昨夏実家からケース入りミニチュア雛人形を持ってくる前は、我が家のお雛様はこれだけでした。
夫が元職場の大先輩から結婚祝いにいただいたものです。
これは山口県で作られた大内雛人形で、夫婦円満の願いが込められているとのことです。
とりあえず、夫とは円満ということにしておきましょ
これがリビングに鎮座しておりますが、小さいからこそ狭い我が家に飾れるんだわ。
男雛も、なかなか可愛いお顔してるでしょ。
人形は人の形と表されるように、まるで生きている人みたいだと感じる瞬間があります。
小さい頃、寝るときに電灯を消して目が慣れてくると、薄暗闇に浮かび上がるお雛様の白い顔。
なんだか人に囲まれているような不思議な感覚を持ったものです。
じっと見ていると、人形がちょっと動いたような気がしたり。
今でもリビングの明かりを落としてベッドに向かうとき、妄想を抱いてしまいます。
夜中に私たちが寝静まった頃、人形たちが動き出して、飲めや歌えの大宴会をしてるんじゃないかと。
これは、夫も同じみたい
あらら、翌朝よく見ればお雛様の位置がビミョウに変わっているような
なんだか我が家のお酒の量が減ってるような
な〜んてね
ホラーと言うなかれ❗️
これはファンタジーなんですよ。
「くるみ割り人形」や「鉛の兵隊さん」の影響が大かも。
幼い頃に刷り込まれちゃったんでしょうね。
昭和20年代後半(たぶん)に作られた雛人形の劣化は否めません。
幸い人形は大丈夫ですが、緋毛氈が一部剥がれているし紫房も色褪せています。
せっかくこうして我が家にやってきた雛人形なのだから、修理して、できるだけ長く飾りたいと思っています。