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長崎県 福田 純米吟醸 活性にごり

 

昨日、梅雨明けの発表がありました。

列島の広範囲で猛暑日が続いているこの頃。

 

ワタクシ。夏が大の苦手で、じっと辛抱する日々が続きます。

今年は例年にも増し酷暑の様で、先が思いやられます。

暑い中、出かける事もなるべく避け自宅でお酒を楽しむのが一番です。

 

今年も夏のにごり酒を始めます。

梅雨明けのタイミングを狙っていました。

 

一発目。本日はこちらを。

 

 

 

 

長崎県、平戸市の蔵元のお酒です。

蔵元HPをみると創業は1688年と老舗蔵。

清酒以外にも焼酎や発酵食品など幅広く製造販売されているそう。

 

 

 

 

サマーバケーション。

夏のにごり酒でしょうか。

 

個人的な印象ですが、出荷時期によって、新酒のにごり、春のにごり、夏のにごり、通年タイプと区別しています。

 

 

 

 

年明け過ぎに無濾過生原酒がリリースされていますが、同じレシピでしょうか。ラベルはおなじパープルです。

麹は山田錦で掛はレイホウ。これも同じですね。

こちらは、加水ありでしょうか。

 

淡いパープルにグリーンのボトル。中身は薄くにごる白色のお酒。

じつに美しいひと品です。

 

 

 

 

外見 白色にごり。うすにごりよりは強い。発泡強め。 

粘度 やや高い

 

香り

強さ 中程度
複雑性 中程度

 

果実香はブドウ、マスカット、うすくライチ。

ごく薄くグレープフルーツの皮に似る苦味香。そこからミカンの様な熟れた甘味香がでてくる。でも柑橘類のニュアンスは弱い。

パウダー感は甘味香に少しある程度。全体的にはさっぱりとサラサラした濁り感。

 

いままで飲んできたにごり酒の中でもさっぱりと淡い印象は強いほう。
 
甘味香 中程度の強さ。パウダー感あり。さっぱりしている。
酸味香 やや弱い。速い。捌けていく。
苦味香 弱い。一定感がある。ゆっくり消えていく。
旨味香 中程度の強さと密度。柔らかくコンパクトに膨らむ。

 

 

開栓時、キャップは勢いよく天井まで飛んだ。

噴出しは無し。

 

グラスの発泡はすぐに無くなる。

 

 

 

 

口に含む

アタック 中程度~やや強い
複雑性 ややシンプル
甘辛度 やや甘口~やや辛口 

アフターフレーバー やや高い
余韻 中程度~やや長い

 

ブドウの皮の風味がある。デラウェアやマスカットを食べて口に残った皮からくる苦味の広がりがそっくり。

巨峰もあるけど薄めのみずみずしい巨峰。悪く言うと水っぽい巨峰。

それとパイン。薄くて熟していない膨らまない酸味がシャープで、少し苦味の強いパインナップル。

甘味の一定感は秀逸。

酸味は一瞬くるけど速く消えていく。

苦味は入りはライトで後はしっかり。

旨味はフレッシュ&フラット。均一感がある。

 

総じて、ブドウの果肉ではなく、皮らしい淡い風味。

苦味だけはしっかり余韻長く。

発泡はすぐに消える。

フレッシュ感はしっかりある。柑橘類の皮らしい苦味も。

にごり酒らしいパウダー感や粘りも薄め。スルスル入っていく軽快感。

 

 

具体的な味わい、
甘味 中程度やや上回る強さ。重厚感は無く、余韻は長い。
酸味 やや強い。膨張感はあるが速度は速く流れていく。キレがある。
苦味 前半は中程度やや下回る強さ。みずみずしくスリムで軽快感がある。

    が、一定感を感じつつ喉越し後から徐々に出てくる苦味。重厚感は無いが余韻はながく存在感のある苦味。でも総じてライト。
旨味 中程度。膨らみや粘りは無いが、にごり酒らしいフレッシュな安泰感は薄くフラットに柔らかい。

 

 

 

 

のんだかんそう、

苦味が個性的な爽酒か。ブドウや柑橘類の「果物の皮」を感じたお酒。新らしい印象(笑)

