尼崎に行ってきた | 目からウロコの異文化交流

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―日本語教師のつれづれ日記―

日曜日は、神戸在住の息子がビオラで参加するアマチュアオーケストラ「アンサンブル・フリーWEST」の第38回演奏会でした。

親バカなもので、例によって新幹線で関西まで聴きに行くわけでございますよ。

 

阪神尼崎駅から尼崎城が見えます目

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何度か来ているのに、全く気づきませんでした汗

時間があったら行ってみようかな。

 

演奏会場は尼崎市総合文化センターのあましんアルカイックホール。

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曲目はストラヴィンスキーの「バレエ組曲 火の鳥」(1945年版)。

メインはショスタコーヴィチの「交響曲第13番 バビヤール」です。

 

「バビヤール」ではプロがバリトンのソリストとして参加しています。

この日のために集まった「バビヤール男声合唱団」は大阪大、関西大、京都大、Chor Miya、アンサンブルじいじの若手メンバーのみなさま。

 

女性コーラスはなしで華やかさこそありませんが、力強くて、ものすごい迫力!!

息子によれば、本番が一番上手くいったそうです。

 

曲名の「バビヤール」はウクライナの渓谷で、1941年にナチスドイツによってユダヤ人虐殺が行われました。

この事件はソ連時代に闇に葬り去られていました。

 

しかしその闇を暴くがごとく若き詩人エフトゥシェンコが「バビ・ヤールには墓標はない」で始まる詩を書き、それにショスタコーヴィッチが曲をつけました。

この作品は当局からの圧力により、時代によって独唱の部分は何度も変更を余儀なくされてきたとのこと。

 

そんないわく付きの曲です。

プログラムにあった詩の日本語訳は、皮肉とペーソスとブラックユーモアが混じり合った痛烈な内容。

 

ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザ地区攻撃など何かと不穏なご時勢に、この選曲叫び

これは日本だからこそ、どこからの圧力も受けずに自由に演奏できるんでしょうね。

 

背景を知ってから聴くと、パーカッションが木魚の音に、男声合唱の低いメロディが読経のようにに聞こえるから不思議。

ときおり入る鐘の音は犠牲者への追悼と鎮魂か。

 

終演後はホテルにチェックイン。

雨が降っていたので屋根付きのアーケードを通って向かいます。

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やっぱり阪神タイガースねウインク

 

試合に勝った次の日はポイント3倍だって!!

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パチンコ屋の前にはこんなものが目

いやはや、楽しくて、活気があって、元気が出るわ合格

 

チェックインしてから梅田に向かい、空港時代の友人Oちゃんと夕食。

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真ん中の鶏の塩麹焼きが美味でした。

私はもちろんビールをいただきましたけど、何か?

 

翌日は息子の運転で、ビオラの弓の毛替えのために、元町のど真ん中にある専門店へ。

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ビルの2階にあるのですが、入口が中国マフィアのアジトみたいな怪しい雰囲気。

こういうのテレビドラマで見たことあるわ目

右上矢印写真撮るの忘れたのは痛恨の極みえーん

 

車の営業所や中古車販売店に行ってから、息子と別れて帰京。

新幹線の車中で夕食はこちら。

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調子に乗って食べ過ぎたので少なめで。

 

あまり時間がなかったので、お土産はこれだけ。

「大阪でしか買えません」とあったので、思わず手が伸びちゃいました。

 

6月末にも、他のアマオケの演奏会があるので、私の追っかけは続きます。