闇の入口ー１１月の話（前編）ー。

 

ようやく最終回（？）。

今後のための備忘録です

7月の話はこちらから。

『闇の入口ー7月の話ー。』

8月の話はこちらから。

『闇の入口ー８月の話ー。』

9月の話はこちらから。

『闇の入口ー９月の話ー。』

10月の話はこちらから。

『闇の入口ー１０月の話ー。』

長くなりましたが

今回更に長くなってしまったので

今日明日と２回に分けてます

よかったらお付き合いください。

その後。

１１月に小太の文化祭がありました。

（そういえば文化祭の話書いてなかったなぁ）

その際、冴島さんに会って話をしました。

近所に別のアパートを借りて

冴島さんと娘さん、弟くん（小太の同級生）は

そちらに住んでいるんだそう。

元の家にはご主人と長男くんが。

すでに借りた分と、十分な利息を支払っているので

「これ以上は返す気も関わる気もない」という

意思表示をするために

自宅に残る必要があったそうです。

しばらくは家に人が来たり、

家の電話やスマホが鳴リ続けたり

長男くんのアルバイト先にも

人が来たりしてたそうです。

けど、警察が電話番号から相手を調べてくれて

近隣の見回りを強化したりしてくれたことで

これ以上深追いしても無駄だと判断されたのか

次第にそういった行為は減ってきていて

年明けには自宅に戻れそう、と言ってました。

それは一安心…

でもこれ、たまたまご主人が

不動産関係のお仕事だったから

家もすぐに借りれたけど

そうじゃなかったらどうすればよいのかと

頭を悩ませてしまいました

実家に避難するといっても

今度は実家まで巻き込む可能性も出てきますよね…。

それがあるから、今回冴島さんたちも

実家へは避難しなかったそうなので・・・。

コワすぎる…

ちなみに、【シグナル】が導入されていたことで

闇バイトへの関与が疑われた長男くんでしたが

警察のほうでも調べてもらって

特段、犯罪に係る行為はなかった

という判断になったそうです。

どうやって調べるのかしらね・・・。

ただ、今後のことを考えて

今のスマホは解約することになったそうです。

番号が不正に利用される可能性は否めないとのことで…。

あれ？てことはさ

この長男くんの持ってたスマホ番号が

別の人に付与された時

何かしらに利用されることがあるのかしら？

…怖いですね…

借金の理由。

そして！！

ここからが重要だと思うのですが。

長男くんの借金の理由です。

借金取りが家に現れ

いよいよ家族にもお金以外の実害が出て

その様子に観念したのか

長男は全てを告白したそうです。

もっとはやく言ってよ！

と思わなくもないですけどね…

彼が言うには

「いいところを見せたかった」

ということだったそうです・・・。

春に合コンがあって

近隣の大学に通う女子と付き合いはじめて

その彼女に奢ったり、物をあげたり

彼女の友達にも奢ってあげたりしていたそう。

え…そんなことで…

ここまでの借金を？

と思ってしまうのですが

彼にとっては最重要で最優先だったようです。

ブランド品をプレゼントしたり

旅行の代金を全て支払ったり…。

お金で頼りがいのあるところを見せたかったと…。

おそらくは

自分は専門学校生で

彼女は大学生

というところで

勝手に格差を感じて

それを超えたい思いもあったのかな…。

最初はアルバイト代でまかなっていたけれど

徐々に追いつかなくなって

家族のお金に手を付けたり借金したりと・・・

その頃にはもう【お金を出せない生活】は

考えられなくなっていたと。

長男くんはこの話を泣きながらしたんだそう。

自分でも苦しかったんだろうなぁ

この時の彼女とはすでに破局したそうです。

医療機関と相談窓口。

以前から相談に行っていた

依存症の相談窓口や精神科の病院にも

長男くんと一緒に行ったそうです。

その結果、やはり「買い物依存」と診断。

長男くんには必要に応じてお金を渡すことになり

大金が動くときには家族が同行することに。

カウンセラーにも通っているそうですが

憑き物が落ちたかのように素直になり

表情も明るくなったそう。

冴島さん的にはほっと一安心のようですが

お医者さんからは

「残念ながらそう簡単に完治はしませんので…

この先、ずっと付き合っていくつもりで

いなければいけません」

と言われたそうです。

そうなんだよなぁ…

「これから長男くんと関わる人にも

この話は必ずしなければいけません」

とも言われたそうで。

確かに、新しく彼女ができたとき、

同じように尽くしてしまう可能性は

大いにありますよね…

でもそれでも、いっときの長男くんが

毎日死んだような顔をしていて

家族も常にピリピリしていたことを思うと

笑顔が戻り、楽しく話せる状況が

冴島さんにとって何よりのことだったようです。

「メメちゃんにはずっと付き合ってもらって

ほんとありがとう…」

と言われましたが

いやほんとに何もしてないので…

「ただね…

ちょっと気になることがあって…」

え・・・？

なにそれこわい

というところで本日は終了。

長くかかったこの話も

明日のブログで終わりとなります。

冴島さんの気になることがなんだったのか・・・

もしよかったらまた覗いてみてください

ひっぱってすみません。

ここまで読んでくださって

誠にありがとうございました