加水はしてあるか。軽快さや苦味以外の全体的なフラットさにそれを感じる。

 

飲み疲れない酒質。薄い果実感に個性的だけど軽快な苦味の展開。

夏酒としては面白い印象。

でも、開栓初日は面白いが、2日目以降は平凡な懸念もある。どうだろうか。

 

福田酒造株式会社 http://www.fukuda-shuzo.com/

 

 

 

 

2日目(開栓後2日目)

 

キャップは音を立てて開く。飛びはせず。
発泡は弱まる。グラスに付く気泡は直ぐに消える。

 

 


香り

僅かにバニラとフローラルさが出てきている。


含む

果実感が出てきている。少しジューシーに。
甘味に柔らかさが出てきている。僅かにとろみ。
苦味の後半の膨張感が弱まる。余韻は変わらず長い。

 

 

 

上燗約45度

 

香り

理想的な日本酒らしい柔らかさがでてくる。
フレッシュ感も冷酒より鮮明に。
柔らかい上立ち香。


含む

甘味が柔らかくなる。
苦味の、特に後半の抵抗感が無くなりフラットに柔らかい。

 


とても良いお燗です。
全体のバランス感が秀逸。
とにかく飲み疲れない。

 

 

今年は夏酒、にごり酒のお燗を探ってみようかと思う。

 

 

 

 

3日目(開栓後3日目)

発泡は変わらず。

香り
カプロン系のツヤを感じる。濃さはなく軽く薄いフルーティーさ。
他は変わらず。

含む
苦味が弱まってきているか。余韻は変わらず。
旨味は伸びてきている。


味は全体的にまろやかに伸びてきているが、ガス感や発泡系の刺激もまだある。でも刺激は軽め、柔らかい。
加水によるところか、滑らかさと軽快感も良い。抵抗感なく入っていくお酒。とにかく疲れない。

 

 

 

 

4日目(開栓後5日目)


発泡はほぼ無い。
含むとガス感はある。小さく舌への刺激。


甘味と旨味は伸びて、かなり弱まっている。苦味よりも下へ下降している。

苦味は中程度の強さ。
甘味と旨味の方が弱まっているので、初日よりは弱くなっているが存在感をかんじる苦味。鮮明さはなくこれも鈍く伸びている。余韻もある。

酸味は弱まる。膨張感も無くなり、遅めに。シャープさとキレが無くなり余韻がある。ひと言でいえば、ぼやけてきている。


柔らかさと飲み疲れない感じは継続されいている。

 

 


最後にもう一度、お燗。


上燗より少し高め。50度くらいか。


香り

柔らかく芳醇な穀物感にミルキーな甘味香とシャープで刺激的な酸味香。
柔らかいけど、後は刺激的な上立ち香。


含む

さっぱりしたお燗。飲み疲れない。
甘味は柔らかく、優しい芳醇さ。
酸味はやや角が立って軽快なシャープ感。

苦味と旨味のバランスは余韻長く安泰。柔らかく優しく広がっていく苦味と旨味の広大さ。

 

活性酒のお燗なんてあり得ない無いようで、コレは十分にある。
冷酒も良いが、コレのお燗はとてもアリ。


奥行きや重厚感はないけど、スタイリッシュでとにかく飲み疲れないお燗。

 

 

以上で飲み終わる。


福田。次回は無濾過生原酒か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵庫県 都美人 山廃純米 無濾過生原酒 茶ラベル

 

 

本日はこちらを。

天秤搾りで有名な淡路島の蔵元のひと品。

 

天秤搾りは蔵元HPに分かりやすく載っています。とても興味深い記事。

 

 

 

 

明るめなブラウンにシルバーのネーム。落ち着きがあって少しシブめ。

山廃純米の文字。そそられます。

 

購入は4月でしたが、山廃という事で少し置いてみた。ちょっとだけ熟成感を乗せるとこを狙ってみた。

 

 

 

 

麹、掛ともに 五百万石。

 

酸度 2.7 

アミノ酸度 1.5 

 

酸味と旨味のガッツり感に期待が膨らむ。ザ・山廃といった印象な数値は高め。

そして無濾過生原酒。しっかり濃そう。

 

山廃の家飲みも久しぶりなような。かなり記憶にない。。

 

