

大変ご無沙汰しておりましたっ(^-^;
気がつけば3カ月ぶりの投稿です

お稽古も定期的に続けておりましたのに、なかなかブログを書くところまで到達せず、失礼しました😅
毎年8月の末に、私のお茶の師の別宅へ伺い、お茶事のお手伝いをさせていただくのが、毎年の私の楽しみのひとつ

今年も行って参りました

昨年までは、朝茶事でしたが、今年は夕ざりの茶事でした。
夕ざりの茶事はまだ外が明るいうちにお席入りし、お懐石→初炭→お菓子の後、中立ちとなります。ここまでが初座です。
この中立ちのあたりが夕刻で、次のお濃茶→薄茶の後座では手燭を添えます。
昼間から夕方そして夜、と刻々と変わっていく景色かなによりの醍醐味です

このころ厨房では、大忙しっ

お懐石の最初のお膳。
おくどさんの炊きたてご飯とお汁、向付です。
さぁ、温かいうちに蓋をして、お茶室へ運びますっ

すぐに燗鍋と杯の準備。
汁変えと飯器の準備も、続けてします。
一回目の飯器は人数分のご飯を。
宗匠の趣向で、飯器はアジア土産の籠で。
蓮の葉を敷いて。
シェフは、伊賀丸柱 土楽釜の福森道歩ちゃん。
お父様は白州正子さんと親交の深かった福森雅武さんです。
初座のあとは中立ち。
その後はいよいよお濃茶です。
お席には手燭を置いて。
薄茶は趣向を変えて、別室で。
この頃には日はとっぷり暮れて、手燭に映し出される景色がなんとも幻想的です

夕ざりの茶事は、正午の茶事と夜咄(よばなし)を合わせたものと言えるかもしれません。
時のうつろいを楽しむということは、ある意味相手が自然ですから、臨機応変さやとっさの判断を要します。
お茶事は、お客様で招かれて行くのも楽しいのですが、裏をさせていただくのは、さらに楽しく感じてしまいます

