進路狂想曲は終わらない。
受験前にこんな話を書きました。
ざっくり書くと
いわゆる【推薦】枠をとれるとれないで
子どもたちがいろいろ辛そうだった
という話でした。
4月も終わりに近づき、
いろいろあった子どもたちも
みんなそれぞれの場所で
新年度を過ごしているのですが…
中太の同級生のお母さんから
こんな相談を受けました。
…難題です
お友達の話。
例の同級生
仮にお友達の名前を藤原くんとしましょう。
先日ようやくペンディングトレインの1話を見たので・・・。
もちろん名前の由来はこの人から!
なにわ男子では長男ですが
ドラマの中では末っ子っぽいポジション。
ドラマは電車の1両がどこかに飛ばされちゃって…
というパニックサバイバル?です。
どのくらいサバイバルになるのか楽しみですね。
おっと話を戻そう!
藤原くんは、上に貼ったリンクのブログで
のマークで登場していた子。
推薦枠が取れず、
他の希望の受験先は保護者に反対されて
ストレスマックスで中太にあたってしまった…
という子です。
いろいろありましたが、
今でも中太はオンラインゲームなどで
連絡を取り合って仲良くしているようです。
そんな藤原くんは
結局希望していた公立高校よりは
一つランクを下げたところを受けて合格。
また、結局推薦は取れませんでしたが
中太と同じ私立高校にも合格しました。
どちらに行くか悩んだようですが
公立高校へ進学することになりました。
ところが…
藤原くんの誤算
実は、その公立高校を受けた藤原くんの友達は
藤原くん以外が全滅…。
仲間はみんな中太と同じ私立高校へ通うことに。
藤原くんはその事実を知って
公立か、私立かを決定しなければいけない
期限の日ギリギリまで
とても不安がっていたそうですが
保護者さんは
「まあ、同じような状況の人もいるだろうから
友達はすぐできるよ」
と言って、公立を推し、藤原くんも
お金出すのは保護者だし…と思い公立へ。
寂しい状況
しかし。
入学後約1ヶ月が経過しましたが
友達はできず、藤原くんはお弁当を
一人で食べているそう…。
それが発覚したのは
藤原くんから保護者さんに
「お弁当の量を減らしてほしい」
という相談があったから。
一人で長く食べていると恥ずかしいので
早く食べ終わるために減らしてほしいと…。
また、親睦の為の遠足の際も、
一緒に回る人がおらず
ひっそりと一人で過ごしたんだそう…。
それを予見していたのか
遠足の前日はお腹が痛くなり
休んでしまったんだそうです
不安が募る。
そんな話を聞いてから藤原くんが
日に日に元気がなくなっていくように見えるそうで…。
このままだと
学校に行きたくない
と言い出すのも時間の問題なのでは、と
不安に思っているんだそうです。
元々藤原くんは、
自分から人に絡んでいくタイプではないです。
中太と仲良くなったのは
小学生の時に中太がゲームの仲間を募って
その時に、プレイする仲間になったそう。
ゲームや、興味を持ったことについては
とことん追求するし、
友達になった人にはとても親切な子です。
でも、初対面で「話しかける側」には
まわらないタイプかな、と思います
ここで難しいのは
藤原くんの保護者さんは、ご両親ともに
【陽キャ】ということですね…。
ご自身から、初対面の人に声をかけることに
全くためらいを感じないタイプ。
なので
「友達はすぐできるよ」
と言ってしまったんだと思うのですが
みんながみんな、そうはいかないよね…
子どもの意見。
このことは、中太も藤原君本人から聞いたそうで。
どう思うか、と聞いてみたら
とスンっって答えてました。
まあ…そうなんかもしれんけども…
って言ったら
とこれまた意外と真っ当な答えが…。
その日、中太はクラブだったのですが
別の仲の良い子に出会えたらしく、
一緒に楽しく話しながら帰って
少し元気がでたそうな…
それを聞くと…
本当に転校を視野に入れた方が
よいのではという気持ちになってきますね…。
解決策がない。
ぶっちゃけ…
何も思いつきません…
「話しかけてみたら?」
というのも、
それができていれば苦労してないし
「学校外で楽しみを見つけたら?」
というのも
それでよいのかって気がします。
「友達なんていなくてもいいじゃん」
という気もしますが、それが平気だったら
最初から悩んでいないですし…。
前に別の記事にも書いたのですが
「学校だけが全てじゃない」
とは思うけれども
できれば楽しく通って欲しい…。
結局メメからは
「逃げ道だけは作っておいてあげたらどうだろう」
とだけお伝えしました。
中太が言っていた【転校】も含めて
どうしてもしんどいときはお休みするということも
【許容】できる心の準備をしておいたらどうかな、と。
上にも書いたように現時点で
本人にどうこうできることっていうのは
ほぼないんじゃないかなって…。
ここで保護者さん達が
「何甘えたこと言ってんだ!
友達ほしかったら話しかけたらいいでしょ!」
みたいに言ったら
藤原くんはしんどさを
吐き出せないですもんね…。
もちろん、本人が強い意志を持って
クラスメイトに話しかけることが
第1歩かな、とは思うのですが…。
メメ的には
「誰か藤原くんに
話しかけてクレイ!」
と祈りを捧げておこうと思います。
あとは、学校外でのエネルギー補給として
中太を始め、中学時代の仲のいいメンバーで
時々あつまれたら良いのかな?と思うので
遊びに行く話のときは
快く送り出そうと思います
(でもこれは、藤原くん以外のメンバーが
みんな同じ学校なので
逆に転校の後押しになりそうな気も…)
悩める藤原くんにサチアレ!
最後までお付き合いくださり
ありがとうございました
また覗いてみて頂けるとうれしいです
それでは素敵な週末をー!!