これまでの話。
さっくりまとめると…
「進路狂想曲」と名のついたものだけですが。
これが最初。
んでもって続き。
そして完結編。
もし気になったら見てみてから
今日の話にお付きあいいただけると
分かりやすいかと思います
ん?完結したのにまだあるんかい?
あるんですよ…
進路って難しいですね…
同じ高校の枠。
以前のブログにも書いた通り
我が家の中太は
私立高校を【併願推薦】の枠で
受けることになりました。
よっぽどのことがない限り受かるでしょう
というありがたい枠
受ける私立高校は
スポーツはかなり有名な高校ですが
学業的にはそうでもないところ。
(失礼)
ただ、有名校ではあるので
卒業後の私大進学の際には
かなり有利なんだそうです。
メメ、なんも知らんかったわ…
でもって、そこを狙って、
中太と同じ私立高校への【併願推薦】を
希望する子は結構いたそうで…
その結果なんだか微妙なことに…
周囲の進路。
進路相談が一通り終わって
中太の友達もほぼ進行方向が決まったそうな。
同じ塾に通う仲良しくんは
【推薦】枠で高校が決まり、
「もう勉強しなくていいやー」
とウキウキしていたり
中太と同じ公立高校を目指す子は
「絶対一緒に同じ高校行こうぜ!」
と声をかけてくれたり。
でも、その子はかなり成績が良いので
置いてけぼりの可能性大なんですが…
なんとかついていけるといいなぁ
しかし中には
【推薦】枠も【併願推薦】枠も
「難しいです」
と言われてしまった子もいるようです。
人数の割り振りが決まっているのですから
当然と言えば当然なのですが。
そういった場合は【併願】で受けることになります。
【併願】で受験する場合は
本命の高校よりもランクの低い高校を
滑り止めとしてチョイスするのが望ましいのですが…。
子どもたちにはそれぞれの思いがあって、
なかなかそのシステムに納得がいかないことも。
「落ちたら落ちたでいいよ!」
なんていう子もいるそうなんですが
これについては保護者が気が気じゃない
そこで、現在の成績で希望の高校への合格は
私立・公立、共に難しいと考えられた場合
先生から受験先の変更をするようにと、
割りと強めに言われるそうです。
その話は保護者も一緒に聞いているのですが
保護者も
「落ちて、行くところがなかったら…」
という不安に駆られるので
先生よりの意見になってしまいます。
なかなか先生のアドバイスに
(という名の押し付け?)
反してまで
「子どもの意思を尊重します!」
といい切れる保護者さんは
なかなか少ないようです。
実際には2次募集もあるので
何処かの高校には行けるそうなのですが
4月ギリギリまで進路が決まらないのは
やはり不安ですよね…
その結果。
その結果
ストレスは子どもに…。
進路相談の話が出た時に
クラスメイトから
「中太、お前、どうなったの?」
と聞かれて
中太は人のことは全く気にしていないので
相手がどのような状況か知ることもなく、
考えることもなく、軽く答えました。
「オレ、〇〇高校の専願もらった」
と言ったそうな。
そしたら
「え!なんで??」
とかなりの勢いで聞かれ
「なんで…かな?」
と思わず言葉が出てこなかったそうな。
するとクラスメイトは
「オレがダメだったのに…
なんで中太が?」
と。
声のトーンが変わるのを感じたそうですが
なんて言っていいのかわからず
いつもの調子で
「よねー、オレよりお前のほうが
成績いいのにね」
と答えました。
すると…
「もしかして、
お前が生徒会長やってるから??」
と、ある意味確信をついてきました
「うーん…まあ、そうかもしれん…」
「なんなんそれ!
それならオレが生徒会長になればよかった!」
「え」
「だって中太なんかなんもしてないじゃん!」
「・・・」
「たまたま会長になっただけで枠取れるって
おかしいだろ!」
「・・・」
「オレより成績悪いのに!」
「う、うん…」
シーン
へこむ中太。
と、ある日、帰宅した際に、
この話を聞かせてくれたのですが
「まあ…あいつもさ…
行きたい高校の受験を反対されたらしくて
まだ受験先も決まってないんだって…
だからイライラしてるんだとは思うんだけど…」
と、夜中に悲しい顔で
中太が話してきました。
「実際オレ…生徒会長には
たまたまなったようなもんだし…
頭も悪いし…
言われてもしょうがないと思うんだけど…
なんかちょっと…ね…」
確かに…
メメも
「史上最低成績の生徒会長が爆誕!」
とか言ってましたし…
しかし、これは事実だった為
メメは謝罪はしない、と宣言
「中太、そんな相手に遠慮することはないんだ!」
「遠慮?」
「そう!実際に生徒会長になって
どんだけ大変だったか、その子は知らないじゃん」
「うん・・・」
「毎日遅くまで残ってイベントの準備して
当日もスタッフかってくらい働いてさ。
その間、その子は
観覧席で楽しそうに見てただけやろ」
「うん・・・」
「なんでもそうなんやけど
やってから言えって話よ」
「そう…そうだよね!」
「わざわざ生徒会長のオレすげー!と
アピールする必要はないけど
そうやって軽く見てくるやつには
マウントとってええんやで」
「うん!」
「今度なんか言われたら
あー、メンドクサ、なってから言って?
ってにっこり笑って言うたりなさい。」
「わかった!!」
「できたら絶体絶命と思われている
公立高校にも受かってドーンてやったれ!」
「オレ、がんばるわ!!!」
と、元気になりました
うん、そういうスイッチの切替がはやいとこ
本当にいいところだと思うわ
光と影。
しかしまあ…
その子も普段、そんな事いう子じゃないそうなので
よっぽどのストレスだったんだろうなって思います。
他にも成績は中太よりも良いのに
同じ学校の枠をもらえなかった子もいたようで
メメ自身も他の保護者さんから
「やっぱり生徒会長は強いねー」
と言われました。
でも中太の話によれば、
そういった子は
テストの点数はいいけど、
授業中に寝てるとか宿題出してないとか
理由ははっきりしてるっぽいけどな…
中太は授業中に寝ないし、
きったない字でも宿題は
とりあえず出してたので…。
てかあれ、もしかして嫌味だったのかしらん?
・・・ま、ええわ
メメに言うてくる分は全然かまわんのです。
子ども同士のやり取りは
なんか互いにかわいそうなので
最初から併願か推薦の2択になったほうがよいのではって
思っちゃいました
間があるから揉めるのよね…
でもそれだと中太の行くところないかも
長々と書きましたが、
ここまでお付き合いくださった方、
誠にありがとうございました
さて、1月も後半に入り、
いよいよ受験本番が近づいて参りました
中太の運命やいかにー??
また書きまーす