「森の小鳥達」 その1
冬枯れの葉の落ちた木々の間から、可愛らしい小鳥たちが。
水辺に目をやれば、カモやさぎの仲間たちが。
この小鳥は・・?
かわいい顔で、ハンターです。
良く獲物(えもの)が小枝などに差し付けられています。
モズのはやにえと呼ばれ、なわばりの誇示(こじ)や、
食糧保管(しょくりょうほかん)といわれていますが、
結構忘れ物も多いようです。
ジョウビタキのオスです。
なわばり意識が強く、
繁殖期(はんしょくき)以外には、なわばりに入ってくるメスとも大ゲンカします。
でも、人間とは結構フレンドリーです。
意外と近くに寄ってきます。
特にメスに出会うケースが多いかなー?
メスにも羽に紋があり、別名紋付鳥(もんつきどり)とも呼ばれています。
ツグミです。
3年前は、散歩していても、いつ糞(フン)が落ちてくるのかと
常に上を見ながら歩かなければならないほど、
大量に飛来したツグミもここ最近、すっかり数が減ってしまっています。
鳥たちの気まぐれか、それともこの公園も住みにくくなったのか?
ツグミの仲間、シロハラといいます。
写真では見えないですが、お腹が白いんです。
アカハラというのもよく見かけます。(当然お腹が赤っぽい)
年が明けて冬も後半になると、木の実が地面に落ちるので、
この鳥に限らず、他の小鳥たちも、地面にもちらほら降りてきます。
ツグミやシロハラのように中型の野鳥は比較的観察しやすいのですが、
もっと小さい小鳥は、観察はなれないと大変です。
自分なりにまとめると。
1. 小鳥たちが食事に夢中になっているところを観察。
2.見る側はなるべく動かない。また物陰(ものかげ)に隠れるなどして
鳥に気取られないようにする。
3.餌(えさ)になる実のある木を探して、そこで待つ。
秋楡や、榛の木、などはマヒワやカワラヒワがやってきてくれます。
椿やサザンカには、メジロが。
トウネズミモチにはツグミ・ヒヨドリ・オナガなんかが見られます。
シジュウカラは色々なところに出没しますが、葦の茂みでガサガサ虫を食べているところが観察しやすいですね。
次回も「森の小鳥達」です。
(written by 森のクマさん)