 

 

 

外見 うすく黄色。褐色あり。透明度高い。発泡なし。

粘度 かなり高い

 

 

香り

強さ やや強い
複雑性 やや複雑~複雑

 

果実香はふくよかで落ち着いた柑橘類と、メロンとバナナを足して割ったような。

僅かに熟しきった南国系に、ビワや柿のような和テイストもある。

パウダー&クリーミーもしっかりと膨らむ。ぼやけるまったり感。

置くとパウダー感が弱まり、膨らみのある熟した辛味を感じる香りが出てくる。

 


甘味香 中程度の強さに密度と粘り。 捌け感もあって、わりとサッパリしたアフターに意外な印象をうける。
酸味香 やや強い。切れがある。
苦味香 中程度下回る強さ。スリムで軽快である。
旨味香 強い。コクもあり、厚みもある。安心感がある。

 

 

 

じつに、大好物な上立ち香であります。

パウダー感に旨味のコクを強く感じるミルキー&クリーミーなバター感?でも、さっぱり。 

穀物感も十分なお米からできたスイーツテイスト。

 

 

僕の少ない経験からだと似るのは、太陽酒造の熟成物や上原酒造・不老泉の山廃。

太陽はもう少し柑橘テイストがあって、不老泉はもっと厚みと余韻がある様な記憶。あいまいですけど。

 

今回の都美人はアフターが軽くてさっぱりと捌けていくところが好印象で予想外。強いけど残らないのです。

 

 

 

 

 

口に含む

アタック 強い。
複雑性 中程度~やや複雑
甘辛度  やや甘口~辛口

アフターフレーバー やや高い
余韻 長い

 

 

具体的な味わい、
甘味 強い。パワフル。芯があって重厚感もある。とろみあり。余韻も長い。
酸味 強い。パワフル。クリーンで鮮やかな熟成感がある。しかし、フレッシュで冴えている引き締まり感もある。
苦味 中程度の強さ。一瞬ふくらみ、ゆっくりまとまっていく。後味は一定感のある余韻が長め。
旨味 強い。コク、重厚感、ボリューム感どれも上の上。押しもあるがスタイルは極めてシンプル。複雑さの無いキレイでクリーンな旨味。余韻は長い。

 

 

 

 

のんだかんそう、

香りややある醇酒か。

濃い口ながら、後味は淡い仕上がりがある。少しずつ淡くなっていく。(最初から淡くは無い)

 

 

艶やかで濃密な甘味。濃いけど、後口がさっぱり。透明感がある。

酸味は強い。熟成感とフレッシュさが交差する不思議さ。

苦味は中程度。

旨味はしっかり。強くて深いけど、捌けていく透明感。

 

 

太陽や不老泉と比べると、切れ感や捌け感に心地よい軽快さを感じる。

太陽酒造らしいパワフルさや不老泉山廃のコクに匹敵する重厚さと最初の圧力。しかし後半は、捌けていく軽快感。 これは、面白い。

 

 

コレは。とーぜん、お燗。後日っ!

 

都美人酒造株式会社  http://www.miyakobijin.co.jp/

 

 

 

2日目(開栓後12日目)


香り

果実香はほぼ無い。
パウダー感も無くなり、枯れている印象。
糖蜜感もあるが、膨らみや肉付きも無くかなり落ち着いている。


含む

甘味は弱くなっている。濃さや密度、とろみも弱まる。
押しやパワフルさがなく穏やか。しかし、喉越し後に出てくる。ほんのりと膨らむ可憐な甘味。
酸味はシャープに刺激的に。フレッシュ感はないが膨張感や押しがある。酸味が主体。
苦味は変わらず。安定感があり余韻は長い。
旨味は弱まる。余韻は変わらず。

 


甘辛度は中程度~やや辛口へ移行。
酸味が主体でその他の味は穏やかに下降ライン。
みずみずしくなっている。醇酒からやや爽酒よりへ。
初日ほどの熟成感も感じず。フレッシュさも無く熟成感もない。

 


悪くはないが、個人的には物足りない感じ、開栓初日が大好物なパフォーマンスなだけに少し寂しい。
でも、キレイな酒質です。生酒にしては苦味の安定感とクリアな余韻。火入れのお酒みたいな苦味の収まりがある。

