水元公園 お散歩 野鳥観察 ~ デジカメ一つ持って 気軽にお散歩 ① ~ | メジロの会通信

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「水辺の野鳥」その1

冬に水元公園で見られる水鳥は・・・。

マガモ・ヒドリガモ・コガモ・オナガガモ・カルガモ・ハシビロガモ・キンクロハジロ・ホシハジロ、
カイツブリ、
ダイサギ・コサギ・アオサギ、
オオバン・バン、
カワウ、
ユリカモメ、
ハクセキレイ・セグロセキレイ、
カワセミ、など

冬枯れの葉の落ちた木々の間から、可愛らしい小鳥たちが。
水辺に目をやれば、カモやサギの仲間たちが。


 コガモのご夫婦


 マガモ

彼らは潜れないタイプのカモです。
水中の水草を食む姿は
頭を水中に、お尻はピンと上に立てて、
足ひれはジタバタと、
何ともユーモラスです。
じーっと観察していないと、中々見られませんけれど・・・。



カモには潜水タイプと潜水できない2つのタイプがいます。
前者は、水中を素早く動けるように、足が胴体の後方についています。
でも飛び立つことがすぐにはできず、滑走が必要です。
後者はこのマガモのように潜れず、
水面や首が届く程度の水中の草を食んでいます。
でも足が胴体のほぼ真ん中にあるため、
水面から比較的すぐに飛び立つことができます。
敵が来てもすぐ空に逃げられるんですね。


典型的な潜水型のカモカイツブリです。

知らないと体が小さいので、子供のカモと思う人もいるようです。
長いときは1分以上も潜っています。
水面にいる時間のほうが短いくらいで、中々写真に写しづらいカモです。
このお二方は、ご夫婦でしょうか?
潜らずに、何時までも岸辺にいたので、近くに巣があるのかもしれませんね。


タキシードでも着ているかのように、凛々しいオナガガモ。

さて、カモたちはなぜプカプカと水面に浮いていられるのでしょうか?
実は顔には出さず水面下で沈まないように、必死に足をばたつかせている?
そんな漫画チックなことはありません。
お尻の近くにある尾脂線(びしせん)というところから出る油を体に塗っているから、
その油で浮いているんですね。
羽繕い(はづくろい)の時に、体にくちばしで、まとわりつかせているのです。

考えてみると、このかっこいいオナカガモも、
毛むくじゃらの油顔のオッサンと言うことに・・・・!?

次回も水辺の野鳥です。

(written by 森のクマさん)