稽古場レポート続くよ ④
稽古場、白熱の度合いがすごくなってきました。
親父さんたちは、娘を嫁にやろうとしてもんちゃくが起きます。
昔は、親が牛か馬でも売るように娘を嫁にやりました。
口減らしといって、飯を食う口さえ減ればいい!という感じで嫁にやってしまうんですよ。
女坑夫らも同じで、あっちの婿貰え!と言われたり、あっちへ嫁へ行けと・・・
辻親八さんは、大川納屋の頭領で、娘が三人。サト、スエ、ミサオの三姉妹が納屋を支えております。長女のサトは炭鉱王のところへ後妻に行きます。
この炭鉱王は伊藤伝衛門をモデルにしています。
お母さんはお鶴さん。
明治、大正、昭和35年までの物語を女系家族が繋いでいきます。
何人も恋人や夫が死んで変わっていくことは、明日をも知らぬ命の労働環境では、当たり前にありました。
物語りの中でもそれは起こります。
高松炭鉱ではリンチが行われています。
高松といっても、銅海湾の近くの、高松炭鉱三好坑です。
まるでキリシタン大弾圧みたいなリンチが脱走しようとした人に行われているのでした~~~!
さあ、さあ、お見逃しなく。