新宮行 2015① | メメントCの世界

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熊野行 2015①

このたびの新宮行は、女優の明樹さん、俳優の吉村さんが一緒でした。
三人で新幹線で名古屋に降り立ち、名鉄バスターミナルから、熊野市行きの三重交通のバスに乗りました。いつもは特急南紀ですが、今回は、熊野市から宣伝活動をしていくこととなったのです。
ワイドビュー南紀は車高が高いので眺めはいいのですが、揺れがすごい!もう毎回、乗り物酔いになってしまうので、シンドイ旅なのです。バスを進める熊野の人が多いのと時間がちょうど良かったので、バスにしました。

 なにせ、キャリーを二つ抱えていた私はいつものとおりギリギリに新幹線に飛び乗り、しばらくデッキでぜーはーぜーはーしておりました。キャリーにはチラシ、ポスターが満載!重いのなんの。
しかし、ようやく始まる新宮公演の売り出しですから頑張るしかないでしょう。


気持ちよくバスが走りだして揺れもせずにもうすぐに爆睡。
起きたら、山の中でした。あいにく、凄い雨だったので、山は水煙のように煙っていました。
どちらあというと海沿いを走る東京からのバスと違い、ずっと山の中。尾鷲付近で海が見えました。
山の深さ、大台が原に近い辺りの鬱蒼とした雰囲気は熊野でしたね。


雨の中、熊野市に降りまず市役所へ。
迎えに来てくれたのは熊野映画の脚本家の畑中さん。
いつもオシャレな女性です。熊野、新宮の女性はみんなオシャレです。東京の人みたいです、って言い方がそもそも変だけど、私のように何も気にしないでいるのが恥ずかしくなりますよ。
新宮の商店街も、オシャレな店が多くて、中には新宮が本店、銀座が支店という店もあるげな。

何故か、ロビーがアールデコな熊野市役所の観光スポーツ交流課にご挨拶。今回、熊野市観光協会に後援を頂きましたので、観光協会長さんにご挨拶しました。
 協会長の中平さんは赤倉水産というヤマメの養殖や、山の中の民宿を経営しています。山に居ると携帯が通じません。王様と私、の王様のような中平さんは、会うと色々な話をしてくれました。
熊野の魅力はもちろんですが、熊野をどうやってこれからアピールしていくか、観光戦略をいろいろと聞くうちに、やっぱりなんだかんだ言っても熊野はすごいと思いました。本物のソフトがありますから。世界遺産とかいう前に、修験道や熊野もうでに熊野比丘尼に神社に仏閣、南方熊楠。多様な風物は面白い人を生み出すのでしょうね。正直、私も山にこもって作品執筆に打ち込みたいですよ。電波の通じないところで、ひきこもりたい!!

それからご紹介頂いた吉野熊野新聞で取材。三重県側の宣伝をほとんどしてこなかったので、とても助かりました。そして、畑中さんの車で一路、新宮へ。
海は荒れていてすごいローリングでした。荒々しい太平洋が浜にぶつかって砕ける様子は何時間見ていても退屈しません。
新宮大橋を渡って、新宮へ入りました。長い一日の始まり始まり~~