今日はかなりの雨が降っていますが、線状降水帯など来ないようにと祈るばかり。
先週、夫とバスを乗り継いで明治神宮に行って参りました。
自転車で行けないこともないけれど
正面の鳥居をくぐります。
お目当ては明治神宮御苑の花菖蒲を観ること。
入園料ではなく維持協力金として一人500円を入口で払います。
ここは江戸時代初めは熊本藩加藤家の下屋敷の庭園で、その後は彦根藩井伊家に移り、明治維新後に皇室の御領地となりました。
まずは南池(なんち)で睡蓮を鑑賞。
目を細めるとモネの絵画そのもの…いや、そうでもない
たぶん色が足りないのかな。
だって、こんなに淡い色なんですよ。
これに赤い花が、ほんの少し加わるだけなので、当然モネにはなりません。
南池を後にして、緩やかな斜面を上ろうと足元を見ると。
甲羅がつるんとしてるから亀じゃなくてスッポン
なんで、こんな所にいるのよ。
一生懸命よじ登ろうとしてる姿に私たち夫婦だけでなく、よそのオバちゃんや外国人まで加わって応援
何だか可笑しくてね。
スッポンの行き先は、明憲皇太后の休息所として建てられた隔雲亭でしょうか。
あらあら、どこからかカラスが飛んできてスッポンを追いかけているじゃないの
スッポン危うしと思ったらカラスは素通り。
とんだニアミスでした
池に戻って他のスッポンはいないか探してみましたが、いるのは亀だけ。
ひょっとして、明治神宮御苑のスッポンって有名なのかとググってみましたが、残念ながら関連記事は見つけられませんでした。
さあ、いよいよ本丸の花菖蒲田へ行くわよ。
わあ、色とりどりで美しい
恥ずかしながら、ハナショウブ、アヤメ、カキツバタの区別がつきません。
調べてもすぐ忘れちゃってね
花菖蒲田だから、ここにあるのは全部ハナショウブだと思うけどね
濃い紫の花は乾いた地面に。
うす紫のこちらは水に浸かってます。
この違いがわかりません
ひょっとして、こんなにたくさんの菖蒲を一度に見たのは人生初かも。
紫陽花を観に行ったときも、そんなこと言ってましたね
そして有名なパワースポット、清正井(きよまさのいど)へ。
すでに行列ができていて並びましたが、渋谷でハチ公と一緒に写真を撮ろうと並んでのとおんなじね。
江戸時代に加藤家の庭園だったことから、清正が掘ったと言い伝えられています。
水は驚くほど透明で、触れると冷んやりして心地いい。
リーフレットによれば、湧き出た清水は花菖蒲田を潤し南池で淀んだ後、池の水門から流れ下り、南参道にかかる神橋を抜け、渋谷川の源流となります。
その渋谷川の支流は、確か童謡「春の小川」のモデルのはず。
「つつじやま」を通って北出口に向かいましたが、すでにツツジの季節は終わっていました。
菖蒲は6月下旬までが見ごろですが、睡蓮は9月まで楽しめますよ。
御苑を出てから本殿でお詣り。
やっぱり菊の御紋を見つけると、皇室を感じますね。
近くで盆栽展をやっていました。
素人ながら、見事な枝ぶりだなぁと。
お気に入りのBONSAIの前で写真を撮っている外国人の多かったこと
久しぶりの明治神宮でしたが、日本人のDNAでしょうか、清々しい気持ちになりました。