラスの美味しさ。
ここはちゃんぽんも凄く美味しいので、大好きなお店です。
この世にちゃんぽんと皿うどんを生み出した四海樓は偉大!
今度は麺料理以外の中華料理も食べに行ってみたいと思います。
ご馳走様でした!