甘いかおりにさそわれて | メジロの会通信

メジロの会通信

自然観察を楽しんだり、
子どもたちの環境学習・体験学習を応援するグループ、
メジロの会からのお知らせブログです。


ゴールデンウィークの前後、
まちを歩いていると、
新緑の空気に甘いかおりがまざっていたりしますよね。

あたりを見回すと、
こんな花を見かけることができると思います。 
 
 

ハゴロモジャスミン。

今回は、ハゴロモジャスミンについて、
おはなしします。

和名:羽衣素馨
英名:Pink Jasmine
学名:Jasminum polyanthum
モクセイ科ソケイ属
常緑性(じょうりょくせい)の灌木(かんぼく)
原産地が中国南部の外来種
つる性植物
高さ約 3m

 

開花時期は、4/末 ~ 5/末
白い5弁花で、外側が薄いピンク
直径約 2cm
強い芳香(ほうこう)をはなちます。

くきの先に20輪をこえるほどのふさを作り、
かぶ全体をうめつくすようにしてさきます。
つぼみのときはあわいピンクをしています。

アメリカやヨーロッパでは、観葉植物(かんようしょくぶつ)として
さいばいされています。
香水(こうすい)にも使用されます。

 

花言葉は「愛らしさ」。

インドでは、結婚式にこの花で花輪を作り飾ったり、
恋人から贈られたジャスミンの花を髪に編み込んだりします。
なので、この花を「愛の花」と呼ぶそうです。

 

害虫や病気に強く、簡単に育てられるためか、
住宅街でよく見ることができます。

甘いにおいがしたら、
近くでながめてみてください。
花嫁のウェディングドレスやブーケに
見えるかもしれません。

(written by I)