梅雨の花 | メジロの会通信

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今、水元公園は菖蒲まつりです。


江戸時代に、とあるお金持ちが堀切に住んでいて、
沢山の花菖蒲を掛け合わせて幾つもの種類の花菖蒲を作り出しました。
今は、堀切菖蒲園となっています。
水元公園は、実は、堀切菖蒲園の分園として位置づけられているため、
堀切と同じ種類の菖蒲を見ることができます。
公園の面積の広い分、数も堀切よりかなり多くあります。
全国の菖蒲園でも、これだけの種類を揃えたところはなく、
株を分けてほしいという、要望はあるようですが、
今のところ堀切菖蒲園の分園は水元公園だけです。
江戸系・備後系などの種類があり、色もさまざま、
4枚咲・6枚咲・8枚咲など色々です。

前回の記事ハナショウブに花菖蒲・あやめ・かきつばたの見分け方を書きました。
どの株も見事に黄色い線(斑紋)があざやかです。

ちょっと、黄色いところだけUPにしてみました。

花菖蒲はしょうぶ湯に入れる、しょうぶとはちょっと違います。
間違えて、花が終わった後、花菖蒲をお風呂に入れてる人いませんか?
効能薄いですよ。


花菖蒲でもてはやされる水元公園ですが、
この時期様々な紫陽花も綺麗です。


水元大橋(吊り橋)のすぐ横の桜土手周辺にかなりの数があります。


ガクアジサイは原種に近くいわゆる西洋紫陽花は、
ガクアジサイの外側の飾り花を増やして華やかに品種改良したものです。


綺麗ですよね。
でも、ガクアジサイも近くでよーく見てみると、
小さな花が幾つも集まって、不思議な世界を見せてくれます。



公園の奥にザクロの花を見つけました。

ザクロの3段変形です。
こんな風に実になっていくんですね。
面白いものです。

花菖蒲祭りで賑わう水元公園ですが、
この季節、他の草花たちも巧みに生きています。

道端に半夏生(ハンゲショウ)を見つけました。


もうじき夏の訪れです。

written by 森のくまさん