- 貫井 徳郎
- 殺人症候群
勝手に採点 ☆☆
世にはびこる少年たちの凶悪犯罪。
彼らに身内を殺された、ある犯罪被害者の会に不穏な動きが。
偶発する事件・事故に偽装されて、引き起こされる復讐劇。
警察はそれを阻止できるのか?
自己中心的な理由で天誅を下す人たちのオムニバスストーリー。
一見、つながっているようだが、
ストーリー全体に統一感、広がりなくバラバラ。
子供のために殺人を重ねる看護婦や恋人のために実行犯
になる警察官など、彼らの動機が現実性・説得性に欠ける。
さらに不可解なのが、情報の機密性、指揮命令系統にまったく
無頓着な謎の警察機関の存在。
一般警察官や自分の家族にその存在をペラペラ喋ってしま
ってはいかがなものか。
上司と部下の関係は一体どうなっている!?
怪盗ルパンのごとく神出鬼没で現場から華麗な逃走を図る
元警察官のメンバーもスーパーマン的活躍で非現実的。
とにかく、いたるところ腑に落ちない点が多すぎる共感できない物語。