 


上燗約45度。


香り

芳ばしい穀物感と糖蜜感に後半は辛味を感じる刺激が鼻に抜ける。刺激的。
甘味香~旨味香までバランスの良い膨らみ。
とりわけ、甘味香の豊かさとその余韻が素晴らしく心地よい。


含む

軽やかです。タッチが軽い。

フレッシュで若い古酒感。厚みが無くスリムでクリアな古酒感。
甘味が良い。鮮やかでグラマー。でもさっぱり。
酸味は鮮明に膨らむも刺激はなく、奥ゆかしい。ちょうどいい塩梅。
苦味は普通。
旨味は中程度やや下回る程度。冷よりも押しが無い。主張が強くなく安定感と疲れない均一さ。

 

 

もっとガッツりくるお燗だと予想していたけど、軽かった。
冷酒より薄めで軽い飲み口。結構面白い。

 

 

 

 

 

 

 

 

滋賀県 唯々 純米吟醸 無濾過生原酒

 

 

本日はこちらを。

 

今季2回目の唯々。

3月に純米の無濾過生原酒を飲みました。こちら。

同じ頃に購入したこちらは少し置いてみた。

 

 

 

 

明るめの紺色に白地のネーム。

飾り気がなく落ち着いたもの。

 

 

原料米は滋賀県産「吟吹雪」

酵母は協会1901酵母。

 

1901酵母は最新の協会酵母になります。

調べてみると1801酵母の変異個体で、比べるとカプロン酸エチルが少し少なく、酢酸イソアミルが少し多くでるそう。

酸も少しでるので味わいもあり、カプロンとイソアミルのバランスが良いとか。

 

 

 

 

外見 うすく黄緑色。透明度高く光沢あり。にごり無し。発泡なし。

粘度 高い

 

香り

強さ 中程度~やや強い
複雑性 やや複雑

 

果実香は夕張メロン、バナナ、洋梨。薄くリンゴやマスカットも。濃醇な果実香である。

ラムネの香りに厚みのある花系のフローラルさもあり、クリーミーな粘度も程々。エレガントさもある。

置くとミント系の清涼感や、隠れるように厚みのある香草感も広がる。これらにはキレがあり、静かに収束していく。

最後には軽い甘味香の余韻は静かに長い。
 
甘味香 やや強い~強い。粘度と密度も中程度上回る。
酸味香 やや強い。膨らみもある。
苦味香 中低度。少し膨らみゆっくり消える。
旨味香 中程度~やや強い。

 

 

 

 

口に含む

アタック やや強い~強い。
複雑性  中程度
甘辛度  甘口~やや辛口

アフターフレーバー 高い
余韻 長い

 

 

果実感は強い。ジューシーでやや濃醇。落ち着いた青々しさも押しは弱いが、重厚さと密度がある。

甘味も密度があり粘度も少しある。押しも強いが喉越し後はサッパリと捌けていく。

酸味を由来とする辛味があり伸びる。

苦味は中程度以上で余韻ながく、旨味は中程度以下で一定のコクはありつつ、さっぱりと分散していく。

 

 

具体的な味わい、
甘味 やや強い。とろみ僅かに。粒が細かくコンパクトでキュートな甘味。速度があり、捌けも良い。
酸味 やや強い。果実感がある。膨らみは弱く、重厚感は中程度。
苦味 中程度~やや強い。最初は無濾過生原としては軽快ながらも、余韻は長く後から伸びて膨らむ。
旨味 中程度やや下回る強さ。コクがあるがサッパリもしている。

 

 

 

 

のんだかんそう、

香り高い醇酒か。コクも程々で味わいはやや濃い目。

フレッシュ感は無く、落ち着いてはいるが、熟成感も薄い。

飲み口は強いが、喉越しあたりからの捌け感は速くて面白い。

 

カプロンとイソアミルの好バランスは何となく分かる。

表向きはカプロン系の味わいながら、ベースというか奥にイソアミル系のほっこり感が控えめに幅広く。

カプロンだけが飛んで行かないように、下から引っ張ってくるイソアミルの引きずり感。

表面的には部分的に突出してカプロン系。しかし押しやパンチ、ギラつきはなく、落ち着いた華やかさがある。

底辺にあるイソアミル系の面積の広い柔らかい土台とほっこり感。最初は華やかで、後からまろやか。

 

