皆さま、こんにちは

9月のお稽古は、テーマは重陽の節句とお月様でした。
今回は重陽の節句についてお話しますね(*^^*)
5節句の中で、9月9日は『重陽の節句』に当たります。
なぜ9月9日を『重陽の節句』というのでしょうか。
中国を起源とした陰陽道では、奇数を陽の数、偶数を陰の数としました。
0から9までの数字のうち、一番大きな数の奇数は9、つまり一番大きな陽の数は9になります。
9月9日は、一番大きな陽の数である9が、月と日に2つ重なる日なので、特別に陽の気の強い神秘的な日と考えられていたのです。
そして、旧暦9月9日は10月ころに当たり、ちょうど菊の綺麗な季節となります。
菊は独特の香りがあって、昔は高貴な花と思われていました。
だから、天皇家は『菊』の御紋ですよね。
重陽の日の前晩(旧暦9月8日の晩)、菊に綿を被せる習慣がありました。
夜中の間、夜露に濡れて、綿に菊の香りが移ります。
翌日の重陽の節句の日に、菊の香りの移ったその綿で体の悪い部分を撫でると、陽のパワーと菊のパワーをいただいて健康になり、長生きが出来ると信じられていたのです。
また、重陽の日に、菊の花びらを浮かべて菊の香りを移した菊花酒を飲むのも、長寿を祈ってですね。
お軸は、重陽の歌会の歌、お花は秋の草花を。
お菓子は菊で。
この日、嬉しいことがありました!
正座が苦手でお点前の途中から椅子を使っていたお弟子さんが、今日初めて最初から最後まで正座でお点前することが出来ました(*^▽^*)
よく頑張りました!!
お弟子さんが少しずつ成長していく姿を見せていただけるのは、本当に嬉しいことです!!(*≧∀≦*)
次回は9月のもう一つのテーマ、お月様をご紹介しますね

