どうしてなのかを知ること | Everyday is a new day!

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「本当の自分」と出会いたい
そして、あたたかくて、優しい毎日を
すっきりと幸せに生きたいと思い
学んだことを実践した記録です

 

 

こんにちは
memrera(メムレラ)です。

*私が動物との記事を書くことの
はじまりはこの記事からです。
「私にとっての動物と生きること」

 

 

もうずいぶん前のことですが、

ある日、ニュースで

 

「ハチの大群が!」

 

というようなタイトルで、

とても恐ろしいことのように

報じられていたのは、

 

コンビニエンスストアの

看板や道路に群れになっていた

ミツバチたちのこと。

 

私にとっては、

なにも不思議でもなく、

怖いことでもないその光景は、

 

「分蜂」というもの。

 

ミツバチは、

春に新しい女王バチが生まれると、

その巣にもともといた女王バチが、

引っ越した先で困らない程度の

働きバチたちを連れて

引っ越しをするんですね。

 

お引越しの前には、

新しい巣の候補を

何日も何日も探して、

その間、たくさん栄養をつけて、

引っ越しに備えます。

 

そして、

天気がよくて気温が上がった日に、

満を持してお引越しします。

 

いつかのニホンミツバチの記事でも

書きましたが、

ミツバチは基本的に攻撃性はなくて、

こちらが何もしなければ、

何事もないことがほとんどです。

 

通常は2~3時間。

長ければ数日にわたるという

観察記録もあったようですが、

 

いずれにしても、

時がくれば必ず、

次の場所に引っ越すんですね。

 

そのミツバチの引っ越しが

ニュースでまるで、

恐ろしいことのように報じられている

そのことに驚きました。

 

そして、もっと驚いたのは、

そのミツバチたちのお引越しが、

とても残念なのですが、

叶うことがなかったことでした。

 

そのニュースを見て、

なんだかとても悲しかったのを

今でも覚えています。

 

 

私たちは未知のものを

「怖い」と思います。

 

そして、自分の身を守るために、

何かしようとするのは、

本能的なものなのだと思います。

 

だけど。

 

私たちが知っていることだけで、

この世界がまわっているわけではなく、

私たちが知らないことはみな、

未知で恐ろしいことではありません。

 

私たち以外のたくさんのいのちが

つながりあって、

支え合って助け合って、

影響しあうことで、

この世界は今、この状態の

バランスを保っています。

 

いつだって、

初めてのことはあります。

 

いくつになっても、

「知らなかった」ということは、

たくさんあります。

 

目の前の初めてのこと。

なんだかわからないものの奥に

理由があるとしたら、

 

「それはなにかな?」

 

って、思ってみることは、

他のいのちとの調和の一歩で、

とても大切なんじゃないかなと

私は感じています。

 

 

 

春から夏にかけての

お天気のいい日は、

私たち人間にとっても

お出かけ日和なので、

 

もしかしたらみなさんも、

ミツバチの分蜂に出会うかもしれません。

 

そんな時は、

 

「あぁ、お引越しなんだね」

「いってらっしゃい」

 

というやさしい気持ちで、

ぜひ、見守ってあげてください。

 

もし、

敷地内とか車とか、

ちょっと困るなという時には、

 

分蜂しようとしたハチたちを

助けてくれる養蜂家の方たちも

増えてきていますので

近所の情報を調べてみてくださいね。