 

 

開栓後の変化をみてみる。

後日お燗も。

 

 

 

2日目(開栓後3日目)

 

香り

甘味香は押しが落ち着くも粘度は増している。
酸味香が出ているか。
総じてベリー系の膨らみのある酸味香を感じる。

その他の果実感は下降気味。押しや強さは程々ながらベースにはカプロン系を感じる。
苦味香は変わらず。ミントと香草。後半には辛味も伸びる刺激がある。


含む

果実感や濃醇さは穏やかに。コクは弱まる。
甘味が伸びている。青々しさは少し強まる。合わせて、伸びたラムネぽさ。加水感がある。

全体的にみずみずしさが加わり、柔らかく伸びている。醇酒から爽酒よりへ。
トローチの様な薬品テイストも。これはこれで。

カプロン酸とイソアミルのバランス感はありつつも、濃醇さやコクの下降ラインが気になるところ。

 

 

 

 

3日目(開栓後7日目)


香り 

リンゴとベリー系が主に。メロンやバナナはほぼ無い。

甘味香や酸味香は弱まり、コンパクトにまとまっている。
苦味香は中程度下回る。ミント系の清涼感はしっかり。
旨味香は弱まる。
辛味を感じる刺激も弱まる。

 

含む

果実感は残る。リンゴの風味。程よくジューシーでフレッシュさもある。
濃醇さは綻び、みずみずしさが増す。

甘味は伸びている。滑らかでフラット。
酸味は小さくコンパクトに。サッパリとみずみずしい果実感がある酸味。爽やか。
苦味は中程度下回る強さ。みずみずしい。喉越し後に僅かに膨らみゆっくり分散していく。終始、引き締まり感もある。
辛味が膨らむ。喉越し後にリーチのある辛味。


崩れているかと思いきや、ちゃんと収まっていてこれはこれで。

濃醇さやコクは飛んでいるが、みずみずしさと軽快な果実感を楽しめる爽酒へと変貌している。
開栓後、一週間経過してこの展開は面白い。

 

 

 

上燗約45度

 

グラスに微発泡多め。

 

香り
酸味がジューシーに。果実感とスパイス感もある。

 

含む
酸味が主体でとてもジューシー。フレッシュで鮮やかな酸味が押寄せる。
甘味、苦味、旨味のバランスは良い。安定感がありそれぞれ柔らかい。

酸味は弾けるが、それ以外(甘味、苦味、旨味)の安定感と柔軟さが酸味との差を調和させている。
酸味とそれ以外のバランスが良い。

 

 

 

 

 

 

 

群馬県 大盃 特別純米中汲み 玉苗 生原酒

 

 

本日はこちらを。

群馬県で一番古い酒蔵のお酒です。

 

本当は、馥露(ふくろ)シリーズの本生が欲しかったのですが売り切れでした。

そちらはまた次回。

 

 

 

 

ラベルには盃が。銘柄も大盃。酒飲みには楽しいラベルです。

 

玉苗(山酒4号)でできたお酒は初めて飲みます。

 

農業高校が開発したお米で、酒未来や龍の落とし子の親でもあります。

期待は膨らむ。

 

 

 

 

製造年月 29.4

外見 薄く黄緑色。僅かに発泡あり(グラスに細かく僅かに) にごりなし。

粘度 やや高い

 

香り

強さ 中程度~やや高い
複雑性 中程度

 

果実香はメロン、バナナに南国系も少し。

ジャムやキャンディーなど砂糖系もしっかり。

イソアミルがしっかり。粘りやまったり感も全面的に。

クラウド感があり、やや濃い目ではあるが全体的にまろやかで落ち着いたテイスト。

置くとセメダインも少し出てくる。
 
甘味香 やや強い。粘りや密度はしっかり。膨らみもある。
酸味香 中程度の強さ。ウエット感があり少し膨らむ。
苦味香 中程度。
旨味香 やや強い。

 

 

 

 

口に含む

アタック やや強い
複雑性 中程度
甘辛度  やや甘口~中程度

アフターフレーバー やや高い
余韻 中程度

 

