1日目

★昼ご飯は低残渣食。量も足りない…

★夕食は 丼1杯のかなり濃い目の葛湯(くずゆ)でした。

 

就寝前(個室なので時間は決まってません)

下剤は ピスコルファート10ml。コップ1杯で飲む。

下剤のラスボス登場。

マグコロールP50mlを水コップ1杯以上。

下剤(センノシド、ピスコルファートなど)とマグコロールの組み合わせはブラウン法。(以前、1度経験)

 

夜中の2時半に1回だけ排泄、すでに緩め。

 

ブラウン法は以前試した事が有りますが残渣が多すぎて左湾曲手前で終わってます。

今回は本番の洗浄前です。

 

2日目4時半から腸管洗浄剤をチビリちびり飲み始めました。

一番強力と言われているモビプレップ。

随分前に1度飲んだ覚えが…腸管洗浄剤のラスボス登場。

溶かした状態で持って来られました。常温の水道で溶かした様です。

ぬるいし、マグコロールに比べて味も最悪。

個室で冷蔵庫が有ったので、持ち込んだコップ全てに注いで冷凍庫に。本体も冷蔵庫に。

 

3時間で、8回ほどトイレに駆け込み、朝7時半過ぎにはお腹の中は完全に空に…

モビプレップ1リットルの時点で5回目。一旦様子見ですが、止まったので再開すると一気に。 1.4リットルで中止。

 

点滴

手の甲は1度薬指の腱を傷つけられ1か月間動かすと痛かったので、できれば嫌と伝えてます。

もともと 腕の血管は かなりの本数が見え非常に刺しやすい より取りみどりです。

但し1回目で狙う血管は皆さん同じ。

数ミリの位置の差で翼状針(絆創膏で止める部分が翼状の点滴の針)の先が静脈弁を突き破り痛みが出たり漏れたりします。

1回目の成功率は7割。

 

夜勤の担当看護師さん。

鼻マスクだったり、検温や血圧測定の段どりもイマイチので「要注意」と思ってましたが…やはりです。

点滴を4回失敗。しかも突き破り肘から下が真っ青、血管を拾えないなど酷かった。

日勤の他の看護師さんに交代。

 

 

 

保険証の確認、入院センターで少し段取り不足で予定より15分遅れで病室に。

 

検査前日に入院。

トイレとの往復なので高いですがトイレの有る個室を希望どおりでした。

 

昼食直前に形成外科で目頭切開の抜糸しました。

 

 

 

斜視修正、眼内レンズ2回、脳血管造影に続いて5回目の眼科病棟でした。

毎回の看護師さん薬剤師さんの確認作業です。

看護師さんも薬剤師さんも去年も入院ました?と訊かれました。有名人?

 

✿✿✿

カメラをして頂く先生がお付きの先生を3名連れて病室に。

 

いろいろ質問。

Q. 

最初からダブルバルーンじゃない理由。

A. 

1.視野が狭いので検査では見落とし部分が多く成る。

2.画質が悪い。

3.難しい腸の私のような場合の検査と治療法を早く定型化したい。

 

1について)

普通のカメラは医師の平均で大腸の90%程度なので、何回している内に見落とし部分が無くなる筈と言うのが今の考え方だそう。

1年から1年半ごとに検査すれば数年で全範囲を見ている筈との理屈の様です。

内視鏡検査の病院は変えないか?移動する場合は検査データを自費でも貰うのが良さそうです。

最近の普通のカメラの視野は170度タイプも出てきている様です。

ダブルバルーンは140度±15度程度。

2について)

ハイビジョンのダブルバルーンの販売開始は2024年に始まったみたい。

3について)

これは考えてませんでした。勉強に成りました。

難しい大腸のカメラを誰が実施しても可能にするのは大切なのは医療関係者なら分かります。

Q. 過形成ポリープで大きく見えます。切除方法は?

A. 

スネアで引っ掛けて取る予定。

私)よくあるEMRが可能。術後トラブルも少なそう。入院も短くて済みそう。

Q.悪性化しているか?

A.