青々しいメロンや、瓜などの青渋さが全面的に。くどさや青臭さは無い。

やや濃い目ではあるが、中取りらしい整った食感も直ぐに舌に馴染んでくる。

青々しさが全面的でとろみもあるが、厚みがそれほど無く、後半は柔らかいタッチや馴染む食感にも中取りらしさを感じる、好印象。

 

具体的な味わい、
甘味 やや強い。やさしく膨らむ。きめ細かく、掃け感も軽くて良い。
酸味 中程度やや下回る強さ。軽快でさっぱりと。余韻は細く長い。
苦味 中程度の強さと量。生酒の割には押してこないが、全体を支える広さがある苦味。中取りらしい柔軟でソフトな苦味か。
旨味 やや強い。強くも、柔らかく拡散していく旨味。面積が広く包容力がある。

 

 

 

 

のんだかんそう、

軽快でなめらか、旨口の幅広い醇酒か。

青々しい日本酒が苦手な方は避けたほうが良いかも。青々しさは全面的に押しもある。

生酒ながらも、品のある苦味の存在感。旨味の分散感。どちらも軽快でツヤがあって馴染んでいく展開。フレッシュさにも品良く柔らかさがある。

 

生酒の中取りをしっかり表現できている作品ではないでしょうか。

わりと青々しいけど飲み飽きない。

 

玉苗のお酒は今後、気にかけていこかと。包容力とかキャパがありそうな印象。

 

牧野酒造株式会社  http://www.makino-sake.co.jp/

 

 

 

2日目(開栓後2日目)

勢い良く栓があく。


香り

さほど変化はないか。
果実感より砂糖系の甘味香が強くなっているか。
芳ばしさの無いミルクキャラメルのような。


含む

ガス感が出てきている。ピリっと舌に刺激がある。
青々しさは僅かに弱まっているか。
メロンもあるが、リンゴもある。

初日にな無かったジューシーさがある。

酸味がシャープに、苦味は余韻が長くなっている。
酸味や苦味の味わいにリンゴに似る果実感が出ている。
リンゴの皮のような苦味の展開。
旨味はコンパクトになっている。


2日目にしてこの味わいの変化。なかなか面白い。

 

 

 

3日目(開栓後4日目)

 

今日も勢いよく栓があく。

 

香り
初日よりも複雑になっている。
注いだ直後の冷えている時は、塩っぽいテイストやスパイス感があり、一瞬だけどウイスキーのような香りを感じる。

置くと、変わらない砂糖系の甘味香が主体の、軽快なクラウドイソアミル。
最後には辛味を感じる鼻に抜ける刺激が短く出てきている。


含む
ガス感は少なくなっている。
果実感のメロンやリンゴは変わらず。
ジューシーさも変わらず。

全ての味わいは伸びてきている。全ての味の余韻が伸びる。やや加水感を感じるか。

苦味が強くなっている。生酒らしいフレッシュ感と押しある苦味。余韻も長い。


青々しさは初日よりは弱まっているが、それでも存在感のある主体的な風味。
全体的なフレッシュさは落ち着いているが、余韻のある青々しさが展開していく。

 

 

 

4日目(開栓後7日目)

 

ガス感は無い。
果実感やジューシーさも弱くなっている。
酸味が強くなっている。膨らみやコクを強く感じるが、厚みはそれほどない。
苦味も落ち着いている。余韻は長い。

青々しさも押しは弱く、伸びている。

 

 


上燗約45度。

 

シャープな辛味と酸味に軽快なクリア感。
甘味も軽くなっている。
苦味は弱まる。
旨味はフラットに幅ひろく、奥行きもある。
芳ばしいメロンからフィニッシュは軽い穀物感。

冷酒には無かった軽快クラウドにスリムな喉越し。透明感もある。
青々しさは無い。


以上で飲み終わる。

次は馥露の生酒を。

 

 

 

 

 

佐賀県 純米吟醸 幸姫 生原酒 DEAR MY PRINCESS

 

 

ほんじつはこちらを。

立て込んでいて更新が久しぶりになってしまいました。

 

 

 

 

こちらの蔵元の「笑酒」という商品が気になっていました。

無濾過生のリリースが年1回あるようで狙っていました。

 