当然、分からないと仰られました。

癌化しやすい状態か特殊な染め方調べるので、今後の方針も決まるとの事。

 

 

たまたまですが、

少数派と思われる強引に差額ベッド推しをしない受付のかたに当たりました。

 

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ちなみに最上級の部屋は別にして。

旧建物は

広くてトイレシャワー無しの個室。

差額無し。

 

新建物は

狭めのトイレシャワー有りの個室。

入り口に洗面所とトイレの有る4人部屋。

差額無しの6人部屋。

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病室については以下の希望。

腸管洗浄で前日夜中にトイレ通いに成るのは目に見えてます。トイレ有りを希望。

入り口に洗面所とトイレの有る差額2000円の部屋でも今回はOKですが、トイレに一番近いベッドとは限らないので拒否。

 

第1希望*トイレシャワー有りの高めの個室。

第2希望*差額無しを希望。

第3希望*無し

 

としました。

 

11月の検査後に病理検査の結果出る2週間後に診察。

 

「良好さんは腸が長い。湾曲の強さ、たわみ、細い箇所も有るなど相当な難しそうなので、残渣も残るのも無理は無い」

と仰って頂き、理解が有る主治医なので少し気分が楽に成りました。

ひとこと一言で一喜一憂するのが患者です。

 

潰瘍性大腸炎については、いつも通りの内容に加え、ステロイドの注腸を1日2回の指示が出ました。

前主治医はステロイド嫌いなのか、御守りとしてのステロイドの注腸も余り出して貰えず。

 

前々主治医は放任主義ですが注腸はステロイドに限らず1日2回でもシッカリ入れて炎症が落ち着かないと正確な診断が出来ないと仰ってました。

今回は相当な量が処方され、ホッとした反面、そこまで酷いのか?と落ち込んだり…

IBDの治療は主治医によって相当違う様です。

 

❆❆

ポリープについて、所見の画面で1㎝以下と1.5㎝以下と書かれてました。

癌化しているか?相当心配なので色々お訊きしました。

癌化については余り心配していない様な感じでした。

既にできてるのに心配しても仕方ないのですが…

 

できるだけ早く切除したい事を希望。

検査した先生が入院して切除する方針とお伝え。

特殊なカメラを使うつもりなのか?などレジデントと主治医の教授が相談。

外来でするのか?入院か?なども申し送り無し?

 

脳出血が分かりやすいですが、数分差で命が助かったりする場合も有ります。

癌幹細胞の概念も有りますが、癌も理屈では後の経過に大きな影響が出る瞬間が有るのは想像できます。

どんな病気でも同じです。

私は できるだけ早く病気部分は無くしたいです。

 

✿✿✿

 

ポリープ切除の日程をステロイドの効果も見たいから12月中旬後半を提案されました。

診察前日にインフルエンザの流行曲線を確認。上昇傾向で12月下旬だと満床の可能性も有りそう。

と言う事で、12月初めに1枠空いているとの事で入れて貰いました。

ステロイド注腸で劇的に良くなるのは実感してましたので、多分良くなりますと言って、すこし強引気味に12月上旬で決定。

 

少し特殊なカメラを使う事を前提に進んで行きました。

ダブルバルーンですか?と訊きすると、その通りとの事。

長年、念願だったダブルバルーン内視鏡です。

大腸カメラの度に楽な方法は無いかと以前から予習。

その中で、ダブルバルーン内視鏡は10年ほど前に知りました。

自治医科大学の主任教授の山本博徳先生が開発された日本発の技術です。

 

見た目は仰々しいですが、患者としては楽そうです。

また開業医さんで回盲部到達率6割だった先生が ほぼ100%に成り短時間で到達できるようになった記事も有りました。

保険適応されてます。

 

兵庫医大は年間大腸カメラ5400件(内、ダブルバルーン小腸内視鏡は94件)です。

今回の大腸のダブルバルーンの分類は不明です。

大学病院10か所程見てみましたが兵庫医大のダブルバルーン内視鏡の割合は低い様に思います。

 

もともと兵庫医大は潰瘍性大腸炎で有名なので難しい腸も多いはずですが…

 

 

 

★過形成ポリープの予習。

検査時に見せて頂いた画面で鋸歯状(のこぎりの刃みたいな)ポリープで嬉しくない感じです。

接近して見てるので大きく見えますが大腸の太さを知っているので5㎜以上っぽい。

5mm以上だと癌化しているリスクが増えます。

 

大きかったり、切除する針金の輪っか巻きつける根元が無かったりすると内視鏡で切除する方法も違い、負担も増えます。専門じゃないので微妙そうに見えました。

 

不安マックスです。

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20年ほど前までは過形成ポリープは癌化しないと言われ経過観察が多かった様です。

10年ほど前に癌化するモノが中には有る事が分かり、手あたり次第切除する方向に成り、最近は見極める方向の様です。

 

癌化しやすいかは取り出した組織を特殊な染め方で遺伝子的に癌に成りやすいかも判断できます。

 

2年間でココまで大きくなるのは…特殊な染め方をするまでもなく良くない傾向です。

1年前の検査延期の影響したのか?もし癌細胞が見つかれば後悔するのは確実。

 

●診察時に特殊な染め方の組織検査もお願いする事にしました。