春頃、このDEARの存在を知って同時購入を待ち蔵元直送。

蔵元から直接買い物をしたのは久しぶり。

 

本命の笑酒は少し置いてみる。

 

 

 

 

調べると、甘味の分かりやすいフルボディタイプだとか。

 

日本酒度 -2

酸度 1.3

酵母 SAGA-1

 

 

精米歩合が53%はあまり見かけない数値。

 

 

 

 

ラベルは英字がカッコイイです。白地にシルバーのネームも眩しい輝き。

 

外見 薄く黄緑色。透明度が高い。発泡なし。

粘度 高い

 

香り

強さ 中程度~やや強い
複雑性 ややシンプル

 

果実香はリンゴ、マスカット、ライチあたりか。

果実感のある甘味香と砂糖系の甘味香が同程度にある。

甘味香が柔らかく豊かである。

清涼感の鮮烈な上立ち香。クリーンで爽快感がある。
置いて温度が上がると旨味香もなかなか強めに出てくる。


甘味香 中程度上回る強さと密度。僅かにパウダー感もある。
酸味香 中程度の強さ。膨らみは無く、速度も速い。
苦味香 やや弱い。
旨味香 中程度上回る強さと密度。コクを感じる。

 

 

 

 

口に含む

アタック 強い
複雑性 中程度
甘辛度 甘口~やや辛口

アフターフレーバー 中程度~やや高い
余韻 やや長い

 

上立ち香はカプロン酸系を思わせたが、味わいはまったりとバナナ感がある。

甘味の押しが強い。濃くてとろみもある。熟れた果実感と砂糖系のコクのある甘味が全面的に。

日本酒らしい麹(?)の刺激が中心にあり、膨らみのある辛味が展開していく。辛味にはシャープさはなく、鈍く太く余韻も長い。

ビールの苦味に似る青さと余韻。

旨味も濃い。濃醇。

 

具体的な味わい、
甘味 強い。密度もしっかり。濃い。
酸味 やや強い。シンプル。
苦味 やや強い。一定感のある強さと厚み。余韻は長い。
旨味 強い。密度もありコクもしっかり。

 

 

 

 

のんだかんそう、

濃醇でコクのある醇酒か。

ロックで飲むのもおもしろそう。

たしかに分かりやすい甘味。ストレートな甘味感。

生原酒らしい濃醇なコクと旨味もしっかり。

パワフルで圧力のある酒質。飲み応え十分。たしかにフルボディ。山田錦らしさもど真ん中なテイスト。

肉料理もいいけど、豆腐も良さそう。

 

これはお燗も期待できそう。後日。

 

 

幸姫酒造株式会社  http://www.sachihime.co.jp/

 

本命の「笑酒」も期待は膨らむ。あちらは特別純米。さらに飲み応えがありそう。

 

 

 

2日目(開栓後7日目)


香り

 

甘味香は弱くなっている。
酸味はシャープにジューシーに。カプロン酸系のエッジのある果実感。
苦味香には一定感のある厚みと揮発感。初日よりも大きく、質量がある。
旨味香は少し弱まる。フラットに伸びている。


含む

 

甘味の押しは弱まっている。幅が広く余韻が長い。
辛味も穏やかに。辛味の刺激が弱まっている。
とろみは変わらず。
まったりはしているが、バナナ感は無くリンゴを感じる酸味と苦味の展開。
酸味は熟している。フレッシュ感は無く厚みがあり、粘度がある。膨らみは無い。
苦味は変わらず強め。終始、同じ幅と質量のある存在感のある苦味。
旨味は変わらず。コクがあって重厚感がある。

米焼酎の度数が高くて濃密なタイプにも似る蜜感。

 


上燗約45度
甘味~苦味までは冷酒と変わらず。しっかり濃くて余韻も長い。
旨味だけが予想とは違い、押しやコク、膨らみも無く一定感があってスマートにまとまっている。
悪くは無いが複雑性や奥行きが足りないか。

 


4合瓶ではもの足りなく飲み終わってしまう。
ロックや常温等、じっくりと楽しみたかったひと品。

 


「笑酒」は夏の終わりごろを予定。期待は膨らむ。